専門性と幅広い対応力を兼ね備えた
総合的な歯科診療

多様な専門性を持つ歯科医師や専門職の連携による、多角的で幅広い歯科診療。患者の利便性や快適性も重視

Qまず、総合的な歯科診療について、詳しく教えてください。

A

▲入院を伴う手術以外は、ほとんどの治療が院内で完結できるという

総合的な歯科診療とは、多様な専門性を持つ歯科医師や歯科技工士、歯科衛生士といった専門職が院内で連携して、多角的かつ幅広い治療を迅速に提供する歯科診療です。当院では、さまざまな専門家が集結しており、入院を伴う手術以外はほとんどの治療を院内で完結させることが可能です。また患者さん一人ひとりに歯科医師と歯科衛生士がつく担当制で、補綴、矯正、歯周病、口腔外科、小児歯科など専門的な治療が必要な場合は、担当歯科医師が窓口となって各専門分野の歯科医師と連携して治療を進めます。専門分野を持つスタッフそれぞれが意見を出し合って治療計画を立てる、多角的視点を体系化した診療が当院の強みとなっています。

Q80人を超える歯科医師、スタッフが在籍しているのですね。

A

▲多くのスタッフが在籍しているため、ゆとりのある診療が行われる

全身の健康をも視野に入れた総合的な歯科診療をコンセプトに、各分野の歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士など80人以上のスタッフが在籍しています。人数が多いため、患者さんに対してゆとりを持って対応でき、ヒアリングに時間をかけることも可能です。以前は、インプラント症例はすべて、スタッフが一堂に会して院内カンファレンスを行っていました。今は新型コロナウイルスの影響で部署ごとにカンファレンスを行っていますが、担当歯科医師が治療計画を立て、そこに口腔外科や歯周病、矯正などを歯科医師や歯科衛生士、歯科技工士といった専門職の視点からの意見を反映できる仕組みになっています。

Q担当歯科医師制度について教えてください。

A

▲歯科医師、歯科衛生士と意思疎通を深めやすい担当制を採用

当院には、4つのエリアがあり、それぞれの責任者が患者さんの問診や画像などから、担当歯科医師を決め、連携しながら治療を進めます。担当歯科医師は、担当歯科衛生士とともに患者さんの要望や悩みに対応した診療を行い、必要に応じて口腔外科や歯周病、矯正歯科などを専門とする歯科医師と連携し、その都度ミーティングを行って院内の情報を共有します。これが、当院の実践する総合的な歯科診療です。担当歯科医師と患者さんの相性が悪い場合や患者さんが希望されるときは、担当を交代することもあります。その場合、前の担当歯科医師と顔を合わせないように、診療フロアを変える配慮も行っていますのでご相談ください。

Q患者にとって総合的な歯科診療はどのような利点がありますか？

A

▲高い専門性や治療技術だけでなく、患者の利便性も重視

当院がめざすのは、大学病院の高い専門性や最新の知見を取り入れた高度な治療技術と、患者さんへのきめ細かな対応や迅速性、効率性を両立させた歯科医院です。つまり、さまざまな専門家によるレベルの高い治療を、患者さんの希望を第一に、待ち時間を少なく、効率的に提供するということですね。1人の患者さんにその日にできる治療を、時間をかけて行うことができる環境も整えているため、全体の治療期間の短縮も図れます。口腔外科や歯周病の専門的な診療が必要になったときもその場で予約ができる体制となっており、各科が連携し患者さんの利便性を重視した診療を実践しています。

Q総合的な歯科診療の事例を教えてください。

A

▲総合的な歯科診療で、患者の歯の健康を取り戻すことをめざす

例えば、インプラント治療を希望する方が歯周病であった場合は、まず、歯周病を専門とする歯科医師や歯科衛生士による治療を行ってから、インプラント治療を行います。骨などに問題がある場合は、口腔外科専門の歯科医師が加わることもあります。またカンファレンスで、歯科衛生士が治療後のお手入れのしやすさを考えた提案を行い、治療計画に反映することもあります。私が提唱する総合的な歯科診療は、患者さんの快適性や安全性を重視しつつ、多角的な視点から体系に合った治療を提供して、患者さんの歯の健康を取り戻すということ。各分野の治療の専門性を維持しながら、幅広い治療を患者さんの希望により行えることが当院の特徴だと思います。