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適正な顎の位置を注視
「噛む機能」の回復をめざす補綴治療

鶴見歯科医院

(横浜市西区/横浜駅)

最終更新日:2023/06/30

鶴見歯科医院 適正な顎の位置を注視 「噛む機能」の回復をめざす補綴治療 鶴見歯科医院 適正な顎の位置を注視 「噛む機能」の回復をめざす補綴治療
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一般にはあまりなじみがない「補綴」という言葉。歯科治療においては、欠けたり失ったりした歯を補う治療として、補綴治療が重要視される。補綴治療の専門家である「鶴見歯科医院」三宅忠隆理事長は「補綴治療は歯科治療の中心となるもの」と語り、顎の位置を適正に保ち、噛む機能を復活させ、QOLを高めることを補綴治療のゴールとしているという。同院では多様な分野の歯科のスペシャリストが集結し、補綴治療はもちろん、補綴治療に至る前の保存治療や歯周病治療、外科治療、矯正にも注力する。また、歯科技工所を併設して、歯科技工士との綿密な連携により、個々の患者に合わせた補綴物を迅速に提供できるのも特徴だ。そこで、三宅理事長に補綴治療や、補綴治療における歯科技工士との連携について詳しく聞いた。

(取材日2022年8月30日)

失った歯を補う「補綴治療」。歯科技工所併設による歯科技工士との連携で、高精度かつ迅速な治療をめざす

Q補綴治療とは、どのような治療ですか?
A
鶴見歯科医院 補綴の目的は、噛む機能を復活させることだと語る理事長

▲補綴の目的は、噛む機能を復活させることだと語る理事長

歯科治療においての補綴とは、欠けたり失われたりした歯を人工物で補うことを指します。例えば、虫歯を取り除いた後の詰め物やかぶせ物、歯を欠損した場合のブリッジや義歯、インプラントが代表例です。こうした治療の目的はいずれも、顎の位置を適正に維持し、噛む機能を復活させることにあります。上物となる補綴物を想定し、それを機能させ維持するために、補綴の前に虫歯や歯周病、矯正などの治療を行う。加齢などの変化に耐えられるよう、下準備として歯根の治療や必要に応じて外科治療などを高いレベルで実施することが必須となります。そこで、当院では、補綴を含めた多角的な視点からの総合的な歯科診療を実践しています。

Q治療法はどのように決めるのですか?
A
鶴見歯科医院 口腔の健康を守る観点から、患者に適した治療法を選択する

▲口腔の健康を守る観点から、患者に適した治療法を選択する

歯科の世界には「トップダウントリートメント」という言葉があります。これは最終目標とする理想型を最初に定め、そこから逆算的に具体的な治療計画を立てるというプロセスです。この方法に従い、患者さんの経済面や時間的な制約なども考慮すると、その方に適した手法がおのずと絞られてきます。この最終目標にあたるのが補綴治療となるわけです。特に歯を欠損した場合は、失われた歯の機能だけに着目するのではなく、顎の位置を適正に保持しつつ、噛む機能を復活させることが必要になります。生活のQOLを高め、口腔の健康を守っていくという観点から、ブリッジや義歯、インプラントから、その患者さんに適した治療を選択することになります。

Q補綴治療では、歯科技工士の果たす役割も大きいそうですね。
A
鶴見歯科医院 ハイクオリティな補綴治療を行うために、歯科技工所を院内に併設

▲ハイクオリティな補綴治療を行うために、歯科技工所を院内に併設

歯科技工士は、歯科医師が作成した指示書をもとに、詰め物やかぶせ物、義歯や人工歯の製作加工を行う医療系技術専門職で、精度の高い補綴治療を行うためには歯科技工士の技術力や経験が重要となります。当院は、歯科技工所を併設しており、院内で歯科技工士との連携ができ、歯科技工が完結するため、迅速な対応が可能です。また歯科技工士が診療に立ち合い、実際の患者さんの口腔内を見て、直接患者さんの要望をお聞きすることもあります。さらに、院内のカンファレンスにも歯科技工士が参加することで、歯科医師と歯科技工士、歯科衛生士が同じ視点を持って治療に取り組み、それぞれが責任を持って意見を出し合える関係性が生まれています。

Q歯科技工士との連携による、患者側のメリットを教えてください。
A
鶴見歯科医院 歯科技工士が診療に立ち合うため、微調整なども迅速に対応できる

▲歯科技工士が診療に立ち合うため、微調整なども迅速に対応できる

歯科技工士が患者さんの口腔を直接見ることにより、作製する補綴物の色合わせや形の精度が高まります。また人工歯や義歯を最終的に装着する際、細かい調整が必要になった場合なども、同じ建物内に歯科技工士が在籍していますから、短時間で修正することも可能です。よくあるのが、部分入れ歯を使っていて、バネのかかる歯が悪くなる場合です。悪くなった歯を抜くと、その部分入れ歯はもう使えなくなってしまいます。しかし当院では、歯科医師と歯科技工士が連携して、部分入れ歯の修理と抜歯を並行して進め、その日のうちに修理の終わった入れ歯を装着していただくことができます。「歯がない」という期間をなくすことができるわけです。

Q補綴治療での保険診療、自由診療の違いを教えてください。
A
鶴見歯科医院 補綴の材料は保険・自由診療で異なる。希望があれば相談しよう

▲補綴の材料は保険・自由診療で異なる。希望があれば相談しよう

補綴にもさまざまな治療がありますが、保険診療では、治療に使える材料や適用できる治療方法が決まっていますので、その範囲内でしか治療を選択することができません。自由診療は、材料や治療方法についても、患者さんの口腔内の状態や見た目などのご希望、さらに将来の口腔内の変化を考えたときもより良い治療を選択することができます。例えば、歯を欠損した場合の補綴治療で、長期的な使用に耐え、周囲の歯に負担をかけずに残った歯を守ることが期待できるのは、自由診療のインプラント治療です。経済面や手術など身体的な負担はありますが、口腔内全体の健康を長い目で考えると優れた治療方法だと思います。

ドクターからのメッセージ

三宅 忠隆理事長

補綴治療は歯科治療の最終目標であり、そこに至るまでには歯根や歯周病などのさまざまな治療が欠かせません。より良い補綴治療を提供するとともに、歯のない不自由な期間を作らないようにと考え、一般治療から口腔外科手術、歯科技工までを院内で一貫して行える体制を整えました。当院は開業以来、歯科技工士の育成にも力を入れてきた経緯があり、補綴治療を学びたい、極めたいという歯科医師や歯科技工士、歯科衛生士が多数集結して、切磋琢磨しています。これからも顎の位置を適正に保ち、噛む機能を復活させる補綴治療を重視して、患者さんの健康をお守りしていきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(1歯)/38万5000円、矯正/66万円~

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