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見えにくい装置で口元を整えることをめざす
舌側矯正治療の進め方

アーク歯科・矯正歯科

(目黒区/学芸大学駅)

最終更新日:2022/10/21

アーク歯科・矯正歯科 見えにくい装置で口元を整えることをめざす 舌側矯正治療の進め方 アーク歯科・矯正歯科 見えにくい装置で口元を整えることをめざす 舌側矯正治療の進め方
  • 自由診療

きれいに整った歯並びを手に入れたいと、近年右肩上がりでニーズが高まっている矯正治療。かつては歯の表面につけられたワイヤー製の装置が目立つというイメージが先行し、治療そのものに対する抵抗感も強かったが、審美性を重視した「目立ちにくい装置」を用いた治療法に注目が集まるようになって、矯正治療のイメージは大きく変化を遂げてきている。目黒区の「アーク歯科・矯正歯科」では幅広い手法による矯正治療を手がける中でも、装置が目立ちにくい治療法の1つで、歯の裏側に装置をつける「舌側(ぜっそく)矯正治療」を得意とし、高度な専門性のもと治療実績を重ねている。吉田哲也院長に、舌側矯正の流れや治療の概要について詳しく聞いた。

(取材日2021年8月25日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q舌側矯正を選ぶメリット、表側矯正との違いは?
A

表側矯正が装置を歯の表面につけるのに対して、舌側矯正は装置を歯の裏側に取りつけますから、外見上、装置をつけていることはほぼわかりません。装置が目立ちにくく、治療中の審美性が保たれやすいことが、舌側矯正を選択する最大のメリットと言えるでしょう。プライベートや職業上の理由から、矯正装置が見えることに抵抗があるという方が希望されるケースが多いですね。歯の裏側に装置があるため、舌が装置に当たりやすいといったことも指摘されていますが、舌が装置に当たらないようにコントロールしているうちに、舌の癖を正し、舌を本来あるべきポジションに落ち着かせることにつながるというメリットも期待できます。

Q舌側矯正にかかる期間や費用について教えてください。
A

治療期間は症例によって多少異なりますが、舌側矯正であっても表側矯正であってもおおむね2年前後です。抜歯せずに対応できる症例に関して言えば、1年未満で終えられることもあります。矯正治療では、同じように治療を始めても患者さんによって歯の動くスピードには個人差があるため、治療期間が当初の計画より長くなってしまうこともあります。そのたびに追加料金が発生することになってしまっては、患者さんも安心して治療に専念できませんから、当院では治療費にトータルフィー制を採用し、最初に費用の総額を明確にお示しした上で、治療をスタートしています。

Q痛みはありますか? 治療中は虫歯になりやすいと聞き心配です。
A

初めのうちは若干痛みを感じると思います。詰め物やかぶせ物をした直後の少し窮屈な感じやジーンと痛む感覚に近いですね。それも2~3日で治まるので安心してください。舌側矯正の技術も進歩を続けており、装置の小型化で以前指摘されていたような装着時の違和感や舌の痛み、発音障害といったことはほとんどなくなりました。虫歯リスクについては、舌側矯正の装置がつけられる歯の裏側は常に唾液に触れている環境で、虫歯菌が作った酸を中和する唾液緩衝能が高いため、表側矯正よりも虫歯になりにくいといわれています。ただし歯の裏側はブラッシングが難しいので、基本的なお手入れについて歯科医院でしっかりアドバイスを受けてください。

検診・治療START!ステップで紹介します

1まずは問診で、今抱えている歯の悩みをヒアリング
アーク歯科・矯正歯科 まずは問診で、今抱えている歯の悩みをヒアリング

患者が自身の口元や歯並びについてどんな悩みがあり、どうしたいと希望しているのか丁寧にヒアリングする。改善のためにどんな選択肢があるのか具体的に示した上で、症例に応じた効率的な方法を検討する。同院では舌側矯正のほか、表側矯正、マウスピース型装置を用いた矯正にも対応しており、それぞれのメリット、デメリットを含め特徴を模型を使いながらわかりやすく解説している。

2検査で口腔内の状態を隅々までチェック
アーク歯科・矯正歯科 検査で口腔内の状態を隅々までチェック

問診後は検査を行い、虫歯の有無や過去に治療した詰め物、かぶせ物の状態はもちろんのこと、歯周病の有無、顎の状態など患者の口の中の状態を徹底的に調べる。「ご自分で噛み合わせが悪いと自覚されている患者さんはごく少数派。検査では患者さんが自覚していない口腔内の問題点までしっかり見極め、口腔全体の健康状態をチェックしていきます」と吉田院長。

3矯正前後の変化がわかるよう、顔の写真を撮影
アーク歯科・矯正歯科 矯正前後の変化がわかるよう、顔の写真を撮影

歯列がきれいに整えば、口元はもちろん、顔の輪郭にも変化が出てくるそう。治療前に顔写真を撮影しておくことで、治療が進むにつれて患者自身がその変化を視覚的に実感できるようにしている。長期間を要する矯正治療のモチベーションを保つ上で、「確実に変化してきている」と患者自身に感じてもらうことがとても重要なのだという。

4先進機器で歯や顎の骨の画像を撮影し、詳細に分析
アーク歯科・矯正歯科 先進機器で歯や顎の骨の画像を撮影し、詳細に分析

より正確な診断・治療に向けて、頭部の骨格全体を写すセファログラム写真や口腔内写真の撮影、歯型採取などを行って、患者の口腔や顎に関わる詳細なデータを分析する。所要時間は約1時間半ほど。同院では被ばく量が従来の4分の1に抑えられるなど、患者の体にかかる負担を抑えたデジタルエックス線撮影システムなども備えている。

5治療法を決定し、治療計画の全体像を説明。治療開始へ
アーク歯科・矯正歯科 治療法を決定し、治療計画の全体像を説明。治療開始へ

同院では一連の検査で得られたデータに加え、患者本人の希望も考慮し、症状の改善につなげるための適切な治療プランを提示してから治療を開始する。治療の進め方や治療期間、費用についても説明されるので、少しでも疑問点や不安があれば納得できるまで歯科医師に遠慮なく尋ねることが大切。必要に応じて、複数の歯科医院を訪ねてそれぞれの治療プランを比較検討し、最適と思える通院先を決定することも有用な方法の1つだ。

ドクターからのメッセージ

吉田 哲也院長

最近では有名人やアスリートが矯正治療中であることをオープンに語っている影響などもあり、以前と比べて矯正治療に前向きに取り組む方が本当に多くなりました。舌側矯正は人と対面したときに装置が見えにくいという大きなメリットがありますが、見えにくい歯の裏側に装置をつけるだけに、表側矯正より特殊な作業を要し価格がやや割高です。他方、同様に装置が目立ちにくいという利点で需要の高まっているマウスピース型装置を用いた矯正と比較すると、適応できる症例の幅が広いというメリットもあります。どの方法がご自身にフィットするのかしっかり見極めるためにも、まずは矯正治療に詳しい歯科医師に相談するところから始めてみてください。

吉田 哲也院長 アーク歯科・矯正歯科

自由診療費用の目安

自由診療とは

舌側矯正/115万5000円~、表側矯正/82万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/88万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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