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幅広い選択肢から自分に合ったものを選択
アレルギー性鼻炎の治療

もりや耳鼻咽喉科

(福岡市南区/高宮駅)

最終更新日:2021/10/12

もりや耳鼻咽喉科 幅広い選択肢から自分に合ったものを選択 アレルギー性鼻炎の治療 もりや耳鼻咽喉科 幅広い選択肢から自分に合ったものを選択 アレルギー性鼻炎の治療
  • 保険診療

くしゃみ・鼻水・鼻詰まりを引き起こすアレルギー性鼻炎は、スギ・ヒノキ花粉症のような季節性のものと、ダニなどの通年性のものに分けられ、多くの人がつらい症状に悩まされている。国民のおよそ4割が罹患しているともいわれるアレルギー性鼻炎には、医療機関ならではのさまざまな治療法がある。耳鳴り、めまい、睡眠時無呼吸症候群やいびきの診療のほか、アレルギー性鼻炎治療にも力を注ぐ「もりや耳鼻咽喉科」では、一人ひとりに合った治療の提供に努めている。守谷啓司院長に、アレルギー性鼻炎の原因や症状、治療法、そして問診を重んじる同院の診療方針について話を聞いた。

(取材日2021年9月27日)

重症花粉症を対象とした注射療法が保険適用となり、さらに治療の選択肢が広がったアレルギー性鼻炎

Qアレルギー性鼻炎とはどのような疾患でしょうか?
A
もりや耳鼻咽喉科 国民の約4割が罹患し、国民病ともいわれているアレルギー性鼻炎

▲国民の約4割が罹患し、国民病ともいわれているアレルギー性鼻炎

くしゃみ・鼻水・鼻詰まりが、アレルギー性鼻炎の三大症状ですが、それ以外に、鼻のむずむずや、かゆみを感じる方もいらっしゃいます。鼻水や鼻詰まりが重篤なケースでは、匂いを感じにくくなる、あるいは匂いがまったくしなくなる嗅覚障害の症状が見られる場合もありますし、夜にくしゃみ・鼻水・鼻詰まりがひどくなるため、睡眠不足やそれに起因する昼間の居眠り、全身の倦怠感、集中力の低下につながることもあります。また、アレルギー症状を起こす原因物質である「抗原」によっては、のどがイガイガしたり口の周りにかゆみが出たりする場合もあります。このような症状にお悩みの方は耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。

Q何が原因で発症するのでしょうか?
A
もりや耳鼻咽喉科 つらいアレルギー症状は一人で悩まず医療機関に相談を

▲つらいアレルギー症状は一人で悩まず医療機関に相談を

アレルギー性鼻炎は、花粉やダニなどの抗原が鼻の粘膜から体内に入ることで発症します。遺伝的素因をはじめとした体質や生活環境が要因とされます。アレルギー性鼻炎は、特定の時期だけ出現する「季節性アレルギー性鼻炎」と、1年を通して症状が見られる「通年性アレルギー性鼻炎」の2つに大別されます。季節性で代表的なのが2月~4月のスギ・ヒノキ花粉症で、他には初夏から秋にかけてのイネ科の植物、秋にはキク科の植物がそれぞれ抗原となってアレルギー性鼻炎を引き起こします。一方通年性ではダニが代表的な抗原で、それ以外に真菌(カビ)、昆虫、犬や猫などペットの毛なども原因となります。

Qアレルギー性鼻炎の診察・検査の内容について教えてください。
A
もりや耳鼻咽喉科 一人ひとり症状が違う、問診の時間を大切にしている守谷院長

▲一人ひとり症状が違う、問診の時間を大切にしている守谷院長

診察ではまず、どういった症状に悩まされているかを患者さんからお聞きし、鼻やのどを診療します。問診は非常に重要で、症状が出る時期や患者さんの生活環境などをお伺いします。また必要に応じて血液検査でアレルギーの原因を調べます。問診、鼻粘膜の状態、検査の結果を総合的に診断し、お悩みの症状に合った治療法を提案しています。

Qアレルギー性鼻炎にはどのような治療法がありますか?
A
もりや耳鼻咽喉科 薬物療法や舌下免疫療法、高周波治療等患者に合った治療法を選択

▲薬物療法や舌下免疫療法、高周波治療等患者に合った治療法を選択

花粉症治療の第一選択は、花粉が飛散する前から薬を使い始め、飛散終了まで継続する薬物療法です。この他には、根治をめざす治療法として、アレルゲンを少しずつ投与して体をアレルゲンに慣らしていく舌下免疫療法や皮下免疫療法があります。鼻の粘膜組織をレーザーや高周波で焼灼することで、アレルギー反応の減少をめざす治療法もあります。2020年からは重症花粉症を対象にした注射療法が保険適用となり、対象年齢や血液検査など条件がそろえば治療できます。症状やライフスタイルに合わせた治療法を選択しましょう。

Qこちらで行っているアレルギー性鼻炎の診療の特徴は何でしょう。
A
もりや耳鼻咽喉科 豊富な選択肢の中から、患者とともに治療法を考えていく

▲豊富な選択肢の中から、患者とともに治療法を考えていく

当院のアレルギー性鼻炎の診療の特徴は、患者さんとともに治療法を考えていくスタイルをとっていることです。主な治療法となる薬物療法では、三大症状であるくしゃみ・鼻水・鼻詰まりの何に困っているのかを聞き取り、症状に適した薬を選択しています。薬物療法のほかにも、スギ花粉症やハウスダストのアレルギー性鼻炎に対して行う舌下免疫療法、皮下免疫療法、高周波治療のほか、保険適用となった重症花粉症を対象とした注射療法など幅広い選択肢を提案します。それぞれの治療法の特徴やメリット・デメリットを詳しくご説明しつつ、患者さんの希望に沿った治療法を提案しています。

ドクターからのメッセージ

守谷 啓司院長

当院では、アレルギー性鼻炎をはじめ、すべての疾患・症状に対して問診を大切にする姿勢で診療に臨んでいます。アレルギー性鼻炎の症状やその度合いは人によってさまざまですので、患者さん一人ひとりの生活環境や生活スタイルを把握することで、適切な診断につなげたいと考えています。そして症状や原因に応じたカスタムメイド的な方法で、豊富な選択肢の中から患者さんに合った治療法をご提示しています。耳・鼻・のどをはじめ、リンパ節などの首の症状は耳鼻咽喉科の診療領域ですので、何か気になる症状がありましたら、ぜひ当院にご相談ください。

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