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いびき・眠気・集中力低下の原因
睡眠時無呼吸症候群の治療

もりや耳鼻咽喉科

(福岡市南区/高宮駅)

最終更新日:2020/10/12

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  • 保険診療

毎晩繰り返される、家族のガーゴーという高いびき。それが時々ピタッと止み、息も止まっているようだ……。そんな症状が見られたら、「睡眠時無呼吸症候群」を疑ったほうが良いかもしれない。呼吸状態が悪い、質の低い睡眠は、日中のひどい眠気を引き起こし、集中力の低下や居眠り運転などにつながり、さらには心臓や血管への負担が増すことで全身に影響を及ぼすことがある。本人が、自身のいびきで何度も目を覚ますなどの自覚症状がない場合は特に、パートナーや家族が強く受診を勧めたいもの。早めに検査と治療を受けておきたい睡眠時無呼吸症候群の原因や治療法について、「もりや耳鼻咽喉科」の守谷啓司院長に話を聞いた。(取材日2020年9月23日)

睡眠時無呼吸症候群の治療、CPAP(シーパップ)療法で、睡眠の”質”も管理

Q「睡眠時無呼吸症候群」とはどのような病気ですか?
A
1

▲いびきの治療を得意とする守谷啓司院長

いびきがひどい人の中には、無呼吸と呼ばれる、いびきの合間に呼吸がしばらく止まったり、低呼吸という吸う酸素が極端に少ない呼吸状態を起こしたりする人がいます。昼間に「強い眠気を感じる」「集中して仕事ができない」「疲れがとれない」など、夜間には「夜中に何度も目が覚める」「よく嫌な夢を見る」など、睡眠の“質”が悪いことで、日中の生活や仕事にまで悪影響を与えるケースが多いです。これらの症状があり、検査で一定の数値を超えると「睡眠時無呼吸症候群」と診断されます。

Q原因を教えてください。また、どんな検査をするのですか?
A
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▲自宅でできる簡易検査

症状の原因の多くは鼻から喉にかけての通り道が極端に狭くなる、または閉塞することで起こります。アレルギー性鼻炎や蓄膿症などによる鼻づまり、喉の構造上の問題など、耳鼻咽喉科が担当する領域が原因となっている場合が多いです。肥満の方、顎の骨格が小さい方も要注意です。睡眠時無呼吸症候群が疑われる方は、まず自宅でできる簡易検査があります。業者から自宅などへ直接郵送される器具をつけて就寝し、酸素濃度や呼吸回数を計測。結果はクリニックに送られてくるので、患者さんとご相談しながら、治療の次のステップへ移ります。簡易検査で診断がつかない方や重症の方には、専門の外来がある病院で精密検査を受けていただいています。

Qいびきに悩む方の場合はどのような対策方法があるのですか?
A
3

▲患者一人ひとりに合った治療を提供

一般的な方法として、まず、あおむけで寝るのはやめましょう。横向きやうつぶせで寝る習慣をつけるために、使わなくなったランドセルやリュックサックを背負って横になる方もいらっしゃいます。枕の高さを調整したり、くちびるに縦にテープを貼って寝たり。いびき防止テープは私もいろいろ試しましたが、医療用サージカルテープが手軽で使いやすいと思います。内服薬や点鼻薬で鼻づまりの改善を図ったり、重症の方には喉の形成手術を検討することもあります。減量やお酒を控えることも大切ですが、リバウンドしては意味がない。無理なく続けられる方法を一緒に考えていきたいですね。そして現在普及しているのはCPAP療法と呼ばれるものです。

QCPAP療法とは、どのような患者さんに適しているのですか?
A
4

▲いびきの原因や治療方法が書かれている『もりや通信』

検査で睡眠時無呼吸症候群の診断がついた方が対象です。CPAP療法(持続腸圧呼吸療法)は、“睡眠を管理する”方法と考えた方がわかりやすいかもしれません。糖尿病や高血圧で服用する薬と同じように、それで治すわけではなく、症状を管理していくという方法です。就寝時に装着する器具は業者が管理し、私の元には毎月レポートが届きます。何時から何時まで装着したか、外したか、呼吸数、酸素濃度までとても詳細なものです。月1回の診療ではこのデータを元に、日中の状態をお伺いしながら、患者さんと一緒に管理・継続していきます。保険適用されますし、まず数ヵ月試しに使って、手応えがあれば継続を検討されたらいいと思います。

Q睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病、どんな関係があるのですか?
A
5

▲治療後の経過観察まで丁寧に対応する守谷院長

睡眠時の呼吸状態が悪いと、血圧が高くなったり、心臓や血管の負担を増大させたりすると言われています。脳卒中や高血圧、心不全などの生活習慣病のリスクが高まるというわけです。ひどいいびきは放っておかず、早めの検査・治療が必要です。CPAP療法では定期的な対面診療で管理していくことが基本ですが、最近はオンライン診療も行っています。患者さんには働き盛りの男性が多く、月1回の受診も難しい方がいらっしゃいます。なるべく患者さんの負担を少なくして、継続しやすい環境をつくっていきたいですね。

ドクターからのメッセージ

守谷 啓司院長

睡眠は、人間が生きていく上でとても大事なものです。そこをおろそかにしていると、日中の活動の質が低下し、将来的に全身に影響を及ぼすこともあります。睡眠をしっかり管理できれば、仕事やプライベートの質向上にもつながるでしょう。睡眠時無呼吸症候群の主な原因となる、「はな・のど」は耳鼻咽喉科の専門領域です。今は保険診療内で気軽に簡易検査も受けられますので、生活や体に支障が出る前に早めにご相談ください。

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