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症状の緩和を図り
根本改善もめざすアレルギー性鼻炎の治療

もりや耳鼻咽喉科

(福岡市南区/高宮駅)

最終更新日:2025/04/02

もりや耳鼻咽喉科 症状の緩和を図り 根本改善もめざすアレルギー性鼻炎の治療 もりや耳鼻咽喉科 症状の緩和を図り 根本改善もめざすアレルギー性鼻炎の治療
  • 保険診療

くしゃみ・鼻水・鼻詰まりを引き起こすアレルギー性鼻炎は、スギ・ヒノキ花粉症のような季節性のものと、ダニやハウスダストが原因となる通年性のものに分けられ、多くの人が悩まされている。日本では多くの人がこの疾患を抱えているといわれており、症状の軽減を図るためには適切な治療が欠かせない。「もりや耳鼻咽喉科」では、耳鳴りやめまい、睡眠時無呼吸症候群などの診療に加え、アレルギー性鼻炎の治療にも注力。一人ひとりの症状や生活環境を丁寧に把握し、最適な治療法を提案することに努めている。近頃では舌下免疫療法や、注射を用いた治療法が注目されているようだ。今回は、アレルギー性鼻炎の原因や治療法、そして患者との対話を大切にする診療方針について、守谷啓司院長に話を聞いた。

(取材日2025年2月5日)

症状を抑えるための治療から、根本改善をめざす治療まで。患者ごとのアレルギー性鼻炎の治療を提案

Qアレルギー性鼻炎とはどのような疾患でしょうか?
A
もりや耳鼻咽喉科 国民の約4割が罹患し、国民病ともいわれているアレルギー性鼻炎

▲国民の約4割が罹患し、国民病ともいわれているアレルギー性鼻炎

くしゃみ・鼻水・鼻詰まりが、アレルギー性鼻炎の三大症状ですが、それ以外に、鼻のむずむずや、かゆみを感じる方もいらっしゃいます。鼻水や鼻詰まりが重篤なケースでは、匂いを感じにくくなる、あるいは匂いがまったくしなくなる嗅覚障害の症状が見られる場合もありますし、夜にくしゃみ・鼻水・鼻詰まりがひどくなるため、睡眠不足やそれに起因する昼間の居眠り、全身の倦怠感、集中力の低下につながることもあります。また、アレルギー症状を起こす原因物質である「抗原」によっては、喉がイガイガしたり口の周りにかゆみが出たりする場合もあります。このような症状にお悩みの方は耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。

Q何が原因でアレルギー性鼻炎を発症するのでしょうか?
A
もりや耳鼻咽喉科 つらいアレルギー症状は一人で悩まず医療機関に相談を

▲つらいアレルギー症状は一人で悩まず医療機関に相談を

アレルギー性鼻炎は、花粉やダニなどの抗原が鼻の粘膜から体内に侵入することで引き起こされます。発症には遺伝的素因をはじめとする体質や、生活環境が要因とされます。そして、特定の時期に症状が現れる「季節性アレルギー性鼻炎」と、一年を通して症状が見られる「通年性アレルギー性鼻炎」の2つに分類されます。季節性アレルギー性鼻炎の代表的なものが、2月~4月に多く見られるスギ・ヒノキ花粉症です。その他、初夏から秋にかけてのイネ科植物や、秋に飛散するキク科植物の花粉も原因になることも。一方、通年性アレルギー性鼻炎の主な抗原はダニで、真菌(カビ)、昆虫のフンや死骸、ペットの毛も発症要因の一つとされています。

Qアレルギー性鼻炎の診察・検査の内容について教えてください。
A
もりや耳鼻咽喉科 一人ひとり症状が違い、問診の時間を大切にしている守谷院長

▲一人ひとり症状が違い、問診の時間を大切にしている守谷院長

診察では、まず患者さんがどのような症状に悩んでいるのかを詳しく伺い、鼻や喉の状態を診察します。アレルギー性鼻炎の症状は個人差が大きいため、症状が出る時期や生活環境などを詳しく確認することが重要です。「自分がアレルギーかどうかわからない」という場合でも、お気軽にご相談ください。診察や検査を行うことで、症状の原因が明らかになることもあります。必要に応じて血液検査を実施し、アレルギーの原因となる抗原を特定します。問診、鼻粘膜の状態、検査結果を総合的に判断し、一人ひとりの症状に適した治療法を考えています。

Qアレルギー性鼻炎にはどのような治療法がありますか?
A
もりや耳鼻咽喉科 薬物療法や舌下免疫療法、高周波治療等患者に合った治療法を選択

▲薬物療法や舌下免疫療法、高周波治療等患者に合った治療法を選択

花粉症治療の基本は、花粉が飛散する前から薬を服用し、シーズン終了まで継続する薬物療法です。しかし、対症療法だけでなく、アレルギー症状の根本的な改善をめざす治療法もあります。その一つが舌下免疫療法です。アレルギーの原因となる抗原を少量ずつ投与し、体を慣らすことで症状を和らげることを目的とした治療法で、自宅で続けられることから主流となっています。また、重症のスギ花粉症には皮下免疫療法として、抗IgE抗体オマリズマブの皮下注射が保険適用となりました。飲み薬や点鼻薬で症状の改善が図れない場合の有用な選択肢となり得ます。症状やライフスタイルに合わせ、適切な治療法を選んでいきましょう。

Qこちらで行っているアレルギー性鼻炎の診療の特徴は何でしょう。
A
もりや耳鼻咽喉科 豊富な選択肢の中から、患者とともに治療法を考えていく

▲豊富な選択肢の中から、患者とともに治療法を考えていく

当院のアレルギー性鼻炎の診療では、患者さんとともに治療法を考え、一人ひとりに合った方法を選択することを重視しています。主な治療法である薬物療法では、三大症状であるくしゃみ・鼻水・鼻詰まりのどの症状に困っているのかを詳しく聞き取り、それに適した薬を選びます。さらに、根本的な改善をめざす治療法として、スギ花粉症やダニアレルギーが原因の方には舌下免疫療法、重症・最重症のスギ花粉症の方に対しては、保険適用となった皮下免疫療法もご提案。それぞれの治療法の特徴やメリット・デメリットを詳しく説明し、患者さんの生活スタイルや希望に合わせた最適な治療法の提案ができるよう努めています。

ドクターからのメッセージ

守谷 啓司院長

当院では、アレルギー性鼻炎をはじめ、すべての疾患・症状に対して問診を大切にする姿勢で診療に臨んでいます。アレルギー性鼻炎の症状やその度合いは人によってさまざまですので、患者さん一人ひとりの生活環境や生活スタイルを把握することで、適切な診断につなげたいと考えています。そして症状や原因に応じたカスタムメイド的な方法で、複数の選択肢の中から患者さんに合った治療法をご提案できるよう心がけています。耳・鼻・喉をはじめ、その周辺のリンパ節などの首の症状は耳鼻咽喉科の診療領域ですので、「耳鼻咽喉科で聞いてもいいのかな?」と思うことなく、何か気になる症状がありましたら、ぜひ当院にご相談ください。

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