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マウスピース型装置を用いた矯正
メリットや成功のポイントは?

おのだ歯科医院

(大阪市中央区/長堀橋駅)

最終更新日:2023/04/10

おのだ歯科医院 マウスピース型装置を用いた矯正 メリットや成功のポイントは? おのだ歯科医院 マウスピース型装置を用いた矯正 メリットや成功のポイントは?
  • 自由診療

美しい歯並びにしたい、健康な口元を手に入れたいと、近年ますますニーズの高まりを見せる歯列矯正。中でも手軽に始められて他人から目立ちにくい、透明なマウスピース装置を用いた矯正に人気が集まっている。今回のレポートで協力してくれるのは、小児・成人に関わらず高い専門性で矯正に取り組んでいる「おのだ歯科医院」の鈇田豊和(おのだ・とよかず)院長。マウスピース型装置を用いた矯正の特徴やメリット、治療期間などの解説とともに、どのようなプロセスで矯正が進行するのか、豊富な実績を有する同院での治療の流れを追ってみた。

(取材日2022年11月22日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qマウスピース型装置を用いた矯正はどのような人にお勧めですか?
A

一昔前にくらべると歯列を矯正する人がずいぶんと増え、中でも透明なマウスピース型装置を用いた矯正に人気が集中しています。従来のワイヤーやブラケットに抵抗感のある人もチャレンジしやすいため、当院では最近は若い人だけでなく、50代、60代で矯正を希望される方も増えています。適応条件さえクリアすれば、年齢や性別に関係なく幅広くお勧めできる矯正法といえます。矯正には、歯列が整うことで歯磨きがしやすくなって虫歯(う蝕)や歯周病の予防につながる、不正咬合が治ればよく噛めるようになるという重要な目的もあります。将来を考えれば、なるべく若いうちにやったほうがより有意義な人生につながると考えています。

Qマウスピース型装置を用いた矯正のメリットとデメリットとは?
A

まず一番のメリットは、装置が透明で目立たないので人目を気にせず気軽にチャレンジできることです。装置は自分で脱着できるため歯磨きがしやすく、ワイヤー矯正のように歯科に毎月通って調整を受ける必要もありません。逆にいえば自己管理が重要で、1日20時間以上という装着時間が守れない人にはお勧めできないことになります。またマウスピースは繊細な矯正を得意とする反面、歯列全体を動かすような移動量の大きな矯正には向かない場合もあります。そうしたケースでは先にワイヤーによる矯正を行ってから、マウスピースに移行して調整するという手法を用いる場合もありますが、両方に対応できる歯科医院は少ないので事前に確認が必要です。

Q矯正にかかる期間の目安が知りたいです。
A

マウスピース型装置は、1〜2週間ごとに1枚ずつ交換しながら少しずつ歯を動かしていきます。矯正期間は症例によって異なり、前歯を少し矯正する程度であれば早くて3〜4ヵ月、奥歯を動かすようなケースだとワイヤー矯正並みに2〜3年かかることもあります。また矯正終了後も、後戻りを防ぐための保定という期間があり、最低でも矯正期間と同じだけ保定装置の装着が必要となります。その後も保定を続けるべきかどうかは歯科医院によっても考え方が異なりますが、人の歯列というのは年齢とともに少しずつ変化していくことは念頭に置いた上で、保定については患者さん自身で決めていただければと思います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診とカウンセリング
おのだ歯科医院 問診とカウンセリング

まずは問診票にて自分の歯列に関する悩みを伝え、歯科医師によるカウンセリングやチェックを受ける。どういう理由で矯正を希望するのか、恥ずかしがらず正直に伝えると診断がよりスムーズに進む。中には他の症状の治療中に指摘を受けて、矯正の必要性に気づくというパターンも。矯正は、それなりの時間やコストがかかるもの。歯科医師の説明やアドバイスをしっかり聞いて、よく理解してから決断することが重要だ。

2口の中の状態や適応などを精密に検査
おのだ歯科医院 口の中の状態や適応などを精密に検査

口の中の様子をエックス線撮影や口腔内3Dスキャナーなどで調べ、適応の可否などについての診断が行われる。顎の骨が極端に薄いなど、中には矯正が困難なケースもあるため、同院では事前に必ず歯科用CTによる検査でリスク判定を行うという。その後、口腔内の写真や顔写真を撮影。スキャナーのデータと合成すれば矯正後の完了シミュレーションをすることも可能なので、そのイメージを見てからの検討でも問題ない。

3型採りと計画立案を経て装置を作製
おのだ歯科医院 型採りと計画立案を経て装置を作製

矯正を進めることが決定すれば、デジタル印象という型採り作業へ。3Dスキャナーがあればシリコン樹脂の印象材を用いる必要はなく、10分程度のスキャニングで型採りは完了。そのデータをもとに歯科医師が綿密な治療計画を立て、本格的なシミュレーションを繰り返しながらマウスピース型装置が作製される。実際に現物の装置が届くまで、数週間から1ヵ月程度。海外から発送されるため輸送事情などに左右されることもあるという。

4いよいよ矯正がスタート
おのだ歯科医院 いよいよ矯正がスタート

装置が到着すれば脱着方法などの指導を受け、いよいよ矯正がスタート。開始後1〜2ヵ月で一度チェックを受けるが、特に問題がなければ定期的に装置を交換しながら矯正を続行していけばよい。最大のポイントは、1日20時間以上という装着時間をしっかり守ること。それを怠ると計画どおりに歯が動かず、いつまでたっても矯正が進まないので注意が必要だ。

5メンテナンスとチェックを継続
おのだ歯科医院 メンテナンスとチェックを継続

ワイヤー矯正に比べると虫歯になりにくいといわれているが、装置の手入れや歯のブラッシングはしっかり行いたい。受診時はクリーニングなどのメンテナンスを受け、他に不具合がないかもしっかりチェックしてもらおう。また、計画どおりに歯が動かず、治療計画を修正して装置を作り直すケースもあるが、マウスピース矯正ではそれも想定の範囲内。コストが追加されることはないので、慌てずに歯科医師の判断に委ねよう。

ドクターからのメッセージ

鈇田 豊和院長

3Dスキャナーやパソコン上でのシミュレーションなどデジタル技術と融合し、マウスピース型装置という手軽な方法で矯正が可能になったのは非常に画期的なことだと思います。矯正は見た目はもちろん、健康上のメリットも期待できますから、より簡単になり、チャレンジする人が増えているのは歯科医師としても喜ばしいことです。当院では長年にわたって数多くの矯正治療を手がけ、その方に最適なアドバイスや治療法のご提案を行うため努めてきました。ワイヤー矯正にも豊富な実績がありますから、いざとなればワイヤーとマウスピース型装置の両方の利点を生かしたハイブリッド矯正も可能です。興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

鈇田 豊和院長 おのだ歯科医院

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/66万円〜88万円、ワイヤー矯正/77万円~、ハイブリッド矯正/100万~※症状によって異なる

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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