インプラント治療をはじめとした
歯科口腔外科分野の治療
かみむら歯科・矯正歯科クリニック
(越谷市/越谷レイクタウン駅)
最終更新日:2023/11/14
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一般歯科の治療とは異なり、親知らずの抜歯や外傷に伴う処置、インプラント治療、口腔がんの診断・治療など、外科手術を伴う大がかりな治療を手がけることの多い歯科口腔外科。治療の安全性を担保するため、担当する歯科医師には一般歯科以上に高度な専門性と数多くの症例を手がけてきた経験値の豊富さが要求される。越谷市の「かみむら歯科・矯正歯科クリニック」で歯科口腔外科の診療を幅広く手がけ、東京女子医科大学医学部歯科口腔外科学教室非常勤講師でもある西原昇先生に、歯科口腔外科で行っている治療と、その専門性の高さ、歯科口腔外科の治療を受けるにあたっての留意点などについて詳しく聞いた。
(取材日2023年10月20日)
目次
抜歯やインプラント治療、外傷の処置など、歯科医師の技術や経験値によって術後の経過に差が出ることも多い
- Q歯科の外科的な処置は、どのようなものが該当しますか?
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A
やはり一番多いのは抜歯ですね。そのほか、歯を失った箇所を補うため顎の骨に人工歯根を埋め込むインプラント治療、口の中にあるできものを切除することをめざす治療なども外科的な処置に含まれます。加えて、私が長年専門に手がけてきた外傷の処置があります。例えばお子さんが転倒して口の中を切ってしまった、顎が外れて口が閉じなくなってしまったケースなど、口や顔面にまつわるけがも含めて外科的な処置としてすべて歯科口腔外科で対応しています。私は都内の病院の歯科口腔外科で外傷の治療を数多く手がけてきました。その経験を生かし、当院では予約制で診療する患者さんとは別に、救急搬送されてきた患者さんに対応することも可能です。
- Q外科処置の経過は手がけた歯科医師によって異なるのでしょうか?
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A
外科処置は特に、処置に伴う出血、腫れ、痛みなど患者さんの体により大きな負担がかかるケースが多いため、歯科医師の技術や経験値の差によって術後の経過により大きな違いが現れやすいと思います。もっと言うと、外科処置には解剖学の知識が欠かせませんし、抜歯をする際にも歯に器具をかけたときの力のかかり具合を見て、引っかかっている箇所をいかにイメージして抜くか、一種「パズルを解く」ような思考が要求されます。それができるかできないかで、同じ歯を抜くにしても1時間以上かかる歯科医師もいれば、2分もあればあっさり抜くこともできる歯科医師もいるといった具合に、経験値の高さや知識が大きく影響する領域と言えるでしょう。
- Qこちらで行っているインプラント治療について教えてください。
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A
インプラント治療にあたっては全例でCTを撮影し、コンピューター上でシミュレーションを行ってインプラント体を埋入する最適な位置を計算し、必要に応じてサージカルガイドを用いるなど、安全性を最優先した治療に努めています。当院ならではの取り組みとしては、インプラント体の種類として主に4つのメーカーの製品を取り扱っているのですが、患者さんの状態に応じて最適だと考えられるシステムを選択しますから、メーカーを問わず一律の金額で対応します。私たちが行っているのはあくまでも医療ですから、金額ベースで治療を選ぶのでなく、一律の金額のもとでその方にとって最適なインプラント治療を提供したいという思いが強くあります。
- Qリスクも伴う外科的な処置を受ける際、患者が留意すべき点は?
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A
クリニックのホームページや看板に歯科口腔外科を標榜しているからといって、必ずしも専門の歯科医師が在籍しているとは限りません。歯科口腔外科での治療は手術など一定のリスクを伴いますから、心配な方は日本口腔外科学会口腔外科専門医の資格を持つ歯科医師のいるクリニックを選んで受診されることをお勧めします。歯科口腔外科で取り扱う疾患は痛みや腫れなど状況が切迫しているケースが多く、複数のクリニックを訪れて比較するような選び方はあまり現実的ではないかもしれません。だからこそ、わからないことは担当する歯科医師に遠慮なく質問して、治療内容について十分に納得した上で治療をスタートしてください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療(1歯)/29万7000円~44万円
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。