より健康的な口腔環境をめざす
マウスピース型装置を用いた矯正
かみむら歯科・矯正歯科クリニック
(越谷市/越谷レイクタウン駅)
最終更新日:2023/11/14
- 自由診療
従来のワイヤーによる矯正と異なり、装置が目立ちにくいことで人気の高い「マウスピース型装置を用いた矯正」。国内でも手がけるクリニックの数が飛躍的に増えたことで、歯列矯正のスタンダードな選択肢の一つとして定着しつつある。期待できるメリットは決して矯正中の見た目にとどまらず、矯正に伴う痛みや違和感もあまり感じることがない上、健康な歯を長持ちさせることにもつなげることが期待できるという。予防歯科をメインに掲げつつ、マウスピース型装置とワイヤー双方による歯列矯正を数多く手がける「かみむら歯科・矯正歯科クリニック」の上村優介院長に、マウスピース型装置を用いて矯正を行うことで期待できるメリットや、受診にあたっての留意点などについて詳しく聞いた。
(取材日2023年10月18日)
目次
装着時間は1日20時間以上。必要に応じて取り外せるのでケアしやすく、矯正中の虫歯リスクを低減しやすい
- Qマウスピース型装置を用いた矯正のメリットは?
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A
従来から広く行われてきたワイヤーによる矯正では、口元から装置が見えてしまうのに対し、マウスピース型装置は透明なので、装着しても口元の見た目はほとんど変わらないので、周囲の視線を気にせずに矯正を受けられます。矯正中の見た目以上の利点としては、ワイヤーの装置のようにつけっぱなしではなく、飲食時やセルフケアをする際に自分で取り外しができるので、矯正期間中でも常にブラッシングがしやすく、磨き残しによる虫歯などのリスクを抑えやすいことが挙げられます。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正はどんな方に向いていますか?
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A
マウスピース型装置で対応可能な症例もかなり多くなり、マウスピース型装置を選択される方が増えています。ただし、骨格性の問題がある症例や外科矯正が必要なケースはマウスピース型装置では対応できません。マウスピース型装置かワイヤーかで、それぞれ得意な症例が異なるため、実際には精密検査で症例を細かく分析した上で、通院期間なども考慮して患者さん一人ひとりに適した矯正方法を見極めてご提案しています。どちらの方法でも遜色なく対応できる症例には、装置を取り外せることでブラッシングやデンタルフロスによるケアが行き届き、清掃性の高い状態を維持できるマウスピース型装置をお勧めすることが多いですね。
- Qマウスピース型装置を使う際、留意することはありますか?
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A
装置を外して歯を磨けるので虫歯になるリスクが少ないと思われがちですが、例えば飲食後にそのままの状態でマウスピース型装置をつける行為は、食べかすや糖分を一日中歯に押しつけて生活しているのと同じですから、逆に虫歯リスクを高めてしまうことになりかねません。食事後、間食後は必ず歯磨きを済ませてから、装置を装着する習慣を徹底してください。また、マウスピース型装置を用いた矯正は1~2週間ごとに患者さんご自身で次のステップのマウスピース型装置と交換し、なおかつ1日あたり20時間以上装着する必要があります。患者さんの自己管理を前提とした方法だということを十分理解した上で、ご自身に合うかどうか検討してください。
- Qこちらのクリニックでの歯列矯正の特徴を教えてください。
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A
当院は予防に注力しており、治療の必要がなく、メンテナンスのみで通院されている方が患者さん全体の約7割を占めます。ですから、見た目の改善だけでなく、お口の中の清掃性をアップして歯周病を防ぐ目的や、噛み合わせを改善して将来的に長持ちする口腔環境を整えるための手段として、予防の一環で歯列矯正を希望する患者さんが多くいらっしゃいます。矯正を専門とする歯科医師はもちろん、口腔外科や嚥下に高度な専門性を持つ歯科医師も在籍し、矯正中に他のお口のトラブルにも随時対応可能です。歯科衛生士も勉強会に頻繁に参加しており、担当患者さんの矯正に関するご相談にきめ細かく助言できることも当院ならではの強みだと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正/16万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/110万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。