アスリート、学生、高齢者まで
スポーツ内科診療で患者をサポート
本庄医院
(神戸市灘区/王子公園駅)
最終更新日:2026/07/02
- 保険診療
陸上や水泳、野球、バレーボール、サッカーなどスポーツは私たちの生活に浸透している。趣味で楽しむ人からプロをめざす人までさまざまだが、ケガ以外の内科的トラブルに悩んだ経験がある人は少なくないだろう。息切れや動悸、胸の痛み、倦怠感、疲れやすさ、筋肉のつり、腹痛、無月経といった運動時の不調を医療面から分析し、改善を図るのが「スポーツ内科」だ。まだ知名度は低いが、パフォーマンス向上のためのコンディション調整を行い、ケガなくスポーツができるようサポートしてくれるとして、アスリートから注目を集め始めている。今回は「本庄医院」の院長であり、兵庫県立総合リハビリテーション中央病院スポーツ医学診療センターや他の整形外科クリニックでもスポーツ内科に携わる本庄友行先生に、スポーツ内科にまつわる疑問を聞いてきた。
(取材日2021年9月21日)
目次
スポーツを頑張っている人を応援。スポーツに関連する内科的症状の治療を通しパフォーマンスの向上をめざす
- Qスポーツ内科の診療とはどのようなものですか?
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A
▲スポーツに関連する内科的症状の治療を行う本庄医院
スポーツ内科とは、運動やスポーツによって生じる内科的な問題の予防・治療を行う分野です。息切れ、動悸、咳、倦怠感、疲労感、胸痛、筋肉のつり、腹痛や下痢、無月経などの症状以外にも、アスリートによくある「なんとなく調子が上がらない」「疲れやすい」「病気でもないのに体が重い」といったお悩みを解決することで、コンディションを整えてパフォーマンスの向上につなげ、ケガや不調なくスポーツを長く続けられるようにお手伝いしています。部活動を行う小中高生から、アスリート、趣味を続けるお年寄りまで、その年齢や競技レベルについても幅広く、あらゆる人を対象としています。
- Q対象となる症状や疾患にはどのようなものがありますか?
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A
▲豊富な経験を持つ本庄友行院長
例えば、鉄欠乏による貧血、運動によって誘発される喘息、エネルギー摂取不足で起こる、貧血、疲労骨折、無月経、パフォーマンス低下、うつ傾向などのさまざまなトラブル、過度な運動で慢性疲労状態が続くオーバートレーニング症候群、女性アスリートの無月経などがあります。まずは血液検査を行い、症状の原因を詳しく調べ、それぞれに対処していきます。また、選手・アスリートの抱えるトラブルの多くに、トレーニングによる消費や体の成長に見合うだけのエネルギーが摂取できていない「相対的エネルギー不足」が関与しているため、当院ではスポーツ分野について特に深く学んだ管理栄養士が、専門性の高い栄養指導を行う体制を整えています。
- Qどのようなことが気になったら相談に行くタイミングですか?
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A
▲患者それぞれに合わせた治療を行う
アスリートは一般の人と比べ心肺機能や身体能力が高いため、症状が目立ちにくいという特性があります。上記の症状以外にも「パフォーマンス低下」「記録の伸び悩み」「練習についていけない」など、普段と違うなと感じた時や、健康診断で精密検査が必要と指示された時が受診のタイミングです。栄養指導が重要なため、診療は1回で終わることはほぼなく、何度かの栄養指導や検査を繰り返して徐々に改善をめざすことが基本です。症状や検査結果により、一時的に休んだほうがいいと判断することもありますが、基本的にはスポーツを続けたくて相談に来られているので、何を目標としているのかをくみ取り、適切な診療につなげるようにしています。
- Qスポーツ内科の診療を受けるメリットについて教えてください。
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A
▲パフォーマンスの向上にもつながるスポーツ内科の診療
「パフォーマンス低下の原因が明らかになる」というのがメリットです。一昔前であれば、「練習不足」や「気合が足りない」と注意を受けていたことも、その原因に貧血や運動誘発性喘息、エネルギー不足が隠れていることがあります。不調の原因を発見し治療を行うことで、コンディションの改善や、パフォーマンスの向上が期待できます。ひいては、スポーツをより安全に長く続けていくことができるようになります。また、高齢のスポーツ愛好家や基礎疾患をお持ちの方であれば、「調子が上がらない原因に大きな病気や内科疾患が隠れていないか?」、「安心してスポーツを継続できるのか?」を判断することができます。
- Qこちらの診療体制の強みを伺えますか?
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A
▲心肺運動負荷試験(CPX)を導入
強みは「チーム力」です。まず兵庫県立リハビリテーション中央病院スポーツ医学診療センターでもスポーツ関連の内科診療を行う私。栄養面はもちろん、スポーツの分野の知見も持つ管理栄養士、そして心臓リハビリを専門に学んだ理学療法士といった多職種でサポートします。設備も充実しており、最近導入した心肺運動負荷試験(CPX)は、その方に適した運動負荷量の検討に役立ち、心臓リハビリやトレーニングの質、安全性を向上させてくれます。さらに、診診連携・病診連携も密です。スポーツ内科で扱う症状は多様で原因把握が難しいこともありますが、豊かな人財と縦横のネットワークを駆使し、お一人お一人に合った診療に尽力しています。

