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大嶋 一徳 院長、大嶋 太郎 副院長、藤田 由佳 先生の独自取材記事

大嶋クリニック

(茨木市/茨木市駅)

最終更新日:2020/04/01

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阪急茨木市駅より徒歩1分。前身の大嶋医院の時代から、35年以上にわたり地域医療に貢献してきた「大嶋クリニック」。地域に根付いた診療を行ってきたからか、家族どころか親戚全員で通う古くからの患者も少なくない。長年、大嶋一徳(かずのり)院長が主に一人で切り盛りしてきたクリニックに、息子で副院長である大嶋太郎先生と娘の藤田由佳先生が加わり、それぞれの強みを生かし三診制で診療。息子と娘が「その域には到達できない」と口をそろえて語る大嶋院長の姿に、2人からの深い信頼と尊敬の念、そして家族の温かい絆が見てとれた。大嶋院長のこれまでの歩みと、その姿勢を引き継ぎつつ、今の時代に求められるより良い診療を悩みながらも模索する太郎先生と由佳先生の思いを聞いた。
(取材日2018年10月24日)

人に仕え、地域に仕え、社会に仕える

いつ頃からご家族で診療にあたられているのですか?

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【由佳先生】当院は1982年に同じ茨木市内の別の場所に父が大嶋医院を開業して以来、週に一度泌尿器科の外来の先生が来られる以外、ほとんどを父一人で切り盛りしてきていました。透析室も備えた「大嶋クリニック」として今の場所に移転したのが1995年です。私は2007年、副院長は2016年から、大学病院や基幹病院での勤務を経て、こちらで父を手伝うようになりました。子どもの頃からずっと父は、診療に往診にとほとんど休みなく働いていました。当時はよく自宅にも患者さんから電話がかかってきたりもしていましたね。私たちはひたむきに「人に仕え、地域に仕え、社会に仕える」そんな父の姿を見て育ってきました。父の助けになれたらという思いで医師をめざしたんです。

大変さを知っているご家族だからこそ、医師というお仕事を敬遠するようなことはなかったのですか?

【太郎副院長】患者さんやご家族がすごく喜んでおられる姿も間近で見ていましたからね。大変ではあるけれど、すごくやりがいのある良い仕事だと思っていました。
【由佳先生】それに忙しさも院長はネガティブに捉えている感じはなく、いつも前向きで。常に学び続ける姿勢や、生き生きと働く姿がそこにあったんです。

大変さをご家族には見せないように、というお気持ちもあったのでしょうか?

【大嶋院長】いえいえ(笑)。そんなふうに思っていたわけではなく、当時は体力があったから全然苦じゃなかったんです。365日休みなしで働いた年もありましたけど、疲れたという感じはなかったですね。
【由佳先生】バイタリティーがあふれている感じでしたよね。

院長先生はどのようなお気持ちで診療にあたっておられますか?

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【大嶋院長】患者さんの希望を優先し、自分のできることは全部してあげたいと思っています。また、特にご高齢になると、さまざまな面で患者さんだけでなくご家族のお考えもありますから、最終的に良い形になるようご家族の思いもくんでいく場面も多々あります。
【由佳先生】古くからの患者さんは、「先生、先生」と慕っておられてご高齢になっても、また遠方からでも頑張って来てくださってるんですよ。
【太郎副院長】患者さんのことも、ものすごくよく覚えているので驚かされます。「〇〇さんは〇〇さんのいとこで……」とか。よくそこまで把握しているなと(笑)。院長は自然に覚えていくようですが、なかなかできることではないです。だからどんどん患者さんの家族や親戚の方が「先生が良いから」と来られるようです。そんなふうになっていくのが私の目標ですね。

早期発見のためのがん検査と、夜間可能な透析室が特徴

3人体制になって、診療は協力し合いながら行っているのですか?

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【由佳先生】太郎先生は消化器内科、私は放射線科で経験を積んできましたので、それぞれ専門性も生かして診断、治療にあたっています。自分の患者さんの治療に関してお互いに相談することもよくあります。正確な診断のためにも複数でするメリットは大きいですね。またいつも近くにいるので、日々どのように改善していくと良いかなど話し合いながら試行錯誤もしています。
【大嶋院長】仕事だけでなく家族みんな茨木市内で、近くに住んでるんですよ。
【由佳先生】往診などもありますので、患者さんも近くにいるほうが安心されるんです。それに、昔から父はとても忙しかったのでそれ以外の家族でいつも協力してきたんです(笑)。だから仲が良いですし、今でもこうして家族と一緒に働けることはうれしく、感謝しています。

医療設備が充実しているようですね。注力している検査について教えてください。

【太郎副院長】胃がんや大腸がん、そして乳がんの検査ですね。当院では木曜日以外の平日に、予約制で胃カメラや大腸内視鏡でのがん検査を行っています。私は現在も週に一度は市立吹田市民病院で内視鏡手術を行っていますので、手術が必要な場合、そちらでさせていただくことも可能ですし、お近くの病院にご紹介させていただくこともあります。
【大嶋院長】乳がん検診は女性医師であり放射線科専門の医師として多くの画像診断の経験を積んできた由佳先生と、私で担当しています。私は開業する前に、大学病院で外科医師として乳がんを含めたがん手術に携わってきましたので、クリニックでは市町村の検診事業が始まった当初から乳がん検診を始めました。現在ではかなり多くの患者さんが来てくださっています。
【由佳先生】育児や仕事で忙しい世代の方にも多く受けていただきたいので、乳がん検診は予約なしでいつでも受けていただけるようにしてます。

人工透析はかなり遅くまで実施されているのですね。

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【太郎副院長】人工透析に関しては夜22時まで行っています。お仕事のある透析患者さんは、どうしても診療時間内に通うことが難しく、本来必要な透析時間よりもやむを得ず短縮する方もおられます。しかし、透析時間を短くすることは体にとって良いことではないため、その状況を何とかしなくてはと思っていました。当院は駅から近く、お仕事帰りの方にも通っていただきやすい立地でもありますので、数年前から時間を延長して行うことにしました。また、ご高齢など通うのが困難な方には、送迎も実施しています。透析を続けることはストレスもかかりますが、少しでも患者さんの負担が軽くなるよう寄り添ってサポートしていきたいと思っています。

芯となる部分は変えず、今の時代に合わせた診療を模索

太郎副院長、由佳先生が日々の診療の中で感じていることを聞かせてください。

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【太郎副院長】実際にこちらで働いてみると予想以上に忙しく、今は目の前のものすごい数の患者さんを日々必死で診ている状態です。みんな安心してもらえるような診療ができているだろうか、患者さんの希望にどこまで沿えているだろうかと日々自問自答しています。基幹病院での勤務も非常に忙しかったのですが、忙しさの種類も求められていることもまったく違うと感じています。大きな病院では診るのは主に臓器です。でも、クリニックでは患者さんの生活や家族まで広く見ていかなくてはいけません。いつも院長のすごさを実感しています。

由佳先生はいかがですか。

【由佳先生】正確な診断のために日々進んでいく医療の新しい知見を学んでいくことももちろんですが、多種多様な希望に対応していける能力や人間力も磨き、成長していかなくてはと思っています。時に、患者さんにとって受け入れ難いことをお伝えしないといけない場面もあります。そんな時に最善の道を選択していただけるように、よりスムーズなやりとりができるような努力をしていきたいですね。

世代交代も視野に入れていると伺いました。

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【太郎副院長】今すぐにというわけではないですが、院長の年齢のこともありますので、近い将来私たちがクリニックを守っていくことになると思います。そして、それに伴い変えていくべき部分もあると感じています。昔に比べ、患者さんの求めるものやクリニックの役割が変わってきていると感じることが多いので、一人ひとりの患者さんにとってどうすれば一番いいのかを模索しながら日々診療を続けています。その一環として、幅広く診療ができるよう日本内科学会総合内科専門医を取得しました。病気の早期発見、治療のために適切なタイミングで専門の医師や総合病院へ紹介することも重要なので、今まで以上に近隣のクリニックや病院との連携を強化していきたいです。
【由佳先生】もちろん、長年変わらない患者さんへの姿勢や芯となるものは院長が築き上げてきたものですので、変わらず受け継いでいきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

乳がん検診800円/茨木市在住の40歳以上女性(2年に1回)

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