“前向きな人生”を諦めない
しみやしわの治療について
浜口クリニック
(大阪市北区/大阪駅)
最終更新日:2024/01/26
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年を重ねるごとに気になってくる、しみやしわ。見た目の悩みから外出がおっくうになったり、笑うと出てしまう表情じわが嫌で笑顔が見せられなくなったり、日々の生活を前向きに過ごせなくなってしまう人もいる。そういった人たちのために取り組んでいるのが「浜口クリニック」だ。同院ではそれぞれの原因や種類を見極めた上で、しみには内服薬・外用薬・レーザー治療など、しわはボトックス注射・ヒアルロン酸注射などを行う。治療法や痛みの有無、しみ・しわの予防策など、濱口雅光院長に話を聞いた。
(取材日2020年2月10日)
目次
男性患者も増加傾向。しみ・しわの治療で見た目の悩み改善をめざし、明るく前向きな人生を
- Qしみの治療法はどのようにして決まるのでしょうか。
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A
しみの種類にはさまざまあって、加齢や日焼け、肝斑(かんぱん)と呼ばれる疾患など原因がそれぞれ違います。取れやすいもの、取れにくいもの、しみだと思っていたけれど実際は茶色のあざだったということもあるんです。問診で、しみの発症時期や場所、濃さなどの状態を診させていただき、そのしみの種類を見極めた上で、それに適した治療法を総合的に判断します。治療法は内服薬、外用薬、そしてレーザー治療などがあります。レーザー治療は、しみにスポット照射するものと、IPLと言って顔全体にレーザーを当てるタイプがあります。しみ発症後、治療までの期間は早くても遅くても、治療の成果が変わることはありません。
- Qレーザー治療の痛みや治療後の状態について教えてください。
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A
レーザーを照射したときに輪ゴムでパチンと軽く弾かれるような衝撃と、施術後1時間ほどは肌がジーンとする感覚がありますが、その後は痛みや違和感はありません。ただし、治療後にはレーザー照射箇所に黒いかさぶたができ、1週間ほどで取れていきます。日常生活に支障はないものの、レーザー照射箇所にはテープを張っていただき、お化粧はその上からしていただく、レーザー用のコンシーラーを使用していただくなど、少し気を使っていただく場面もあります。しみの中でも脂漏性角化症というイボを併発するタイプのものでしたら治療に保険が適用されます。
- Qしわができる原因はどのようなものでしょうか。
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A
しわの主な原因は皮膚の老化や紫外線によるものです。加齢により皮膚の中のコラーゲンが減少し、徐々に皮膚のハリや弾力が失われて、しわが起こりやすくなるほか、多くの紫外線を浴びたことでメラニンが過剰につくられ、しみになってしまいます。また冬など乾燥する時期にしわができやすかったり、その乾燥状態が続くことでしわが定着してしまったりすることもありますね。これらはじっとしていても刻まれている静的なしわです。一方表情じわは動的で、笑ったときの目尻や怒ったときの眉間、驚いたときの額の横じわなど、表情の筋肉の癖で表れます。この表情じわを気にされる方も多いですね。
- Qしわの治療法を教えてください。
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A
まずは問診でご本人がお顔のどこのしわが気になっているのかをお聞きし、患者さんに適した治療法をご提案します。表情じわの場合は、その表情をつくっていただいて、表情筋を確認していきます。治療法は、しわの場合は注射がメインで、刻み込まれてしまった静的なしわはヒアルロン酸注射を、動的なしわである表情じわは、その筋肉に対してボツリヌストキシン製剤の注射を行います。次に施術を行うまでの目安はヒアルロン酸注射で6ヵ月~1年、筋肉の収縮を弱める働きが期待できるボツリヌストキシン製剤は4ヵ月~9ヵ月です。
- Q日常生活でできるしみ・しわの予防策はありますか?
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A
適度な運動、十分な睡眠時間を確保する、バランスの良い食事を心がけるなど、日々の生活で気をつけていただきたいことがたくさんあります。また、日焼けしないために紫外線を避ける、水分保持機能を低下させないように皮膚の乾燥に気をつけていただくほか、過度のストレスは体の生理バランスを乱しますので、ストレスをためないことも重要です。さらに誤った肌のケアも小ジワの原因になることもありますので注意してください。しみとしわの原因の多くは老化によるものです。一般的に「体にいい」とされていることは、しみやしわの予防にもつながると考えていいでしょう。
自由診療費用の目安
自由診療とはレーザー治療/1cm四方1万円、IPL治療/1回・1万5000円、ヒアルロン酸注射/1本80000円~、ボトックス注射/3万5000円~、しみ:内服薬/1800円、外用薬/2500円(いずれも税抜)