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産後うつになりやすい人とは?
産前産後ケアのあるクリニック

小川産婦人科

(大阪市平野区/平野駅)

最終更新日:2026/02/12

小川産婦人科 産後うつになりやすい人とは? 産前産後ケアのあるクリニック 小川産婦人科 産後うつになりやすい人とは? 産前産後ケアのあるクリニック

出産に伴うホルモンの急激な変化や環境の変化などにより、涙もろさやいらいら、不安といった症状が産後に出る人は少なくない。短期間で軽快する場合も多いが、長引く症状を放置しておくと、自傷行為や子どもの虐待につながることもあり、適切な対応が必要だ。大阪市平野区にある「小川産婦人科」は、産後1ヵ月に終わらないサポートを行っているクリニック。多職種が連携して提供する手厚い産後ケアをはじめ、子育て世代の交流や悩みの相談ができる場を設けたいとの考えからサロンを開設するなど、さまざまな取り組みを行っている。今回は同院理事長の室谷毅先生に、産後のうつ症状に対する対応やサポート内容について話を聞いた。

(取材日2025年8月31日)

多職種が連携し、産後1ヵ月で終わらないサポートを実施。産後の悩みの解消に努めより良い子育てにつなげる

Qいわゆる産後うつとはどういった症状なのでしょうか?
A
小川産婦人科 「産後1ヵ月で終わらないサポート」をテーマに掲げている

▲「産後1ヵ月で終わらないサポート」をテーマに掲げている

産後うつとは、産後から数ヵ月以内に発症する可能性のあるうつ症状のこと。主な症状としては、気分の落ち込み、情緒不安定になる、なぜか涙が出る、眠れない、食欲不振、育児への意欲低下などが挙げられます。誰にでも起こり得る可能性があり、ホルモンの急激な変化や出産そのものによるストレスや疲労、環境の変化などにより、出産後の多くの女性が経験します。多くの場合は一過性のもので自然に軽快していきます。しかしながら、2週間以上続いてしまう場合は、産後うつの可能性があります。発症する時期は産後すぐの場合もあれば、産後の里帰りやパートナーの育休が終わって、ワンオペになってからの場合もあります。

Q産後うつになりやすい人の特徴はありますか?
A
小川産婦人科 スタッフ全員がチーム一丸となって、産後のケアにあたる

▲スタッフ全員がチーム一丸となって、産後のケアにあたる

産後うつは誰にでも起こる可能性がありますが、過去にうつ病や不安障害を経験したことのある人は、産後うつになりやすいといわれています。当院ではそういう既往歴のある方に対しては、対応の仕方をお伝えすることで、産後も元気に過ごせるようサポートしています。その一方で過去に精神的な疾患を患ったことのない人たちも、産後うつになる可能性があります。特にパートナーや他の家族など周囲のサポートが少ない環境の人は、うまく理解が得られないことで追い詰められていく傾向にあります。また完璧主義の方や真面目な性格の方の場合も、柔軟に対応できないことでより一層落ちこんでいくことがあるため要注意です。

Qもし産後うつかもしれないと感じたら、どうすれば良いですか?
A
小川産婦人科 自分を理解してくれる人をつくることが症状緩和につながる

▲自分を理解してくれる人をつくることが症状緩和につながる

自分以外に自分を理解してくれる人に相談することです。まずはパートナーやお母さまなど家族が助けてくれると良いのですが、中には夫婦や家族関係が原因で産後うつになる方もいらっしゃいます。われわれが深くは介入できないかもしれませんが、パートナーやご家族につらい気持ちがうまく伝わらない場合はこちらからお伝えすることもできます。私たちは、「今つらい」という気持ちを理解する存在でありたいですね。そして外来でも相談を受けられますし、精神科の医師による専門的な治療が必要な場合は適切なところに紹介することも可能です。自分を理解してくれる人をつくることが症状の緩和のために必要です。

Q産後うつの予防やケアに役立つ「産後ケア」とは?
A
小川産婦人科 産後ケア事業に取り組み、長期的に子育ての悩みや不安をサポート

▲産後ケア事業に取り組み、長期的に子育ての悩みや不安をサポート

子育ての悩みや不安を抱えたママたちが少しでも安心して、自分らしく子育てができるように、行政と連携して取り組んでいるのが「産後ケア事業」です。当院では産後1ヵ月で終わらないサポートを実施しています。例えば母子のショートステイができる産後ケアは、子育てを休むためではなく、お子さんと一緒に滞在し、つらいことや子育てについての悩みなど課題の解決、帰宅後のより良い子育てにつなげることを目的に実施。ショートステイは産後3ヵ月までですが、それ以降はアウトリーチという産後訪問も行っています。また当院では、同じ境遇のママが交流したり、専門職に相談したりする場を設けたいという思いから、サロンも開設しました。

Q産後うつの予防や改善に向けて、できることはありますか?
A
小川産婦人科 「周囲を頼ることが大切」と話す室谷理事長

▲「周囲を頼ることが大切」と話す室谷理事長

産後は赤ちゃんのお世話が中心になり、自分自身のことがおろそかになるケースが少なくありません。忙しいからと食べない人や簡単な食事で済ませてしまう人も多いですが、育児は体が資本。十分な食事ができないと母乳も出なくなりますし、体のエネルギーが減り、気持ちも落ち込んでいくので食事を取るようにしましょう。またほんの少しでも散歩をしたり、お風呂にゆっくり入ったりといった自分時間の確保も大切。そのためにはパートナーと相談し合うコミュニケーションが必要です。パートナーも「仕事が忙しい」ではなく、仕事から帰ってきたらママの時間をつくることに優先順位を置いてサポートすることで、産後うつの予防に役立つと思います。

ドクターからのメッセージ

室谷 毅理事長

産後うつの予防や改善のためには周囲を頼ることが大切。家族に頼れるのが一番ですが、それが難しい場合は、私たちがいつでも相談しやすい場所でありたいと思っています。産後のつらい気持ち、授乳などの悩み、発達に対する相談など、何かあったらぜひご相談ください。医師、助産師、看護師、保育士が、チームみんなでサポートしていきます。また当院は「産後1ヵ月で終わらないサポート」をテーマに掲げています。通常の外来をはじめ、母乳に特化した外来、産後ケアなど、多彩な環境を用意していますので、存分に活用していただけたらうれしいですね。今後も女性の人生をより豊かなものにするためのお手伝いをしていきます。

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