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更年期のほてりや発汗、体調不良に
ホルモン補充療法

山田シティクリニック

(名古屋市中区/伏見駅)

最終更新日:2021/10/14

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  • 保険診療

50歳前後になり、ほてりがある・汗をかきやすい・疲れやすいなどの症状が出ると、「更年期障害」という言葉がよぎる人も多いだろう。閉経を挟んだ前後の期間、約10年を更年期と呼ぶが、まず注意したいのは症状の背後に子宮頸がん・子宮体がんなどの命に関わる病気が隠れていないかという点だ。「ホルモン補充療法は閉経に伴い少なくなってきた女性ホルモンを補充するものですが、その治療に入る前には必ず、がんがないかを確認し、その上で治療に入ります」と語るのは「山田シティクリニック」の山田隆祥院長だ。更年期障害は長じると骨粗しょう症にもつながるため、充実した人生を送る上でも治療のメリットは多いという。山田院長に同院が行うホルモン補充療法について詳しく話を聞いた。

(取材日2021年10月6日)

更年期のほてりや発汗などの悩みに対応。閉経後の骨粗しょう症の予防にもつながる「ホルモン補充療法」

Q更年期障害で気をつけるべき点は何でしょうか?
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▲45〜55歳までの約10年間が、一般的に更年期と呼ばれる

更年期障害の主な症状は、短期的にはほてり、発汗といったホットフラッシュ、長期的には骨粗しょう症の進行です。当然ながら骨粗しょう症になれば骨折、そしてそれによる寝たきりのリスクも上がります。日本人女性の平均的な閉経は50歳前後。この閉経を挟んだ45〜55歳までの約10年間が、一般的に更年期と呼ばれています。平均寿命が上がる一方、閉経年齢は以前のまま。つまり閉経してからの人生が長くなっており、閉経の時期は女性の人生の折り返し地点とも言えます。この更年期をいかに乗り切るかで、その後の人生のQOL(生活の質)が変わってくると考えられるのです。

Q更年期障害に対して行うのがホルモン補充療法なんですね。
A
2

▲更年期障害の治療は、骨粗しょう症の予防にもつながる

更年期障害はエストロゲンという女性ホルモンの急激な減少によって起こるため、そのエストロゲンを補うのがホルモン補充療法(HRT)です。服薬による補充がメインですが、貼り薬や塗り薬で補充する方法もあります。更年期障害では、ホットフラッシュや抑うつ状態のほか、同じくエストロゲンの減少によって起こる、性交時の出血、色・においがあるおりものが出る萎縮性膣炎が起こることもあります。更年期障害の治療は、骨粗しょう症の予防につながることが期待できるなど、更年期以降のQOLの安定のためにも非常に有用です。保険が適用されることもあって治療を希望される方は増えてきています。

Qホルモン補充療法による副作用などはありますか?
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▲治療のメリット、デメリットを知るためにもまずは相談を

大きな子宮筋腫がある人や、乳がんの既往がある場合は治療を控えたほうがよいでしょう。子宮筋腫は閉経すれば多くは小さくなるものですが、ホルモン補充療法を行うことで再び大きくなる可能性があるからです。また副作用として、治療開始後の数ヵ月、不正出血が続くことがあります。つらくとも、命に関わる病気ではないのが更年期の症状。このようなメリット・デメリットをしっかり説明した上で、治療を行うか、続けていくかを患者さんご自身が選択することが大事なのです。

Q子宮体がんなど、がんの検査も重要だと伺いました。
A
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▲治療の前に悪性の病気がないかどうかを確定するのが大前提

更年期になれば生理不順や不正出血も多くなります。その際に大事なのは、更年期障害だと決めつけず、子宮頸がん、子宮体がんなどの異常がないかを確認することです。血液を調べると女性ホルモンがきちんと出ているのに不正出血がある場合、子宮体がんだったというケースもあるため、当院では事前に必ず採血を行い、がんなどの命に関わる病気の有無を確認します。ホルモン補充療法は更年期障害に対して非常に有用な治療ですが、メリットばかりに目を向けるのではなく、まずはご自分の体の状態をしっかり把握し、それに応じた治療法を選ぶことが重要です。

ドクターからのメッセージ

山田 隆祥院長

更年期障害の症状は、命に直接関わるものではありません。しかし骨粗しょう症などが進めば、老後のQOLに大きく影響するという認識は非常に大事だと考えます。そのためにもホルモン補充療法は有用ですが、ホルモン補充療法の前に、まずは悪性の病気ではないかどうかを確定するのが大前提。また、ホルモン補充療法を希望されない方は漢方薬を用いることもあります。治療法の選択肢を複数ご用意し、患者さんご自身に納得するものを選んでいただくことが大事だと思っており、そのための説明はしっかり行っています。ぜひ気軽に来院いただき、皆さんのお悩み、そしてご希望をお聞かせください。

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