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皆川 真吾 院長の独自取材記事

皆川クリニック

(千葉市花見川区/新検見川駅)

最終更新日:2021/09/02

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新検見川駅から車で約7~8分。宮野木台交差点近くに立つのが「皆川クリニック」だ。ここは長らく水野医院として地域に親しまれてきたが、泌尿器科の外来を担当していた皆川真吾先生が医院を引き継ぎ、2020年に新たに開業した。皆川院長は泌尿器科疾患の中でも、排尿障害や尿路結石、前立腺肥大症などを専門に、これまで数々の病院で高度な手術や治療に携わってきている。同院ではそうした経験を生かしながら、地域のかかりつけ医として、患者のさまざまな悩みに応えている。「尿のトラブルは生活の質とも深く関わっています。恥ずかしいなどと思わず、どんな症状でも気軽に相談してほしいですね」と穏やかに話す皆川院長。皮膚科診療も行っているという皆川院長に医院の特徴などについて話を聞いた。
(取材日2021年8月10日)

泌尿器科を中心に新たに開業。皮膚科も引き続き診療

開業の経緯について教えてください。

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ここは以前、水野医院として皮膚科を中心に診療していました。この地域には泌尿器科が少ないことから10年くらい前から週に1回、私が泌尿器科の外来を担当していました。そんな中、前院長の那須先生があるご事情から診療の継続が難しくなり閉院を考えられるようになったのです。ですが、これまで診てきた患者さんも多くおられますし、泌尿器科のニーズも高いため、私が医院を引き継ぐかたちで新たに開業するに至りました。ここでは、私が専門としている泌尿器科と、前医院の診療の中心であった皮膚科をメインにかかりつけ医として地域の方々に医療貢献していきたいと思っています。

先生はなぜ医師をめざされたのですか? 泌尿器科を専門とした理由も教えてください。

私は小さい頃、喘息を患ったりして体が弱かったのです。体調が悪いといろいろな制限もあり好きなこともできず、人生を十分に楽しむことができなくなってしまいます。ストレスもそれだけ大きくなります。そうした自身の経験を踏まえて、病気や体の悩みを抱える人たちの助けになりたいと思ったのです。泌尿器科を専門にしたのは、自身の手で診断から手術まで一貫して診られるからです。あまりイメージがないかもしれませんが、泌尿器科は外科の側面が強いのです。ほかの外科の領域ですと、最初、内科が診断して、手術が必要であれば外科で手術をし、その後内科でフォローするという流れです。ですが、泌尿器科の場合、診査・診断から手術、フォローまでトータルに診られます。その点に魅力を感じたのです。

泌尿器科の中でもどのような疾患を専門的に診ていらしたのでしょうか。

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尿漏れや頻尿などの排尿障害、尿路結石、前立腺がん、前立腺肥大症などです。排尿障害については薬物療法のほかにさまざまな治療法が登場していて、選択肢が増えています。難治性の過活動膀胱に対しては日帰りで行えるボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法もあり、当院でも行っています。内視鏡による尿路結石除去手術や、レーザーによる前立腺核出術や前立腺蒸散術などの手術も数多く行ってきました。開業前に勤務していた行徳総合病院では、今も手術を担当していて、当院の患者さんで手術が必要な場合は行徳総合病院で私が執刀することもできます。

泌尿器疾患は生活の質を低下させる一因

診療の際、どんなことを大切になさっていますか?

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患者さんの立場に立ってお話しするよう努めています。患者さんはやはり緊張なさっていますし、恥ずかしいと感じている人も多いでしょう。ですが恥ずかしがる必要もないですし、どんなことでも安心して気軽に話してもらえるよう心がけています。症状を説明する時には、泌尿器の模型を見せながらお話ししています。ほとんどの人が泌尿器の構造を知らないと思います。例えば、なぜ女性が男性と比べて膀胱炎になりやすいか、それは尿道が短いからという話や、前立線が肥大すると尿道が圧迫されて排尿障害が起きるなど、体の構造も踏まえてわかりやすく説明しています。やはり患者さんが理解して納得しないと、治療もうまく進みません。診療の際には、患者さんがきちんと理解なさったかどうかよく確認するようにしています。

実際、どんな悩みで受診している人が多いのでしょうか。

トイレが近い、尿が漏れるといった排尿障害や、膀胱炎、尿路結石、前立腺肥大症などの人が多いですね。泌尿器の疾患といいますと、前立腺肥大症や夜間頻尿など男性の疾患のイメージが強いですが、尿漏れで悩んでいる女性もとても多いのです。しかし、恥ずかしい、人に相談しにくいという理由で受診しないケースが多く見られます。年齢のせいだからといって諦めている人も多いですね。確かに年齢的な要因もありますが、排尿障害は治療をきっちりすれば改善が見込めますので、決して諦めないでください。排尿障害があるとトイレが心配で旅行に行けないなど、好きなことも楽しめなくなり、生活の質の低下につながります。ですので、恥ずかしがらず気軽に受診していただきたいですね。ほかに夜尿症で困っている小児の患者さんも来られています。

どういった症状が出たら受診すべきでしょうか。

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おなかに力を入れると尿が漏れる、急に尿意が襲ってきて我慢できない、夜間に何回もトイレに起きるといった症状があれば一度受診していただきたいですね。女性の場合、出産を機に症状が出ることも多いですね。尿パッドを使用している人もいますが、一度受診して根本的に治療したほうが良いでしょう。膀胱炎で内科を受診するケースもありますが、長引く場合や何回も繰り返す場合は何らかの泌尿器疾患が疑われますので、やはり泌尿器科を受診して診断を受けるようにしましょう。実は近年、いびきや睡眠時無呼吸症候群と夜間頻尿との関連性が注目されています。睡眠時無呼吸症候群は心疾患のリスクを高める一因でもあるので、いびきがひどい、寝ている時に呼吸が止まるといった症状のある人は相談に来てください。また、閉経後、女性ホルモンの低下によって引き起こされる外陰部や膣の悩みなどの相談にも応じています。

排尿障害は年齢のせいと諦めずに早めの受診を

恥ずかしさが先に立ってしまい、受診をためらいがちな方も多いのではないでしょうか。

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特に女性は恥ずかしいと感じることが多いかもしれませんね。誤解している人も多いようですが、診察では基本的に内診は行いません。問診によって症状や悩みを詳しくお聞きして、膀胱や腎臓の機能、結石の有無などについては超音波によって検査します。当院では通常のトイレ型の尿流測定器を導入しており、いつもと同じように排尿するだけで、尿の勢いや時間など排尿の状態を確認できます。恥ずかしい思いや不快な思いをすることなく診察を受けていただけると思いますので安心してください。症状によって必要であれば膀胱鏡検査を行いますが、それも細くてやわらかいスコープを使用し、多くは1分もかからずに終わります。

皮膚科ではどのような疾患を診ているのでしょうか。

日常のちょっとした皮膚トラブルから、ニキビやアトピー性皮膚炎、湿疹、帯状疱疹、じんましん、イボ、水虫といった皮膚疾患を診療しています。私自身も皮膚疾患で悩んだこともあり、皮膚科の診断や治療法について研鑽を積んできました。肌のトラブルは、見た目だけでなく気持ちの面でも大きなストレスになります。またステロイド剤への誤解から、十分な治療を受けていない人も少なくありません。ですので、当院では丁寧に説明をして、適切な治療を続けられるよう努めています。

では最後に、今後の展望とメッセージをお願いいたします。

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泌尿器科といいますと敷居が高いと感じている方も多いと思います。しかし決してそんなことはありません。恥ずかしいことでもなんでもないですから、気になる症状があれば気軽に受診していただきたいですね。先ほどもお話ししましたように、泌尿器のトラブルは生活の質と深く関わっています。楽しいこと、好きなこともできなくなってしまうかもしれません。年だからと言って諦めずに、きちんと治療をしていきましょう。当院は医院の名前に泌尿器科を入れていないのでわかりにくいかもしれません。ですが、逆に受診しやすいという声も聞かれます。皮膚科も診ていますので、皮膚のトラブルで悩んでいる人もお気軽にご相談ください。

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