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早期治療が大切な慢性疾患
重症化を防ぐために定期的通院を

みらいメディカルクリニック川口中央

(川口市/東浦和駅)

最終更新日:2022/11/30

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  • 保険診療

高血圧症や高脂血症、あるいは糖尿病などの慢性疾患は、健康診断で値に要注意マークがあっても、つい放っておきがちではないだろうか。「いつものことだから」と我慢してはいないだろうか。「みらいメディカルクリニック川口中央」の院長、寺内厳織先生は「症状が重くなってしまわないうちに、治療を始めることが大事」と話す。まずは専門家のきちんとした診断を受けること。そして、身体的な負担も経済的な負担も重くならないよう、症状が軽いうちに治療を始めてほしいという。「まず気軽に相談に来てください」という寺内先生に、慢性疾患との付き合い方、治療のポイントを聞いた。

(取材日2020年7月9日/更新日2022年11月25日)

定期的な通院により重症化を防ぐ取り組みを

Q慢性疾患の場合、定期的な通院が大切なのはなぜでしょうか。
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▲月1回は通院し、現状の確認が必要という

慢性疾患は風邪のように治ったらそれで終わりではなく、多くの場合、長い間付き合っていくことになります。だからこそ、きちんとメンテナンスができているかどうか、定期的に確認することが大切です。月に1回は通院していただいて、顔を合わせて病態についてお話をしたり、血液などのデータを検査したりする時間を持ちたいですね。例えば糖尿病から腎臓疾患になり透析が必要になる患者さんもいらっしゃいますが、糖尿病の段階でコントロールができていれば、透析まで至らずに済んだだろうと思われるケースは少なくありません。そういった意味で生活習慣病の最初の病態を悪化させず、次の段階に進めないことがとても大事です。

Q糖尿病の治療はどのような点がポイントになりますか?
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▲明るく広々とした待合スペース。ゆったりとくつろげる

糖尿病はよほど状態が悪くならない限り、症状を自覚しにくい病気です。腎臓や心臓の病気が絡んで重症化して気づく場合も多いですが、健康診断の血液検査で病気が発見されることもあります。もし、血糖値やHbA1c値に異常があったら、それを放置しないことが大事です。糖尿病というと、すぐにインスリン注射を思い浮かべるかもしれませんが、耐糖能異常と呼ばれる糖尿病予備軍の段階で異常がわかれば、食事や運動指導などの生活改善と、少量の内服薬で対処できます。糖尿病は、糖尿病性腎症以外にも、神経症や糖尿病性網膜症などの眼科疾患や、心血管の問題を引き起こします。健診で異常が発見されたら、受診することをお勧めしたいですね。

Q高血圧についてはどのような治療を行っていますか?
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▲専門的な検査を行い、必要な治療を選ぶことが大切

高血圧症には他の疾患が関わらない本態性高血圧症と、何か他の疾患が関連する二次性高血圧とがあります。その見極めが重要で、もし後者であれば原因となる疾患の治療が必要です。専門的な検査を行い、両者を区別して適切な治療を選択します。二次性でなければ、降圧剤を開始していきますが、降圧剤にも種類があるので、むくみを取るものや、心臓を保護するものなど、患者さんに合わせて薬を選択しなくてはなりません。薬剤の量などをうまく調整するのも医師の腕の見せどころといえますね。糖尿病、高血圧症、高脂血症の三大生活習慣病は、仕事の忙しさやストレス、睡眠とも大いに関わりがあるため、当院では総合的な対応を心がけています。

Q睡眠時無呼吸症候群の治療もクリニックでできますか?
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▲自分でも気づきにくい睡眠時無呼吸症候群診療にも力を入れている

これも自分では気づきにくく、放置されている方の多い疾患です。当院では健診で血圧や尿酸値に異常のあった方には検査をお勧めし、患者さんをピックアップすることに努めています。検査自体は簡単で、自宅でいびきのモニターと酸素濃度を測る機器をつけて一晩寝てもらい、その値で診断します。重症であればすぐに、空気を送り込んで気道の閉鎖を防ぐためのCPAPという機器をつけて寝てもらう治療を開始します。軽症、中等症の方でも状態に応じて、脳波計を含めた詳しい無呼吸検査を受けられる施設を紹介し、CPAPが必要かを見極めています。潜在的な患者さんが多いので、それを拾い上げるのも町のクリニックの役目だと考えます。

Q喘息を疑ったほうがいいのはどういったときでしょうか。
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▲敷居を高く感じさせないように心がけているという

大人の長引く咳で多いのは、いつまでも残る風邪の咳を放置し、咳喘息に至るケース。内服治療のみでは改善が乏しい場合、吸入剤で気道の炎症状態を鎮めます。長引く咳は、喘息発作、COPDなどの慢性疾患の急性増悪、感染症である気管支炎や肺炎、百日咳などと見分けにくいため、呼吸状態の観察や聴診、病歴の確認、検査をして正しい診断を下すことが大事です。喘息の場合、メインは吸入剤での治療ですが、調子が良いからと自己中断すると、発作が再発する恐れがあるので、定期的な受診で、呼吸機能をモニタリングします。喘息は梅雨、台風など気圧の変化や温度・湿度の差でも症状が悪化しやすいので、適切にコントロールする必要があります。

ドクターからのメッセージ

寺内 厳織院長

町のクリニックの役割は、健康の門番だと考えています。まず病気の正しい診断をすること。正常なのか、それとも異常があるのか。異常があった場合、専門的な治療が必要であれば大学病院や専門病院をご紹介しますし、クリニックでの治療が可能ならば引き続き診させていただきます。そういった振り分けをするのが、患者さんの生活背景をよく知っているわれわれの仕事です。いきなり大学病院を訪ねるのではなく、まずはあそこに相談しようと思っていただくために、入り口としてなるべく敷居を高く感じさせないよう心がけています。若い医師が多く、何でも相談しやすいクリニックです。慢性疾患を放っておかずに一度受診してみてください。

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