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夫婦で話し合いから始めよう
不妊検査から体外受精まで

可世木婦人科ARTクリニック

(名古屋市中区/栄駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 自由診療

テレビや雑誌、インターネットで不妊治療の情報が増え、最近では治療そのものに対する抵抗感も少なくなっていると思われるが、それでも、「いつから始めればよいのか」「どのような方法があるのか」など、治療を始めるにあたっての具体的な情報を求めているカップルは多いと思う。「女性の卵子は年齢が上がるにつれて衰えてしまうので、お子さんが欲しいカップルは早めに治療を開始したほうが良いですね」と話す「可世木婦人科ARTクリニック」の浅井光興先生。同院では、一度にできるだけたくさん採卵し、状態の良い卵子を凍結保存することで、受精・妊娠の確率を高めることをめざしているという。不妊症の検査や治療方法だけでなく、不妊の原因となることもある疾患や治療法についても詳しく話を聞いた。

(取材日2021年6月14日)

子宮鏡を用いた検査で不妊原因となり得る疾患治療にも注力

Q不妊の原因は、どのようなものが考えられますか?
A
1

▲日本生殖医学会生殖医療専門医の浅井先生

不妊の原因はさまざまな要素が絡んでいることが多く、原因は男女どちらにもありますし、検査をしてもはっきりとした原因が見つからないという場合もあります。男性側の原因である、精子の数が少ないとか運動率が悪いという場合が半数弱はあるでしょうか。女性では、卵管が詰まっていたり、卵管の周りに癒着があることで卵子のピックアップがうまくできないといった理由が多いです。クラミジア感染症という性感染症であったり、子宮内膜症が原因で癒着が起こることも多いですね。それから、排卵障害の場合ですが、排卵があっても黄体機能不全であるとせっかく受精をしても着床障害が起こってしまい、不妊の原因となってしまいます。

Q不妊治療を始めるタイミングが難しいです。
A
2

▲プライバシーに配慮され、気兼ねなく相談ができる環境

これはお二人の人生設計に関わることなので、ご夫婦でよくお話ししていただきたいです。例えば20代の方でしたら、1~2年はタイミングをみる方法も良いと思いますが、30代後半の方であれば、何回かタイミング法を行って妊娠に至らない場合は早めに相談してもらい、次のステップを考えたほうがいいかもしれません。以前に比べ、男性も積極的に検査を受けてくださる方が増えていて、「夫婦で一緒に行う」という意識ができているのは良いことだと思います。現在は感染症対策の一環で基本的にお一人での受診をお願いしておりますが、治療はお二人で進めていくものなので、お互いの目線合わせが大切です。

Q具体的にはどのような検査を行うのでしょうか?
A
3

▲会話を大切にする診療を行う

男性は、精子の数や運動率をチェックする精液検査を行います。通常はクリニックで採取してもらいますが、コロナ禍においては自宅での採取をお願いしています。一方女性は、まず血液検査でホルモンの分泌量を調べ、排卵がうまくできているかをチェックします。超音波検査では、卵胞の状態を確認することで排卵日を予測したり、子宮筋腫や卵巣嚢腫などの異常がないかを調べます。また、子宮の中に造影剤を入れ、卵管がきちんと通っているかどうかの検査も行います。エックス線検査で卵管の詰まりが確認された場合は、さらに子宮鏡で子宮の中を直接見ながら細いカテーテルを入れて、卵管の詰まりを直接観察する「選択的卵管通水法」を行います。

Q子宮鏡検査では、ほかにどのようなことがわかるのでしょうか?
A
4

▲丁寧な声かけをしながら検査を進めている

子宮鏡検査は、胃カメラを小さくしたような機器を膣から挿入し、子宮内部を直接確認します。例えば子宮内膜ポリープの場合、超音波検査では「ポリープがありそう」ということはわかっても確定診断ができにくいのですが、子宮鏡を使えばポリープの位置がはっきりわかり、そのポリープを取り除くための手術も行えます。そのほか、子宮内に突出した粘膜下子宮筋腫や内子宮口狭窄症の手術にも使われます。こういった病気が不妊の原因になっている場合もあるので、気になる方は早めに受診してください。これらの手術は、経腟から行うもので、おなかに傷痕を残さずに日帰りで行えるため、患者さんも受けやすいのではないかと思います。

Q不妊治療の進め方を具体的に教えてください。
A
5

▲精密な検査結果を元に治療方法を提案している

検査で治療が必要な疾患が見つかった場合はその治療と並行して、超音波検査で排卵日を予測し、タイミング法を行います。通常は1つの治療法を5、6回繰り返しますが、35歳以上の方の場合はもう少し早い段階で次の治療にステップアップすることを提案しています。タイミング法で難しかった場合は、人工授精を行います。女性の膣の中は強い酸性で、精子がのんびりしていると卵子にたどり着けないため、人工的に精子を子宮内に入れて多くの精子が卵子まで届くようにします。人工授精でも妊娠に至らなかった場合、当院では「生殖補助医療」といわれる体外受精や顕微授精を検討します。これは卵巣から採取した卵を体外で精子と受精させる方法です。

ドクターからのメッセージ

浅井 光興先生

不妊治療をするということは、ライフプランを考えることなので、「どのような治療を望むのか」「時間や費用についてはどのように考えているのか」を、ご夫婦でできるだけ話す機会を持っていただくと良いですね。不妊治療は、早く始めればそれだけ選択肢も広がるので、「お子さんが欲しい」と思ったら、なるべく早い受診をお勧めします。また、生理が重い人は、不妊につながるような疾患があるかもしれないので、一度婦人科を受診してみましょう。不妊治療は、仕事の調整や時間のやりくり、費用など心配なことも多いと思いますが、当院では皆さんが来院しやすいように完全予約制で日曜診療も行っているので、まずは相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人工授精/2万8250円、体外受精/55万~66万円、顕微授精/60万~70万円、胚凍結保存料/3万3000円

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