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上野 大樹 院長、大脇 佑樹 副院長の独自取材記事

上野レディスクリニック

(名古屋市北区/平安通駅)

最終更新日:2022/08/08

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平安通駅から徒歩約5分、昔ながらの住宅街の中にある「上野レディスクリニック」。上野大樹院長の祖父の代から続く産婦人科クリニックで、地域のお産を支え続けてきた。分娩の受け入れをやめる病院も増える中、同院は院長の代替わりに合わせて分娩対応を充実させるためのリニューアルを行う。産婦人科の医師2人、麻酔科の医師、小児科の医師という充実した配置で、立ち会い出産はもちろん、無痛分娩や上の子どもの宿泊にも対応する予定だ。「祖父の代から働いてくださっているベテラン助産師さんもいます。みんなで力を合わせて安全安心なお産をめざしてサポートします」と上野院長。リニューアルオープンを前に、弟の大脇佑樹副院長とともに、産科・婦人科医療に懸ける思いを聞いた。

(取材日2022年7月14日)

3代続く産婦人科クリニックをリニューアル

ご兄弟とも産婦人科医をめざした背景を教えてください。

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【上野院長】祖父も父も産婦人科医として地域のお産を支えてきました。たくさんの人に信頼され、慕われているのを見て、自分も医師になろうと思ったのは、ごく自然なことでしたね。でも、専門を産婦人科にするかどうかは、迷いました。昼夜なく働く姿を見ていましたから、自分にもそれができるのか自信がなかったんです。
【大脇副院長】私も兄同様で、初めは小児科を志していました。しかし研修を重ねるうちに、どこかしっくりこなくて……。自分の中で父や祖父の働く姿が、医師のイメージとして浮かんでいたのかもしれません。
【上野院長】弟も自分も、結局は産婦人科医こそが、自分のめざす道になったのは必然だったのかもしれませんね。

地域の産婦人科クリニックとして長い歴史がありますね。

【大脇副院長】60年以上の歴史があるので、3代にわたって当院にお世話になったとおっしゃってくださる方もいらっしゃいます。祖父が取り上げた子どもが大きくなって、その赤ちゃんを父が取り上げ、さらにまたと続くのであれば、本当にありがたくうれしいことです。祖父の代から勤めている助産師さんもいて、今もクリニックで働いてくれています。経験とコミュニケーション力に関しては、当院の誰もかなわないですね。妊婦さんも自分のおばあちゃんのような助産師さんに、信頼と親しみを覚えてくれるんじゃないでしょうか。一方で60年以上の歴史を持った建物はだいぶ古くなっていて、使いづらい部分があったのも事実です。
【上野院長】父が亡くなり、私がこの度クリニックを継承するタイミングで、クリニック全体のリニューアルを決めました。

リニューアルでこだわったのはどんなところですか。

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【上野院長】新しいクリニックは、より充実した施設になる予定です。医師を増やすのに合わせて診察室も2室に、さらに分娩室をLDRに改装し、2室を設けています。LDRとは移動なく陣痛、分娩、産後の数時間が過ごせる個室で、ストレスの少ない環境でお産ができるようになるのではと思います。内装についても、ホテルのような明るく落ち着いた雰囲気で、緑や水盤をあしらってリラックスできるようにしています。安心で安全なお産のために設備をできるだけ整えるのはもちろん、快適で過ごしやすい場所にしたいという思いでリニューアルを進めています。

無痛分娩や立ち会い出産、子どもの宿泊にも対応予定

お産の取り扱いを続けるのは大変ですが、やりがいも大きいのでしょうね。

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【上野院長】最近では分娩の取り扱いをやめてしまうクリニックや病院が増えていて、当院の近隣の大きな病院でも昨年からお産ができなくなってしまいました。地域のお産を支えるという使命は、クリニックとともに引き継いでいきたいです。
【大脇副院長】昼夜なく対応しなければならない仕事は本当に大変ですが、新たな命の誕生を見守ることができるのは産婦人科だけ。赤ちゃんとの出会いは感動的で、やりがいが大きいです。1日でも長くお産の現場に立つ、産婦人科医でありたいと思っています。

クリニックの分娩について教えてください。

【上野院長】新しいクリニックは私たちの他に、麻酔科と小児科の医師が在籍して、体制を整えます。お産において何よりも大切なのは安全と安心ですから、専門性の高い複数の医師で診療できるのは大きな強みになると思います。一方で長年地域に密着してやってきた親しみやすさも、当院の特徴であり、守っていきたいスピリットです。ラグジュアリーな雰囲気のクリニックも増えていますが、当院は心の距離が近く患者さんがリラックスできる雰囲気をめざし続けたいですね。
【大脇副院長】お産はいつの時代も命懸けのもので、母子の健康や生命のリスクもゼロではありません。だからこそ、私はあえて常に笑顔でいることで、妊婦さんの不安を軽減したいと思っています。安心して頼れるような医師でありたいので、まずは大きく構えて平常心を保つことを心がけています。

最近では無痛分娩や立ち会い出産の要望も多いのでは?

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【上野院長】近年無痛分娩の需要は高まっており、地域やクリニックによって希望する割合は差があるようですが、選択肢が増えるのは良いことだと思っています。私は1年間麻酔科医師として従事し、現在も麻酔科医師としての研鑽を積んでいます。その上で、無痛分娩には麻酔科医師、産婦人科医師、助産師の連携が不可欠だと考えています。当院は産婦人科医師に加え、麻酔科医師を常勤とする予定です。それぞれのスペシャリストが、大学病院などとは違いクリニックであるがゆえ距離が近く、非常にコミュニケーションが取りやすい環境にあるため、安心・安全なお産が提供できると思っています。
【大脇副院長】パートナーはもちろん、上のお子さんも出産に立ち会える予定です。必要があればお子さんの宿泊にも対応できるので、ご相談ください。長年の産院運営の知見を生かして、妊婦さん、ご家族のかゆいところに手が届くクリニックでありたいですね。

妊婦、患者、家族のために

妊娠・出産以外で、産婦人科にかかったほうが良いのはどんなときですか。

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【大脇副院長】若くして子宮頸がんに罹患(りかん)する人は増加傾向にあるので、ぜひ若い方には予防接種を検討してほしいです。そしてすべての女性は、2年に1度の検診を習慣化してほしいですね。予防と早期発見が望めるがんの一つですから、リスクを軽減するためにも意識づけてほしいと切実に思っています。またピルの処方についてもご相談を受けます。避妊目的だけでなく、重い生理痛を和らげ生理周期を整えることが期待できたりと、さまざまな目的にも使えるので選択肢の一つとして検討してほしいです。血栓リスクを心配される方がいますが、必ずしもそれほどハイリスクになるというわけではありません。

お2人にもお子さんがいらっしゃいますか。

【上野院長】私は子どもが2人います。まだまだ小さいので、自分の妻の出産や子どもの新生児期のこともしっかり覚えています。妊婦さん、ご家族、上のお子さんの気持ちや状況に寄り添って実感を持ってお声がけするようにしているのは、ちょっとした強みかもしれません。
【大脇副院長】私は3人の子どもがいて、4人目がもうすぐ生まれる予定です。実はその中で取り上げたのはたった1人。産婦人科医あるあるかもしれませんが、自分の子どもの出産は意外と関わらないんですよ。私たちも父に取り上げられていませんし(笑)。なぜか前に出たくない気持ちになってしまうのは、不思議なものですね。
【上野院長】私たちきょうだいの妹だけは父が取り上げてますね。父であり、産婦人科医でもあるというのは、複雑な感情もありますが、その実感を診療に生かせる部分も少なくないです。

医師としてのモットーをお聞かせください。

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【上野院長】患者さん、妊婦さん、クリニックにいらっしゃる女性の方は、助けを必要としている、ある意味で弱い立場の方です。センシティブな話も多いので、とにかく目を見て話を聞いて、不安な気持ちに寄り添えるようにと思っています。電子カルテの入力に夢中になってしまわないよう、しっかり向き合う時間を取ってお話を聞こうといつも心がけています。
【大脇副院長】出産にはいつもリスクがあり、完全に安全なお産はありません。だからこそ安全を何よりも優先するし、そのリスクによって妊婦さんが不安な思いを大きくしないよう気を配っています。必要な情報はもちろんお伝えしますが、不要な心配をかけたくないんですよね。このクリニックなら安心して任せられると思っていただき、出産を終えた後も「ここで産んで良かった」と感じる縁が築ければ幸せです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ピルの処方/2500〜3300円

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