千葉 倫也 院長の独自取材記事
ちば歯科診療室
(横浜市瀬谷区/三ツ境駅)
最終更新日:2025/04/07

相鉄本線の三ツ境駅より徒歩4分の場所にある「ちば歯科診療室」。インプラント治療やマイクロスコープを用いた根管治療などの精密な治療に強みを持ちつつ、地域に親しまれるクリニックをめざして、虫歯や歯周病の治療などの一般歯科から予防歯科、小児歯科、矯正歯科、審美歯科まで、オールラウンドな歯科診療に対応している。千葉倫也(みちなり)院長はインプラント治療に専門的に取り組みながら、根管治療や歯周病治療など幅広く研鑽を積んだ歯科医師だ。同院では院長の技術や経験を生かしつつ、歯科技工士や歯科衛生士とのチームプレーでよりレベルの高い治療を追究している。「何よりも患者さんに喜んでほしい」と美しさと機能面の両立をめざす千葉院長に、同院のことや歯科診療にかける思いを聞いた。
(取材日2025年1月17日)
健康的な美しさの歯をめざして
クリニックの特徴をお聞かせください。

私は当院を開業する前、横浜の中心部や都心部で、専門的な技術をご希望の患者さんの診療を行っていました。そこで培った技術力をベースに、都心部に行かなくても身近な地域で、質の高い医療が受けられるクリニックでありたいと思っています。当院では、保険診療、自由診療ともに、虫歯や歯周病の治療と予防から、矯正歯科、審美歯科、インプラント治療、入れ歯、根管治療など、地域に必要とされる歯科診療に応えるため、幅広い分野に対応しています。ありがたいことに、小さなお子さんから90歳以上の高齢の方まで非常に幅広い方に来院いただいています。ご家族に紹介してくださるケースも多く、「ここなら家族が受診しても大丈夫」と評価していただけているのであれば、たいへんありがたく思います。地域柄、高齢者も多いため、入れ歯やマウスピース型装置を用いた矯正など、私にとっては新しい分野もかなり熱心に勉強するようになりました。
近年、注目が高まる審美歯科に対して、クリニックの強みは何でしょうか。
当院では歯の美しさと健康を両立させることが重要だと考えています。一部分の見た目だけがきれいになっても全体としての調和が取れていないと、美しい歯とは言い難いのではないでしょうか。患者さんの好みによって調整しますが、天然歯になじんで、どの歯を治療したのかわからないような自然な仕上がりが当院の強みだと考えています。患者さんには局所的な美しさを求めるのではなく、総合的な診断の上で「健康的な美しさ」をめざす診療のご提案をしています。例えばホワイトニングにおいても、歯科全般の専門的な知識とスキルを持つ私たちが、安全管理と衛生環境のもと、総合的に診療した上で処置を行うので、安心感を持って治療を受けていただけると考えています。
かぶせ物へのこだわりから、歯科技工士も診療に立ち会うそうですね。

健康できれいな歯をめざすためには、かぶせ物と土台の歯との相性がとても重要です。その相性が悪ければ、いくら強い素材のかぶせ物であっても長持ちしないでしょう。そのためセラミックなどのかぶせ物を作製する際は、多くの場合、歯科技工士が型採りから立ち会っています。場合によっては制作途中にかぶせ物の試着を行いながら、患者さんの細かい要望も取り入れています。美しいことと長持ちすること、そのどちらかに偏ることなく、良いバランスを考えながら最適な提案を心がけています。
インプラント治療と精密な治療に力を入れる
力を入れている診療についてお聞かせください。

オールラウンドな歯科診療をめざしていますが、その中でも得意としているのが、インプラント治療です。当院を開業する前に勤務していたクリニックでも、長くインプラント治療に携わってきたので経験も豊富です。一般的なインプラント治療に加えて、顎の骨が薄い患者さんに骨を増やすための処置をしてから行うインプラント治療や、抜歯後その日のうちに人工歯を入れるインプラント治療、インプラントを利用した入れ歯治療などを行っています。
マイクロスコープをはじめとして、先進の機器を導入されていますね。
マイクロスコープは診査・診断に加え治療時にも使用しています。根管治療にマイクロスコープを使っているクリニックは多いと思いますが、当院ではそれに加え、初診時に虫歯の深さを確認したり、虫歯の部分だけをより精密に削ったり、かぶせ物を作る時に、より正確な型を採るために確認したりと、さまざまなことに活用しています。また、歯科衛生士や患者さんの要望からエアフローも導入しました。この機器ではジェット水流を利用してクリーニングが可能です。鋭利な器具を使わないため、歯茎の出血や痛みを伴うリスクが少なく、低刺激です。そのためスケーリングが苦手な患者さんも試しやすいのではないかと思います。また短時間で効率的に汚れの除去が図れることもメリットでしょう。
診療の際に、心がけていることを教えてください。

患者さんに納得してもらって、喜んでもらうことですね。喜んでもらうことが大切ですが、納得していないと喜んではもらえませんよね。それに、医療として適切なことをしていても、患者さんが全然うれしくなければ、それは良い治療とはいえないと思います。患者さんが納得できる診療を行うためには、しっかりとコミュニケーションを取ることでニーズを探って、よく話し合いながら、共通のゴールを設定することが大切だと考えています。患者さんとウィンウィンの関係という表現が適切かわかりませんが、患者さんの希望ばかりを聞いて、医学的に適切ではない治療をしても駄目だと思いますし、逆にこちらの考えを押しつけても、患者さんはうれしくないと思うんです。当院では患者さんと一緒に喜べるような治療をめざしていきたいと考えています。
エキスパートのチームプレーで質の高い治療を
歯科衛生士・歯科助手との協力体制についてお聞かせください。

当院では、歯科衛生士が使う専用のメンテナンスルームを用意しています。プライバシーに配慮した造りになっていますので、患者さんも気軽に、歯科衛生士にいろいろなことを相談できると思います。歯の治療は歯科医師が歯を削ったり、かぶせ物をして治療を行ったりするだけでなく、歯科衛生士が治療後のメンテナンスやホームケアの指導で患者さんの衛生意識を高めることでやっと成り立つものだと考えています。そのため歯科衛生士の教育には力を入れているんです。例えば、歯科衛生士にも治療の補助に入ってもらうことで、患者さんの口腔内の状態や治療の工程を学ぶ場をつくっています。それによって歯科診療全般に対する理解が深まり、チームプレーが可能になると考えています。双方が協力することが何よりも重要ですから、自分の持ち場だけを担当するのではなく、お互いに理解することを重視しています。意思疎通のため、定期ミーティングも開いています。
スタッフの皆さんの温かい雰囲気が印象的です。
当院のスタッフには前向きな方が多く、みんなで明るく和やかな雰囲気づくりをしてくれているんです。忙しい診療の中、協力的なスタッフにいつも助けられており、とても恵まれていると思っています。メンテナンスは歯科衛生士が担当していますが、実は指名で予約をいただくくらい、当院には患者さんに愛されるスタッフがそろっているんです。私よりもスタッフと話すときのほうが楽しそうな患者さんもいますね(笑)。受付の対応もよくお褒めいただきます。またスタッフ全員で順番にブログを書いていますので、そちらもぜひ見てみてほしいですね。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

当院では「健康的な美しさ」を目標に、機能面と審美面の両立をめざして診療にあたっています。そのバランスをどのように取っていくのかは患者さんとのコミュニケーションの中で決まっていきます。歯科治療は患者さんごとに違う内容になって当然で、「この症状はこの治療でしか対応できない」と型にはめるものではないと思っています。患者さんとの対話を大切にし、その方のバックグラウンドを理解した上で、その方にとっての最善の治療を提供したいというのが私の診療方針です。私たちが提案する治療と患者さんの希望をしっかりすり合わせ、最後には皆さんに「行って良かった、満足した」と感じてほしいというのが何よりの願いです。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント(1本)/46万2000円〜、骨造成/5万5000円~、ホワイトニング/1万6500円~、矯正治療(成人)/77万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/44万円~、インプラントを併用した入れ歯/110万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。