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木村暁弘院長、木村絢子副院長、木村一弘先生 の独自取材記事

南新宿クリニック 耳鼻科・小児科

(渋谷区/新宿駅)

最終更新日:2019/08/28

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キャッチフレーズは“都心に欲しかったホームドクター”。2013年10月にオープンした「南新宿クリニック 耳鼻科・小児科」は、新宿駅徒歩5分の好立地にある地域密着型のクリニックだ。小児医療の不足する新宿エリアで、「子育て世代を応援したい」と開院に至った木村暁弘院長は耳鼻咽喉科専門医。小児科専門医で妻でもある木村絢子副院長との連携で、地域の親子の健康をサポートする。さらに院長の父にあたる、眼科専門医の木村一弘先生が週に数回、眼科診療を行うという強力な布陣だ。気持ちが和む院内のデザインや行き届いた設備からも地域医療に懸ける思いが伝わってくる。3科の診療連携が患者にもたらすメリットや各々の得意な診療分野、温かみのあるクリニックづくりの秘訣などを聞いた。
(取材日2013年11月11日)

3科の専門医が連携する稀有なクリニック

一つのクリニックに3科がそろっているとは頼もしいですね。

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【木村暁弘院長】小児の診療を中心に、子育て世代の親御さんを応援しようというコンセプトで開院したものですから、耳鼻咽喉科・小児科・眼科がそろう診療体制は地域の皆さんに受け入れられているようです。新宿は何でもそろう大都会にあって、小児科医院は昔から少ないんですよ。私自身、この辺りで生まれ育ったのですが、開院するときも本当にこの場所で小児医療のニーズがあるのかどうか半信半疑でしたが、ふたを開けてみたら患者さんが多くて驚いています。また、耳鼻咽喉科のビジネスパーソンを中心とした成人の患者さんも予想を超える数です。
【絢子副院長】耳鼻咽喉科と小児科の診療は深い関わりがありまして、実際風邪などの症状では、どちらの科にかかればいいのか分からないという親御さんも少なくありません。そういうときに一度に両方の科を受診していただける当院は、土日曜診療をしていることもあって、共働きの親御さんなどは「とても助かります」とおっしゃられます。そういうお声をダイレクトにいただけるのがフェース・トゥ・フェースのクリニックの良いところですし、診療の励みにもなっています。

眼科はいかがでしょう?

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【一弘先生】一般的に眼科の患者さんは年齢層が高く、老人性の白内障や緑内障の治療が主になりますが、ここは親子の患者さんが多いので、小児や若い方の眼科診療が今のところ中心です。乳児に多い涙嚢炎(るいのうえん)、いわゆる涙目なども治療します。眼科と耳鼻咽喉科はどちらも感覚器に関わるものですから、同時に受診されるケースもありますね。
【木村院長】当院はアレルギー科も標榜していて、特に花粉症に関してはアレルギー性鼻炎を耳鼻咽喉科で、アレルギー性結膜炎は眼科でアプローチできます。また子どものアトピー性皮膚炎や気管支喘息は小児科のほうで診ることになります。アレルギーは副院長の専門分野なんですよ。アレルギー疾患の診療は3科で同一カルテを使い、患者さんの情報を共有していますので、検査や薬が重複して患者さんにご負担をかけるようなことがありません。
【絢子副院長】小児アレルギーは「アレルギー・マーチ」といって、最初は乳児湿疹に始まり、次に食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、喘息、さらに花粉症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎と、成長するにつれて、アレルギー症状が出たり消えたりしていくことが多いです。ですから小さいうちから全身をトータルで診ていくことが大切です。

専門外来が4つありますね。

【木村院長】「いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)外来」「こどものいびき外来」「アレルギー外来」「補聴器外来」を設けています。いびきと睡眠障害は私の専門分野です。成人に関しては睡眠時無呼吸症候群がだいぶ認知されてきましたが、子どもについてはまだほとんど知られていません。

睡眠呼吸障害とアレルギー疾患の分野で高い専門性を発揮

睡眠呼吸障害の症状は子どもにもあるのですか?

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【木村院長】はい。子どものいびきが慢性化すると無呼吸状態を招き、日中の集中力が損なわれることがあります。それが原因で学力が低下したり、落ち着きがなくなったり、切れやすくなったりするという報告もあります。また成長や発達に影響することもあるので、お子さんが毎晩いびきをかくようであれば、ぜひ専門医のもとで検査を受け、しっかりと治療をしてあげてください。ただ、大人の睡眠障害を治療する医療機関は増えていますが、小児の治療を体系立てて専門的に取り組んでいるところはほとんどないのが現状です。その点、当院では私が睡眠専門医として培ったノウハウをもとに検査・診断を行い、症状に応じた適切な治療をすることができます。例えば、ご家庭のホームビデオでお子さんの就寝時の画像を撮っていただき、その映像を専門的見地からスコアリングして診断の材料にもしていますが、ここまで手をかけて診断する医療機関はクリニックにも大規模な病院にもなかなかないと思います。

具体的にどんな治療法があるのでしょうか? また子どもの診療で心がけていることは何でしょう?

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【木村院長】子どものいびきの多くは、飲み薬や点鼻薬で改善できます。最も効果が高いのは手術をして空気の通り道である気道をふさいでいるアデノイドや扁桃(へんとう)を取り除くことであり、必要あれば手術も可能な大きな病院にご紹介することで連携しています。それでも、小さな子に手術を受けさせるのは親御さんも不安でしょうし、当院では可能な限り保存的治療(手術を行わない治療)を行っています。どうしても手術が必要という重症例は限られます。お子さんの診療にあたっては、耳鼻咽喉科の処置には少しつらいものもあるので泣き出してしまう子もいますけれど、私が診療の前後にお子さんと同じ目線の高さで「よろしくね」とか「じゃーね」と挨拶をすると、泣きながらでも「バイバイ」と手を振ってくれます。子どもというのは本当に純真で、かわいいですね。また通院を続けているうちに、処置が済めば症状が楽になることを覚えて、スムーズに診療できるようになる子もいます。

小児科の診療ではどんなことを大切にされていますか?

【絢子副院長】できるだけ患者さんの立場になって、各ご家庭の生活スタイルを踏まえた診療に努めています。急に熱が出た方や、嘔吐された方などがご家庭でどのように対処したら良いかなど、ホームケアも重要と考えており、パンフレットを使用したり、できるだけ分かりやすい言葉でご説明できるよう心がけています。アレルギーに関しては、どう付き合っていくかという視点も大切だとお話ししています。日々のスキンケアの方法や、環境整備のアドバイスもさせていただきます。

大都会の真ん中で必要とされる医療を提供していきたい

院内のデザインや色使いがとてもユニークで楽しい雰囲気ですね。

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【木村院長】「都心に欲しかったホームドクター」というのが当院のキャッチフレーズで、ビルに囲まれた都会の真ん中でクリニックに入った瞬間、気持ちがほっと和むような環境づくりをめざしました。明るいイメージのパステルカラーや丸みを帯びた壁など、温かみのある空間が当院の特長の一つでもあります。また、授乳室やトイレなどは親子でゆったりと使っていただけるようスペースを広く取り、小児科は感染力の強い感染症対策として入口や診察室を別に設けて、患者さん同士が接触しないようにしています。親御さんにとって、小さなお子さんを、ましてや具合の悪いときに家から連れ出すのは大変なことですから、ここでは少しでも快適に過ごしていただきたいと思っています。
【絢子副院長】実は私たち夫婦にも生後5ヵ月になる女の子がおりまして、子育てをして初めて気づいたことがたくさんあります。特に最初の子育ては不安なことだらけですから、親になってみてますます地域のお子さんや、その成長を見守るお父さん、お母さん、ご家族の皆さんを応援していきたいという思いが強くなりました。また私自身、幼い頃からアレルギー体質で両親にはずいぶん心配をかけたので、お子さん本人のつらさはもちろん、親御さんの不安にも寄り添っていきたいと思っています。
【木村院長】そうそう、当院のロゴマークをご覧になりましたか? 大きな耳と長い鼻のゾウが笑顔で子どもを包み込み、健やかな成長を見守っている様子を表現しています。実は副院長が考案して描いたんですよ。

すてきなロゴですね。そこかしこに先生方の思いが詰まっていますね。

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【一弘先生】この場所はその昔、私の両親が開業していた場所でもありまして、私たち家族にとっては深い思い入れがあります。私はずっと勤務医でしたから、息子の開業には心配な面もありましたけれど、総合病院よりも小回りが利くクリニックの良さを生かし、地域の皆さんの健康のために頑張ってほしいと思います。当院は各科が連携しやすく、診療も迅速ですので、患者さんにとっても医師にとっても良い環境ではないでしょうか。

この先、どのようなクリニックづくりをお考えでしょう? ぜひ展望を聞かせてください。

【木村院長】かつて私や副院長が勤務していた東京慈恵会医科大学医学部附属病院などは、大学病院のブランドを信頼して大勢の患者さんが足を運ばれます。でも、今度は自分たちがクリニックのブランドを作り上げていく番。力を尽くして頑張った分だけ患者さんのお役に立てるだろうし、実績を積み上げていけば社会貢献もできるのだと思います。すぐにというわけにはきませんが医師やスタッフの数を今より増やして、いずれは現在休診日である水曜日も含めて行う診療態勢を整えたいと考えています。「いつ行っても診てもらえる」というのが患者さんの安心感につながると思いますからね。ここに来れば笑顔になれる、そんなクリニックでありたいと思います。

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