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井上 浩一 院長の独自取材記事

井上整形外科クリニック

(立川市/立川駅)

最終更新日:2020/04/01

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整形外科外傷、リウマチ分野で豊富な診療経験を持つ「井上整形外科クリニック」の井上浩一院長。スポーツ外傷のリハビリテーションやアスリートのコンディショニングにも精通していて、診療では子どもから高齢者、スポーツをする人、しない人まで、一人ひとりの患者と真摯に向き合い、信頼関係を築くことを重視する。問診の時間を長く取り、患者を取り巻く環境や社会生活も考慮しながら、先を見据えた治療を心がけているという。「患者にとってより良いクリニック」をめざし、スタッフ教育にも力を入れる。気さくな人柄と明るい語り口で多くの患者や家族に慕われている井上院長に、診療の特徴や整形外科医師としての思いを聞いた。
(取材日2019年7月11日)

豊富な診療経験を持ち、スポーツ整形の分野でも活躍

開業までの経緯を教えてください。

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祖父の代から続く医師の家系で、父は産婦人科の医師です。私は子どもの頃から手先が器用で、特技を生かした仕事をしたいと考えていました。姉と弟が産婦人科の医師として父の後を継いだこともあり、私は整形外科の道を選んだという訳です。大学卒業後は勤務医として外傷や骨折はもちろん、スポーツ外傷やリウマチの患者さんを多数診てきました。父から声をかけられたことをきっかけに立川市に戻り、1995年に当院を開業しました。

こちらの診療の特徴を教えてください。

整形外科は運動器、関節、骨、筋肉を診る診療科で、外傷、加齢による衰え、関節の障害、リウマチなどの治療に加え、スポーツをするためのトレーニングなど多岐にわたります。当院では、患者さんの状態を適切に診断し、要望に合わせて治療を組み立てるようにしています。ケガや不具合が起きた場合どうしたら早く治るか、衰えた機能を取り戻すにはどうしたらいいか、などを考えながら診療を行っています。医療機器や薬なども新しい物を導入し、良質な診療を提供しながら、患者さんの精神的な面を診ることも必要だと考えています。

スポーツ整形に注力されているそうですね。

立川市は老若男女問わずスポーツが盛んな街で、スポーツ外傷に対するニーズが高いので、当院でもスポーツ整形に積極的に取り組んでいます。私は加圧トレーニングに先駆的に取り組んできましたので、要望があればリハビリに加圧トレーニングも導入しています。例えば野球少年が疲労骨折した場合、しかるべき治療計画を作り、休養を取らないと高校生になった頃には球を投げられなくなってしまう恐れがあります。また、練習を休んでいる間にもやることはたくさんあります。よく話し合って信頼関係をつくりながら、将来を考えた治療や指導をしたいと考えています。成長期にある中高生に適したトレーニングの仕方を指導し、スポーツの現場に復帰させることは私の大きなやりがいです。

さまざまなスポーツ選手のサポートもしているそうですね。

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国内のカヌー競技団体で、選手の外傷管理やコンディショニングアドバイザー、リハビリ指導も行っています。マイナーなスポーツにおける診療経験が多いことも私の特徴ですね。世間で知られていないスポーツも詳しいほうです。スポーツ選手は自分の競技に精通していないと心を開いてくれません。そのため信頼関係が大切になり、選手たちの体の状態を確認し、話を聞いて安心してもらうことで、勝つか負けるかが決まることもあります。そうした経験が、当院での中高生や運動する方などの治療に生かせているのです。もちろん、スポーツをされない患者さんにも同じ思いで診療を行っています。

リウマチや骨関節疾患、骨粗しょう症の治療にも注力

先生はリウマチ診療の専門家でもあるとお聞きしました。

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関節リウマチは生物学的製剤という薬を適切なタイミングで投与すれば、関節を変形させずに症状の改善が期待できるようになりました。リウマチは早期発見と投薬のタイミングを見定める判断力が重要ですし、薬物治療で寛解し血液検査では異常がなくても、指や手首などの関節の痛みや腫れがひかず、理学療法などが必要なこともあります。また生物学的製剤では合併症が出ることもあるので、内科の医師との連携も不可欠。高度な薬を使うには、専門家チームによるバックアップが必要なのです。必ず問診と聴診を行い、副作用に注意しながら診療し、リウマチを専門とする先生方との情報共有や連携も大切にしています。

高齢の方も多いそうですね。

高齢になると、膝など関節部分の病気や不具合が出てきますが、私は、患者さんと一緒に前向きに治療やリハビリに取り組むことを重視しています。どうしても手術が必要なときは連携先の先生方に依頼目的を明確にして、患者さんが満足できる治療を進められるよう努めています。また高齢の方は、運動器の働きが衰えて身の回りの動作ができなくなると、栄養状態も悪くなり、生活の質が落ちてしまいます。そのため、患者さんの心配事や生活上の問題をよく聞いた上で、日常生活や運動のアドバイスを行い、これならやってみようという気分になってもらうことが大切だと考えています。その他、骨粗しょう症による骨折は、生活に大きく影響しますから、先進の検査機器を使って治療内容と効果を判定し、最善の診療を提供することを心がけています。

診療方針についてお聞かせください。

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私の仕事は患者さんと話すことだと考えていますので、患者さんと話す時間を長く取っています。会話の中では、最新の話題にお答えできるように情報収集も欠かしません。健康番組はすべて録画し、運動に関する専門誌や雑誌にも目を通すなど常にアンテナを張っているんですよ。そうやって患者さんのことを考え、真摯に接し続ければ信頼関係は自然とできてくると思います。診療では、実際に手や足を触って細かく診ることを大切にしています。また、治療やリハビリの必要性を理解してもらうために、患者さんにとってのメリットを明確にお伝えして、希望を持って治療やリハビリに臨めるように心がけています。

子どもから高齢者まで、健康を支える診療をめざして

スタッフにアドバイスしていることを教えてください。

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スタッフには、患者さんのことを考えて常に目配りをしてほしいと伝えています。高齢の方も多いので、歩行が不安定な方には車いすを用意し、不慮の転倒事故が起きないよう配慮します。少しでも具合が悪く、痛そうにしている方がいれば、すぐに看護師が対応しています。また患者さんと接するときは、手を取る際に指にかける圧力の加減や、包帯の巻き方にも繊細な心遣いが必要ですから、スタッフ自身もリハビリを体験して、患者さんの負担を知ることも大切でしょう。若いスタッフが多いので、厳しく指導するときもありますが、一方で、一緒に食事をしてコミュニケーションを深めることも大切にしています。スタッフの協力があってこそ、心ある医療、患者さんのためのより良いクリニックが成り立つと思っています。

今後力を入れたい分野はありますか?

気になるのは、子どもの健康ですね。スポーツに打ち込み、運動能力に長けた子がいる一方で、片足立ちなどができない子もいるのです。スマホなどを使用する時間が長いため姿勢も悪く、「スマホ首」や「スマホ背中」が目立ちます。姿勢が悪いと背骨は変形しますから、整形外科の立場から啓発していきたいですね。また、日本では平均寿命と健康寿命の差が大きくなっています。健康寿命を延ばすためには、立ったり座ったり、歩いたりする力の維持が重要であり、整形外科の果たす役割は大きいと思います。スポーツ整形の分野では、疲労骨折や足裏の足底筋膜炎に対する治療法が開発され、理学療法も進歩しているので、ぜひ相談していただきたいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

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運動ができるということは何でもできるということですから、80代でも運動が楽しめることをめざしましょう。元気なうちに運動習慣や姿勢を直す習慣をつけてください。人生の長い時間を健康に過ごすためには、50歳くらいから体の見直しをすることが必要です、60歳を超えると男女ともに急速に筋力が低下します。そして、何でも相談できるかかりつけの整形外科の医師を見つけてください。かかりつけ医としてのお付き合いができていれば、そろそろ検査をしたほうがいい、治療が必要だと適切な判断ができ、骨粗しょう症などの重症化も予防できます。年齢に関係なく、体の不調に悩む方、スポーツでのケガに悩む方、本格的なリハビリに興味がある方はぜひご相談ください。この立川で、皆さんの健康を支えることができれば幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

加圧トレーニングを伴うリハビリテーション/約3700円~(平均40分、2単位分)

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