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中田浩一 副院長の独自取材記事

井上レディースクリニック

(立川市/西立川駅)

最終更新日:2019/09/11

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広く開放的なロビーをはじめ、施設内すべての空間が洗練されたデザインの中にも温かみを感じる「井上レディースクリニック」。女性の人生における様々なイベントに関して総合的な診療及びサポートを行う医院だ。不妊症治療の外来を担当する中田浩一副院長は、長年にわたり、幅広い婦人科領域の診療を行ってきた経験を持ち、内視鏡の検査・手術も得意とするベテラン医師。その豊富な知識と高い技術力に希望を求め、不妊に悩む多くの患者が訪れている。「患者さんの年齢や状況に合わせて、その方にあったオーダーメイドの不妊治療を行っています」と中田副院長。不妊治療を受ける患者の現状や同院ならではの不妊に対する取り組みなど、たっぷりと聞いた。
(取材日2015年2月2日)

長年の経験による幅広い知識と高い技術が生かされた不妊治療

これまでのご経歴をお教えください。

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慶應義塾大学医学部を卒業後、同大学および関連病院に6年間、その後栃木県宇都宮市にある関連病院で20年間を過ごし、2008年から当院にて不妊治療の外来を担当しています。宇都宮の病院は栃木県内有数の基幹病院でしたから、さまざまな疾患の患者様が集まってきていて、不妊症から妊娠・出産、がんの手術まで産婦人科領域におけるすべての診療に携わることができました。当時はまだ今ほど腹腔鏡も体外受精も普及していませんでしたから、私は先輩の医師とともに、腹腔鏡の機械をそろえるところから始めて技術を磨き、体外受精も専門の医院を参考に、病院内で一から立ち上げました。それから同病院で15年ほど数多くの腹腔鏡検査・手術、体外受精を行いましたが、その経験の積み重ねが、当院に来てからも大いに役立っていると思います。

不妊外来に訪れる患者さんはどのような方ですか?

当院で不妊検査や治療を受ける方の多くは30代後半から40代前半くらいです。晩婚化に伴い、妊娠・出産を望む方の年齢も高齢化し、年齢が上がるほど妊娠しにくくなりますから、以前に比べると不妊に悩み訪れる方が増えているというのが印象です。通常の夫婦生活を営んでいても2年以上妊娠しない場合を不妊と定義しますが、最近は、メディアの情報などにより不妊に対する認識も高まってきていますから、ある程度年齢の高い方ですと結婚をしてすぐに検査に来られる方もいます。また、妊娠はしても流産を繰り返してしまう不育症の方、第2子がなかなか妊娠できない方なども数多く来院されます。仕事をしながら、治療に取り組む方も多いので、18時の受付終了間際に患者さんがどっと訪れることもよくありますね。

患者さんはこの辺りにお住まいの方ですか?

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多くは多摩地区の方です。この辺りは、出産できる病院やクリニックは多いのですが、不妊治療を行っているところが少ないので、多摩地区のいろいろなところから患者様が来ています。私がこのクリニックに来て不妊治療の外来を始めてから7年経っているということもあり、多くの方に当院の不妊治療について知っていただき、手前味噌になりますが患者様にも信頼されてきたように思います。治療をして妊娠した方は、そのまま当院の産科で経過を見て出産する方もいますし、自宅に近いところなどの産院に移られる方もいます。私としては、もちろん、当院で不妊治療された方の赤ちゃんの顔まで見ることができたらうれしいですね。

患者一人ひとりの状況を考慮し、その方に合った不妊治療を行う

不妊の検査や治療ではどのようなことが行われるのですか?

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まず、子宮や卵管、卵巣に関する基本的な検査をします。それにより何らかの異常が見つかれば、治療をして改善します。特に異常が見つからなければ、年齢や状況にもよりますが、段階を追って不妊治療を行っていきます。第1段階は女性の排卵日に合わせて性交渉をするタイミング療法。次の段階が夫の精液から良い状態の精子だけを集め、排卵日に合わせて子宮の中に入れる人工授精。最終段階が、卵巣から取り出した卵子と精子を体外で受精させてから子宮に戻す体外受精になります。体外受精には、細い針を使い卵子に精子を人工的に入れて受精させる顕微授精という方法もあります。第1、第2段階はそれぞれ、6回(半年)を目安に行います。しかし、年齢が高い場合は、各段階を短くして進めることもあります。卵管の状態が悪いときは、初めから、体外受精を行うことになりますが、私は多摩地区では数少ない日本産科婦人科内視鏡学会の技術認定医なので、腹腔鏡手術を積極的に行っています。その結果、卵管の状態が良くなれば、自然妊娠が可能になることもあります。

不妊の原因が男性側にあることもありますよね。

最近では不妊原因の3割が男性側にあると言われています。私が医大学生だった頃の教科書には全体の1割くらいと書いてありましたが、世界的な傾向として、精子が原因による不妊が増えているようです。ところが、子どもがなかなかできないとなると、女性が原因だと決めつけて、検査を受けなかったり、人工授精や体外受精などの治療を積極的に受けようとしない男性もいるようです。精液検査は自宅で採取して行なうことも可能ですので是非、早めに検査することをお勧めします。その結果によっては、信頼のおける泌尿器科の先生を紹介しています。男性の不妊の原因として、精液の中に精子がない、精子の数が少ないなどがありますが、精液の中に精子がないときでも、もともと精巣で精子が作られていない場合と、精子は作られているけれど通路が閉塞している場合がありますから、治療をして通路の通りを良くすることで、自然に妊娠できたり、体外受精をしなくて済むこともあります。夫婦で子どもを望むなら男性も一緒に行動してほしいですね。

診療で心がけていることについて教えてください。

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患者様が置かれている状況は、それぞれ異なりますから、できる限りそれに合わせた対応をしたいと思っています。検査や治療を行う際は、事前にその内容をわかりやすく説明しますし、結果についてもきちんとお伝えしています。不妊治療においては、先が見えないことが患者様にとって不安でつらいところですので、治療方針や今後の見通しをなるべく正確にお伝えするように心掛けています。過度な期待をさせることはしませんが、前向きな話はするようにしています。

妊娠しやすい体づくりをトータルにサポート

不妊に関して検査や治療以外の取り組みもあるそうですね。

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私は2ヵ月に1度、日曜日の午前中に不妊教室を行っています。不妊に興味を持ち、これから検査や治療を始めてみようかという御夫婦に向けて、不妊に関する基礎的なところからお話をしています。これはカップルで参加されている方が多いですね。その他にも、専門のインストラクターによる妊活エクササイズや管理栄養士による体に良い食材や料理方法についての妊活クラスもあります。院内には運動療法を行うスタジオや温水プールなども完備されています。治療だけでなく、総合的に妊娠しやすい体をつくる環境が整えられていますから、ぜひご活用いただければと思います。

先生のリフレッシュ法や健康法について教えてください。

仕事で忙しくしているので、休みの日は何もしないのが良い気分転換です。趣味に手を広げるのは、もう少し先かなと思っています。普段の生活で健康のために気をつけているのは、やはり食事。野菜と魚をよく食べています。私の実家は祖父の代から続く魚屋だったこともあり、魚はとても好きですね。それから、なるべく歩くようにしています。東日本大震災の時に、電車が止まってしまったことがありましたよね。あの頃から、仕事帰りはクリニックから立川駅まで20分ほどですが歩くようになり、今も続けています。歩き始めてから体重が約5kg減ったんですよ。

読者へのメッセージをお願いします。

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最近のクリニックでは、ともするとすぐに体外受精をすすめるところもあるようです。しかし、自然に妊娠できるのであれば、そうするのが体にとっては一番ですから、なるべく負担の少ない治療から始めてあげたいと思っています。また、患者様にはそれぞれのお考えや状況がありますから、治療方法をこちらでこれと決めるのではなく、患者さんの希望を聞いて、その方に合わせたオーダーメイドの不妊治療を行うようにしています。お1人やご夫婦だけで悩むことなく、ぜひ、お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

乳がん検診(マンモグラフィ・超音波検査併用)/1万2000円~、子宮がん検診/8000円~、不妊治療(人工授精の場合)/1万7500円、すべて税抜表示

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