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竹田 奈保子 院長の独自取材記事

リボーンレディースクリニック

(立川市/立川駅)

最終更新日:2020/04/01

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立川駅北口から徒歩5分。曙橋交差点の横に建つビルの4階が、「リボーンレディースクリニック」だ。待合室を囲むような大きな窓から入る外の光やバラ模様の壁、診察室のドアに描かれたリボンなど、女性がリラックスできる雰囲気の待合室が印象的な同院は、乳がんや子宮がんの検診から月経異常、更年期障害など婦人科一般の診療で、あらゆる年代の女性の心と体のケアに取り組む「女性のための総合診療科」をめざしている。そんな同院の院長に2019年6月に就任したのが、竹田奈保子先生。日本乳癌学会乳腺専門医でもある竹田院長は、「不安な気持ちを抱えたままにするのではなく、もっと気軽に相談に来ていただきたいですね」と優しい笑顔で語る。そんな竹田先生に同院のことや院長就任にあたっての意気込みを聞いた。
(取材日2019年6月14日)

もう1回来たいと思えるクリニックにしていきたい

最近、院長に就任したと伺いました。

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6月に院長に就任しました。実は、私自身の乳がんと子宮がん検診デビューが、当院だったんです。2005年開院当時、私はまだここで働いていなかったのですが、将来は乳腺に携わる医師になりたいとずっと考えていました。それで、症状は何もなかったのですが、まずは自分で検診を受けてみないことにはと思って、理事長の井上先生に相談したら、ここが開院したばかりだから受診してみたらと言われて、検診デビューしたんです。初めての来院で院内のデザインや雰囲気が大好きになって、検診はこういうところで受けたいと思えるクリニックだなと感じました。それから何年かたち当院に勤めるようになり、今回、院長になることができたのは本当にうれしいことですし、皆さんが私と同じことを感じて、何度でも来たいと思えるクリニックであり続けたいですね。

最近の患者さんの傾向などはありますか?

最近は、乳腺の診察がすごく増えたと思います。乳がんの罹患率が上がっているという理由の他に、芸能人の方が乳がんで亡くなったなどのニュースがあると、これまで検診を受けていなかった方や不安な症状があったけど、どこも受診していなかったという方が、いらっしゃるようになりますね。乳房の悩みを持つ人は、まずは産婦人科の門を叩くことが多いと思います。しかし、産婦人科の医師の中で乳腺を専門にしている、乳腺を診ることができる先生は、実は本当に限られているのが現状なんです。当院では、乳がんの診断後もお付き合いをしていく患者さんが多くいらっしゃいます。乳がん治療を行うことはできないため外科に紹介しますが、日本産科婦人科学会産婦人科専門医かつ日本乳癌学会乳腺専門医として、乳がん治療中の婦人科検診、婦人科系トラブルの相談、妊孕性の相談など、診断後もフォローアップできるのが特徴だと思います。

新しく検査装置も導入されたそうですね。

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2015年に自動超音波診断装置を導入しました。普通の超音波検査は、人が手を動かしながら行いますが、この装置は自動で乳房全体をスキャンしてくれるのです。これの良いところは、人の手技によらないところです。人が行っていると、例えば、検者が問題ないと判断すれば、検査は終わってしまいますし、良悪の判断力の差によって偽陽性が増えてしまいます。しかし、自動超音波装置による検査なら、全体をスキャンした結果を後から見直すことができるので、複数の目で見てディスカッションもできますし、乳房全体を撮影するので見落としを少なくすることが期待できます。

婦人科の病気でも、運動や食生活が大切

乳がん検診は、マンモグラフィでは駄目なのですか?

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乳がん検診の目的は、乳がんの死亡率を減少させることです。しかし、日本人の乳房は、高濃度乳房といって白く写ってしまうことが多く、そのような場合は、マンモグラフィでは見つけられないがんが出てきてしまうのです。そこで、超音波検査を併用すれば、より多くのがんを見つけることが期待できるようになります。しかし、先ほども話したように超音波検査には手技の問題がありますから、「個別化検診」と言いますが、その人によって必要なツールを選んでいくことが大切です。このことは、受診者さんから質問されることもすごく多いのですが、それぞれのメリットとデメリットをお話しして、その方に必要な検診ツールを選んでいただけるようにしています。

ほかに、力を入れていることはありますか?

子宮がんや、卵巣がんの検診にも力を入れていますが、最近多いのが、更年期障害の方ですね。私もそうですが、40代というのは、女性にとってはものすごく揺らぐ年代です。今までできていたことができなくなったり、自分の体に何か普通ではないことが起きていると思ったりすることが増えてきます。最近はそういう身体の状態や気持ちの変化を「わかる!」と聞けるようになりました(笑)。私よりも上の年代の方が多いですが、私のような年下の女性医師が、自分の気持ちをわかってくれると通ってくださる方が多くなりました。共感できることって大事だなと思いますね。それに、人はロボットではありませんので、毎日ずっと同じではいられませんから、「おかしくないんですよ」と話すだけで安心してくれる患者さんも多いですね。

女性へのアドバイスをいただけますか。

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私自身が、以前に比べてすごく運動をするようになったのですが、私は生活習慣や運動習慣で、症状が全然変わってくると思っているんです。乳がんのリスクの一つに肥満があります。特に閉経後の肥満ですね。それに、運動をよくする人は、しない人よりも乳がんになる人が少ないともいわれています。食事については、大豆や乳製品の取りすぎは乳がんのリスクを上げるとか、ちょっと誤った知識が広まっているところがありますよね。更年期治療で行われるホルモン補充療法も、安全性を考慮した範囲なら座ってばかりの生活や運動不足、肥満、アルコールより乳がんのリスクは高くありません。女性ホルモンが減ってくる40〜50代はとても大切な時期ですから、運動や食生活など、自分の生活習慣の見直しをまずはしましょうと、よく話しています。

小さなうちに乳がんを見つけるのが目標

診療の際に心がけていることを教えてください。

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話しやすい雰囲気づくりと、なるべく痛くなく、恥ずかしくなくすることですね。話しやすい雰囲気は、やはり大切で、ほかでは話せなかったといって話してくれる人が結構いるんです。イエス、ノーで答えられる質問をこちからするのではなく、まずは患者さんの話をじっくりと聞くことを心がけています。それに、一見関係ないと思うようなことでも、聞くようにしています。問診票にお子さんがいると書いてあれば、男の子なのか女の子かを聞いてみたり、学生さんだったら、部活は何をしているのか聞いてみたり、患者さんが答えてくれる限りはいろいろなことを聞いて、それを診療にもつなげているよう心がけています。

どのようにリフレッシュしていますか?

最近は、子どもと一緒にジョギングです。小学5年生と3年生ですが、私につき合ってくれるんです(笑)。それに、普段からとにかく歩くようにしているので、靴はいつもスニーカーですし、自宅でも運動ができるように、ぶら下がり健康器やエアロバイク、ヨガマット、トレーニングチューブもありますね。実は、5年くらい前にたった1駅分を歩いただけで足が筋肉痛になって、自分自身がすごく嫌になったんです。それで、朝のラジオ体操から始めたのですが、そんなことからスタートしているので、運動が苦手だという方の気持ちがよくわかるんです。だから患者さんに運動を勧めるときも、嫌とか苦手という人には、「私もそうだったけどできるから、一緒に頑張りましょうね」と話しています。

最後に、メッセージをお願いします。

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私の目標は、触れないような小さなうちに乳がんを見つけることです。乳がんの罹患率は女性のがんの中でトップです。しかし、乳がんは早く見つければ治ると言っても過言ではない病気になってきています。しかもピークが40〜50代で、まだお子さんが小さかったり働き盛りの世代ですから、早く見つけて、早く治して、まだまだ元気な女性でいることのお手伝いをしていきたいですね。そして婦人科は、怖いとか敷居が高いと思われがちですけど、当院はまったくそんなことはありません。不安な気持ちを抱えたままにするのではなく、もっと気軽に相談に来ていただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

子宮がん検診/1万円~、子宮頸がん検診/8000円~、乳がん検診/7000円~

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