くろさわ歯科医院

くろさわ歯科医院

黒澤治伸院長

マイクロスコープを用いることで
精度の高い根管治療をめざす

くろさわ歯科医院

自由診療

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歯科治療の中でも難易度が高いといわれている根管治療。虫歯が進んで神経に達してしまった際に、神経を取り除いて神経が入っている管(根管)の中を清掃、除菌するものだが、根管は非常に細くて形も複雑。肉眼や拡大鏡では見られないことも多く、神経を見落としてしまう可能性もあるそうだ。細菌を取り除けなければ病気が進んでしまい、歯を失うリスクも高くなってしまう。治療の精度を高めるための方法はないのだろうか。その答えの一つとして「くろさわ歯科医院」の前田昌孝副院長が挙げるのが「マイクロスコープ」と呼ばれる機器だ。マイクロスコープを用いた根管治療はどのように行われるのか、詳しく聞いた。 (取材日2019年1月31日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

マイクロスコープとはどんな機器なのですか?

マイクロスコープとは、観察する対象物を拡大して見ることができる機器です。大きな顕微鏡といえばイメージしやすいのではないでしょうか。一般的には約20倍まで拡大できるといわれますが、当院が保有するマイクロスコープ2台は、約30倍まで拡大することができます。普及率は上がってきていますが、高価な機器であることもあって、クリニックへの導入率は少ないと考えられています。肉眼で見えなかったものが見えるようになるわけですから、肉眼や拡大鏡を使っての治療に比べて精度が高まることが期待でき、大きなメリットと言えますね。歯を削る量も最小限に留められます。

どんな病気の治療に活用するのでしょうか。

主に根管治療を行う際に活用します。根管治療とは、虫歯が進んで細菌感染が歯の中の神経に達している場合に行うもので、神経を取り除き、神経が入っている管(根管)の中を清掃し、除菌します。根管は非常に細く複雑な形をしていますから、肉眼ではどうしても歯科医師の経験や勘を頼りにしなくてはなりません。その一方で、マイクロスコープを使えば根管も見られるため、精度の高い治療につながると考えられます。また、詰め物の治療を行う際に、詰め物がしっかりと合うように歯が削られているかを確認する際にもこの機器を使うことがあります。見た目の良さが求められる前歯の治療の際に、この機器で歯を拡大して見ながら削ることもありますね。

根管治療の期間と費用についてお聞かせください。

治療期間は患者さんの病状によって異なります。簡単な症例の場合は1、2回の通院で終わる一方、難治性の場合は3~6回ほど通院していただくこともあります。治療時間は1回につき1時間程度です。当院の場合、根管治療の費用については部位ごとに設定しており、神経が1本しかない見やすい前歯の場合は1本あたり4~5万円。神経が複数あってその形も複雑な奥歯の場合は1本あたり6~7万円です。通院回数によらず治療が終わるまでこの価格で治療を受けられます。

検診・治療START!ステップで紹介します

CT画像を撮影後、歯の内部を観察

CT画像を撮影して歯の内部を詳しく観察する。CTは3次元での立体画像を撮影できるため、2次元に留まるエックス線よりも診断の精度の向上を図ることができるという。前田副院長によると、奥歯の中には一般的に神経が3本入っているが、人によっては4本目が存在することがあるため、見落としがないよう注意しながら観察していく。同院では根管治療の対象者だけではなく、すべての患者に保険内でCT画像を撮影しているそうだ。

治療計画の説明

問診やCT画像などの検査結果を踏まえて治療計画を丁寧に説明する。患者の中にはマイクロスコープの機能について知らない人も多いため、その内容も伝える。治療期間や費用を含めた治療の全体像を話して患者理解を促す。同院では「患者さんが納得しないまま治療は始めない」ことをモットーの一つにしているそうだ。

ラバーダムを使って治療中の細菌感染を防ぐ

治療を始める前に、ラバーダムと呼ばれるゴム製のシートで患部の周りを覆う。「手術の際に患者の体を覆う布のドレープをとても小さくしたもの、といえばイメージしやすいでしょう」と前田副院長。治療中に唾液が患部に侵入することで細菌感染を起こす可能性があると考えられており、ラバーダムを敷くことで感染予防が見込めるという。

マイクロスコープを使って根管治療を行う

同院で使用しているマイクロスコープは対象物を約30倍まで拡大できる機器で、1.6倍から4段階にかけて倍率を調整することが可能。肉眼や拡大鏡では見えなかった根管が見えるようになるため、治療の精度を高めるのに有用なのだという。根管から神経を取り除いた後、管の中の細菌や汚れを除去する。

薬剤と詰め物を詰めて治療終了

根管の内壁をそいで形を整えた後、中に薬剤を詰める。薬剤を緊密に詰めていく作業も、根管治療の精度を高めるためには重要だという。その後、詰め物を詰めて治療は終了。術後の経過をしっかりと追うことも大切で、同院では3ヵ月に1度はチェックを行っているという。

料金の目安

前歯1本4~5万円、奥歯1本6~7万円

ドクターからのメッセージ

前田 昌孝副院長

根管治療は歯科治療の中でも難易度が高く、歯科医師の経験や勘に頼るだけではうまくいかないことが多くあります。診断と治療の精度を高めるためには、CTとマイクロスコープを活用することが重要だと私は考えています。当院には他院で根管治療を受けたものの「痛みが引かない」「膿が出てしまった」などの症状が現れ、セカンドオピニオンを求めてご相談に訪れる方もいらっしゃいますが、これらの機器を使って診断・治療をされていないケースも散見されます。この記事を通して、少しでも一般の方々の歯科医療の理解が深まればうれしく思います。

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