医療法人財団 医親会 海上ビル診療所

医療法人財団 医親会 海上ビル診療所

近藤 謙二院長

29317

東京駅直結の、東京海上日動ビル新館にある「海上ビル診療所」は50年以上の長きにわたり、丸の内の地域医療に貢献してきた医療機関だ。診療所とはいっても規模は大きく、小児科や手術を行う外科以外の科目はほぼそろっていると言っていいだろう。ビルの中にあり、目立った看板などがない中で、一日に訪れる受診者は外来、健診を合わせて600人以上。院長の近藤謙二先生は柔和な笑顔が印象的な品のあるドクター。良質な医療を提供するために、患者や働くスタッフ、院内環境に至るまですべてに思いを巡らせ、実現させるよう努力を怠らない。そんな近藤院長に話を聞いた。
(取材日2016年11月16日)

健康診断や画像診断に注力

―長きにわたりこの地で診療されていると伺いました。

1960年に設立され、今年で56年目になります。医療法人財団ですので営利目的ではなく、地域医療に貢献しようということから設立に至りました。企業の中の診療所とは一線を画したオープンな診療所ですので、丸の内に勤めている一般企業の方や近隣の方など、外国人を含め、どなたでも利用できるようになっています。受診者の方は健康に対する意識はとても高いのですが、忙しく働く中で時間が思うように取れず治療に踏み切れない方や、健康管理が思うようにできない方も非常に多いことは気がかりですね。当院は外来はもちろんのこと、予防的な観点から健康診断にも注力しており、病気になる前に見つけて指導することも地域貢献の一つとして考えています。

―とても広くて診療科目も多いですね。

医療機関名は診療所ですが規模は大きく、診療科目は内科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、婦人科、泌尿器科、その他小児科や手術を行う外科以外は網羅し、内科の中も専科に分かれて診療しています。常勤のドクター7人、看護師35人、スタッフ120人に合わせ、慈恵医大、東大、順天堂大などの大学病院から非常勤ではありますが、多数の信頼できるドクターに力をお貸しいただいています。そのため各大学病院やがん研有明病院との連携は強く、こちらで対応できない疾患や検査についてはそれぞれの症状に合わせ、その第一線で治療されている病院をご紹介しています。多くの方に受診していただいておりますが、お待たせしない工夫として予約のシステムを整え、待合室にはモニターをつけて待つ間のストレスを軽減できる院内環境を整える努力をしています。

―こちらではどんな健診が行えますか。また、特徴的な検査などはあるのでしょうか?

一般成人病健診に加え、各科でさまざまな検査が行えます。特に画像診断には力を入れておりまして、上部、下部の消化器内視鏡検査機器には6台あるすべてに、NBI機能という早い段階での病変を捉えられる機能を携えたものを用意しました。これにより食道がんなどを早期発見できていると実感しています。その他マルチスライスCT、眼科ではOCT検査器、乳腺外科ではマンモグラフィーや乳腺エコーなど、先進の機器を導入しました。また、機器をそろえるだけではなくそれを扱う医師や技師も、研鑽を積んだ高い技術を持った者が担当しています。健診エリアは外来と分けているのですが、広々していて、待合室からは皇居などが展望できるんです。リフレッシュになると好評なんですよ。

記事更新日:2016/12/05

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