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林 俊行 院長の独自取材記事

有楽橋クリニック

(中央区/銀座一丁目駅)

最終更新日:2020/10/09

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多くの飲食店やアパレル店などが立ち並ぶ銀座。働く人も多いこの街で、40年近くにわたって人々の健康をサポートし続けているのが「有楽橋クリニック」だ。銀座一丁目駅、銀座駅、有楽町駅から徒歩1〜2分、外堀通りに面したビルの4階にある医院を訪ねると、早朝からの診療を終えたばかりの林俊行院長が笑顔で迎えてくれた。日本糖尿病学会の糖尿病専門医であり動脈硬化にも詳しい林院長、同院では特に糖尿病や脂質異常症、高血圧、脂肪肝といった生活習慣病の予防と管理に力を入れている。「治療を継続することが何より大事になる生活習慣病だから、忙しい生活を送る皆さんにも通いやすい医院でありたい」と語る林院長に、同院の特徴やめざす医療について、ざっくばらんに話してもらった。
(取材日2020年3月18日)

通いやすさにこだわって平日休まず朝から診療

お父さまが開設された医院を継承されたと伺いました。

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はい。当院は1982年から父が長年診療を行ってきましたが、父の逝去を受けて2018年に私が院長として継承いたしました。少し急なことだったのもあり、しばらくはバタバタしましたが、ようやく落ち着いてきたといったところでしょうか。父の専門は神経内科だったのですが、私の専門は糖尿病や動脈硬化。院長就任前は大学病院の糖尿病・代謝・内分泌内科で医局長を務めていたこともあり、糖尿病や脂質異常症、高血圧、脂肪肝といった生活習慣病の予防と管理に力を入れています。父の代から大切にしてきた「親身の医療」はそのままに、新しい機材や技術も導入し、より専門性を高めた診療を提供できるよう、体制を整えました。

どのような患者さんが多くいらしていますか?

風邪などの感染症で発熱や鼻水、咳、腹痛などの症状を訴えていらっしゃる方や、生活習慣病をお持ちでその管理のために定期通院を続けていただいている方などです。企業健診や人間ドックを受けた結果、何かしらの数値が高く出て、そのリスクについての相談でいらっしゃる方も多いですね。銀座という場所柄、近くにお住まいの方というよりは、近隣のオフィスにお勤めの方や、以前近くにお勤めでリタイアされた方などに多くいらしていただいています。比較的遠方にお住まいの方では「月に一度、通院ついでのショッピングやランチの時間を楽しみにしている」という方も。これは銀座ならではの通院スタイルではないでしょうか。銀座駅や銀座一丁目駅、そして有楽町駅からも歩いてすぐという立地なので、通っていただきやすいのも強みです。

平日は休まず、早朝から診療をしていらっしゃるのですね。

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お勤めの方に通っていただきやすいように、朝7時半から、月金は17時まで、火水木は15時まで診療しています。通院を思い立った時に休診しているようなことがないように、診療日の昼の休診時間も12時から13時までの1時間と短めにしています。特に生活習慣病の管理通院でご自身の貴重なお休みを潰してしまうのは残念なもの。お仕事の合間にご受診いただくことで、休診日の土日祝日はご自身の時間として充実した時間をお過ごしいただきたいと思っています。朝早くからの診療は父の代からのスタイルなのですが、近年は「朝活」ブームということもあり、さらに多くの方に朝からの受診をしていただいていますね。朝の時間帯では、出勤前にお立ち寄りいただき、診療後にそのままお仕事に向かわれるという方が多いようです。

糖尿病や動脈硬化など、専門性を生かした治療を行う

お薬を院内処方でお出しいただけるのだそうですね。

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早朝に診療が終わっても、薬局が開いていません。毎日お忙しく過ごしていらっしゃる方にとっては、病院での待ち時間に加えて、さらに調剤薬局でも待たされるというのはつらいもの。移動の負担もかかります。そこで、患者さんの大切なお時間を無駄に奪うことがないよう、当院では院内処方でお薬をお出ししています。医院としては負担もありますが、やはり一箇所で診断、処方から調剤、投薬指導まで行えるというのは、患者さんにとってもメリットが大きいものだと思います。

診療上心がけていらっしゃることを教えてください。

生活習慣病の治療では、何よりも「続ける」ことが大切です。とはいえ、自覚症状のあまりない生活習慣病では、忙しさから治療を中断してしまったり、病院へ行かなくなったりしてしまって病態を悪化させてしまうこともよくあります。治療の中断はもちろん良いことではありませんが、中断してしまったからには何かしら理由があるはず。そこをクリアにしなくては、今後の治療継続も難しいかもしれません。当院では患者さんのお仕事や性格、生活背景などを把握することで、お一人お一人に合わせた対応をご提案するようにしています。ご自身の状態をデータとして明確にご覧いただくことで、意識を変えていただくように働きかけたり、通院のモチベーションの維持も心がけて診療しています。

検査の体制も整っていらっしゃるようですね。

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レントゲンや超音波での検査に加えて、短時間で糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cを測るHbA1c迅速測定や、動脈硬化の進行度を評価する頸動脈超音波検査、CAVI検査なども実施しています。また、睡眠時無呼吸症候群簡易検査も可能です。頭痛の原因の鑑別などに必要であれば、提携する医療機関でMRI検査を受けていただくこともできます。

生活習慣病の治療について教えてください。

糖尿病では薬物に運動療法や食事療法を組み合わせて治療していきます。軽度の場合には薬を使わず、生活習慣を改善することで治療できることもあります。内服治療だけで血糖値がなかなか下がらない場合には、糖尿病専門医としての専門性を生かしてインスリンやGLP-1 受容体作動薬といった注射薬を入院することなく、外来で導入可能です。さらに、心筋梗塞を発症しやすい家族性高コレステロール血症(FH)の患者さんにはPCSK9阻害薬という注射治療を使用することもあります。

「働く人」のためのクリニックとして予防医学に貢献

これまでの診療で心に残るエピソードがあれば教えてください。

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診療を続けている患者さんで、長くインスリン治療を続けている方がいらっしゃいます。10代で1型糖尿病を発症された方で、私は大学病院時代から診てきた方なのですが、当院でも継続して診療させていただいています。初診時に血糖の変動に悩まれていたので強化インスリン療法をご提案したところ、注射の回数が増えるにもかかわらず挑戦されると即答されました。病気に屈することなく何事にも前向きに取り組まれ、登山やスキーなどのアウトドアスポーツや英会話、楽器演奏など、充実した時間を過ごしていらっしゃる姿にはいつも感銘を受けています。

医師を志されたのはお父さまの影響でしょうか?

そうですね。近くの泰明小学校に通学しておりましたので、学校帰りに立ち寄ったり、通学中の電車内で兄弟喧嘩しているところを父の患者さんに目撃されたりということもありましたね(笑)。ご縁をいただき、泰明小学校では現在、校医を務めさせていただいています。定期的に健康にまつわる講話を行うのですが、子どもたちの中には感想文に「将来は医師になりたい」と書いてくれる子もいて、たいへんうれしく思っています。

診療外の活動も積極的になさっているのですね。

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はい。他に月に一度、都内のレストランを会場に、医師と管理栄養士が「食と健康」をテーマに指導する活動にも関わっています。医師が毎回のテーマとなる病気について解説し、管理栄養士が予防や治療に役立つ食事のポイントを説明。西洋料理シェフと日本料理の板前が2品ずつの料理デモンストレーションを行い、最後は質疑応答と試食の時間があります。治療をしながら食事を楽しんでもらいたいという考えから生まれた会です。同じ悩みを抱えた患者さん同士で定期的に交流できる場にもなっていますね。

読者にメッセージをお願いします。

地域密着のクリニックとは少し異なる、「働く人」のためのクリニックとして、予防医学に貢献していければと考えています。健康長寿をかなえるためには、未病の段階から病気の芽を摘むことが大切です。健診の結果に不安を感じている方など、少しの空き時間で受診していただけるように工夫していますので、ぜひお気軽にご来院ください。

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