安井医院

安井医院

細谷 眞澄院長

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JR山手線駒込駅から歩いて2分ほどの距離にある、閑静な住宅街の中の「安井医院」。モダンなデザインが印象的だが、70年以上にわたって地域住民の健康を守り続けてきた歴史あるクリニックだ。祖父、父母の代から続く医師の家系に育った細谷眞澄院長は、1995年に同院を継承。時代のニーズに応じて、これまで女性専門の外来や発達障害児の相談など新たな診療分野にも積極的に取り組んできた。地域のかかりつけ医として常に患者の声に耳を傾けてきた細谷院長が今、注力しているのは認知症ケアと在宅医療。「最後まで責任を持って診るのがかかりつけ医の務め」と話す患者思いの細谷院長に、地域医療現場の最前線について語ってもらった。
(取材日2018年5月30日)

70年以上の歴史を受け継ぐクリニック

―こちらのクリニックには長い歴史があるそうですね?

はい、創業は70年以上前です。私の祖父の代から駒込で地域医療に携わってきました。私は1995年に父からこの医院を受け継いだので、院長に就任してもう二十数年になりますね。この辺りは環境がいいので代々にわたって長く住んでいる方々も多く、患者さんも地元のなじみの方が多数を占めます。私も長く診ているものですから、最近では小さい頃から来てくれていた女の子が結婚して妊婦さんになって受診してくれたり、高齢になった患者さんがお孫さんを診せに連れてきてくれたりすることもあるんです。もっとも、駒込駅からも近いですし遅くまで診療していますから、会社が終わってから来られる方や、近くに新しくできたマンションにお住まいの方の受診も増えました。

―患者さんの層はどうですか?

ご高齢の方が最も多いですね。中には祖父、父、私と3代にわたって診察させていただいている患者さんもいらっしゃいます。外出が困難になった患者さんも増えてきたので、最近では在宅医療にも力を入れるようになりました。お子さんは以前に比べると減ってはいますが、祖父の代から学校医を務めてきた関係で、小学生の患者さんは今も多いほうだと思います。子どもたちが退屈しないように、待合室には引き出しタイプの本棚を置いていて、好きな本を自由に取り出して楽しめるようにしているんです。小さい頃から通ってくれている子は、中学生くらいになると「ここの病院なら一人で行ける」と言ってくれたりもしますね。あとは私が女性なので、女性の患者さんから相談しやすいと思って来ていただけているようです。

―どんな症状を訴える人が多いですか?

一般内科の診療に加えて、最近では不眠、食欲不振といった不定愁訴の相談が増え、心療内科的なニーズが高まっているように感じています。専門のクリニックに行く前に、まずは長年かかりつけにしている当院に行こうと思ってくださっているようですね。また当院はスタッフのほとんどが女性ですので、更年期など女性特有の相談を専門的に受けつける外来を設け、たくさんのご利用をいただいてきました。今は同じような外来を持つクリニックが増えてきたことから固定の受診日は設けていないのですが、ご予約があればその都度受けつけています。他にはお子さんの発達障害の相談も多いです。私は専門の医師ではないのですが、東京大学医学部付属病院で心の発達の臨床について学んでおり、必要があれば適切な専門機関を紹介することも可能です。悩んでおられるお母さんに寄り添って、適切なアドバイスをさせていただければと思っています。



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