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成長の悩みに寄り添う
タイミングを逃がさない受診

橋本こどもクリニック

(文京区/千石駅)

最終更新日:2026/07/16

橋本こどもクリニック 成長の悩みに寄り添う タイミングを逃がさない受診 橋本こどもクリニック 成長の悩みに寄り添う タイミングを逃がさない受診
  • 保険診療

「橋本こどもクリニック」は、2006年に開院した小児科・アレルギー科・内分泌内科のクリニックである。一般的な小児科の診療に加え、低身長や思春期早発症など小児内分泌領域の診療、肥満の診断と治療、また舌下免疫療法をはじめとしたアレルギー疾患の治療にも力を入れている。院長の橋本伸子先生は、「子どもの成長に関する病気は、診断や対応のタイミングが重要」と話す。身長がなかなか伸びない、思春期が周囲より早い、肥満が気になるなどの悩みを抱えながらも、「様子を見れば大丈夫だろう」と受診をためらう保護者は少なくない。しかし、成長やホルモンに関わる病気の中には、早期の対応によって将来の選択肢が広がるものもある。今回は、子どもの成長を見守る上で知っておきたい受診の目安や家庭で気づきたいサインについて話を聞いた。

(取材日2026年7月3日)

低身長や思春期早発症を早めに見極める。成長や体質の変化を専門的に診る小児内分泌診療

Q成長に関する悩みは、どのような相談が多いですか?
A
橋本こどもクリニック 患者一人ひとりの成長に関する悩みに寄り添った診療を行う

▲患者一人ひとりの成長に関する悩みに寄り添った診療を行う

小児内分泌領域で最も多い相談は低身長です。「同年代より身長が低い」だけでなく、「この1年間で身長の伸びが悪くなった」と受診される方も少なくありません。低身長の原因には、成長ホルモン分泌不全性低身長症をはじめ、体質性低身長やSGA性低身長症、女の子ではターナー症候群などがあります。中には脳腫瘍が見つかる例も。また、思春期早発症の相談も多く寄せられます。いずれも受診年齢は就学前から高校生まで幅広いものの、小学校低学年から高学年が中心です。骨年齢の判定やホルモン検査、成長ホルモンの負荷試験などで原因を調べることができるため、「様子を見よう」と自己判断せず、気になることは早めに相談することが大切です。

Q低身長が気になる時、何を目安に受診すれば良いですか?
A
橋本こどもクリニック 保護者の不安に耳を傾け、子どもの成長を長期的な視点で見守る

▲保護者の不安に耳を傾け、子どもの成長を長期的な視点で見守る

低身長の受診は、思春期を迎える前がベターです。思春期に入ると骨年齢が進み身長が伸びる期間が限られるため、早めの受診が望ましいです。低身長かどうかは、母子手帳の成長曲線や標準身長曲線で平均よりかなり低い場合気づかれます。学校検診で指摘されることもあります。ご両親の身長が低い場合も遺伝だからと自己判断せず、一度内分泌専門の小児科に相談されることをお勧めします。受診の際は、過去の身長の記録を必ずお持ちください。骨年齢測定や成長ホルモン分泌刺激負荷試験などの精密検査を行います。「この1年の身長の伸びが急に悪くなった」という気づきもとても重要なサインです。ホルモン異常や脳腫瘍が原因であることがあります。

Q思春期の変化については、どう考えれば良いでしょうか?
A
橋本こどもクリニック 「成長が少し早いかも」と感じたら、まずは小児科に相談を

▲「成長が少し早いかも」と感じたら、まずは小児科に相談を

思春期のサインは男女で異なります。男子では精巣が大きくなるのが最初のサインでこれが9歳以前に、陰毛発現が10歳以前に、声変わりが11歳以前に起きると早発症と考えます。女子では乳房発達が最初のサインでこれが7歳半以前に、陰毛出現が8歳以前に、初潮が10歳半以前に起きた場合早発症と考えます。しかし、男子で声変わり、女子で初潮が起きてからの受診ではタイミングが遅いことがあり、骨年齢が進んでしまい最終身長が低くなってしまうことがあります。原因には脳腫瘍も含まれます。少しでも早く気づいてあげられると、治療の選択肢を広げることができます。

Q子どもの肥満はどの段階から注意が必要ですか?
A
橋本こどもクリニック 肥満の背景にある生活習慣や疾患を丁寧に確認

▲肥満の背景にある生活習慣や疾患を丁寧に確認

小児肥満は肥満度表で標準範囲を大きく超えているかが目安になります。肥満度が高くなるほど改善しにくくなるため、早めの対応が大切です。肥満のお子さんは身長が高めで思春期が早まる傾向がありますが、中には甲状腺機能低下症やクッシング症候群などの病気が隠れている場合もあり、必要に応じて検査を行います。検査で高脂血症や糖尿病、脂肪肝などが見つかることも。また、食生活や生活習慣も大きく影響し、食事量や外食の多さ、間食の習慣などが肥満につながることがあります。肥満度の変化を継続して確認することも大切です。標準範囲の上限付近でも油断せず、お子さんの体重変化を見守りながら、気になる場合は早めの受診をお勧めします。

Q子どもの成長のためにアレルギー治療は必要でしょうか?
A
橋本こどもクリニック アレルギー症状の根本改善をめざす治療について話す橋本院長

▲アレルギー症状の根本改善をめざす治療について話す橋本院長

アレルギー症状が続くと、お子さんの成長や日常生活に影響を及ぼすことがあります。例えば、アトピー性皮膚炎によるかゆみで十分に眠れない場合や、鼻詰まりが続いて集中力が低下することで、成長や学習に支障を来すこともあります。舌下免疫療法は、スギ花粉症やダニアレルギーのお子さんが対象となり、症状だけでなく血液検査の結果も踏まえて適応を判断します。一般的な薬は症状を和らげるための対症療法ですが、舌下免疫療法はアレルギーの根本的な改善をめざす治療です。毎年同じ症状を繰り返しているお子さんにも適しています。将来を見据えて体質改善をめざしたい場合には、有用な選択肢となります。

ドクターからのメッセージ

橋本 伸子院長

お子さんの成長で気になることがあれば、「そのうち伸びるだろう」と様子を見続けるのではなく、早めに受診することが大切です。身長に関する治療は、成長が続いている時期に行うことが最も重要で、思春期を迎えて骨の成熟が進むと、できることが限られてしまいます。受診したからといって、必ず治療が必要になるわけではありません。まずは成長に問題がないかを確認するためでも構いません。「成長に問題ありません」とわかるだけでも安心につながりますので、一度受診していただければと思います。気になることがあれば、タイミングを逃さず、お気軽にご相談ください。