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1人の患者を医院全体で診る
患者が安心できる「チーム医療」

歯科さめじま

(横浜市戸塚区/東戸塚駅)

最終更新日:2019/07/19

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  • 保険診療

歯科医院では各患者に担当医が1人つく「担当医制」が一般的だが、そのスタイルでは担当医の急な不在や退職時に、患者が困るというデメリットが存在する。しかし医院全体が患者一人ひとりを理解した上で治療を行う「チーム医療」なら、患者は安心して通院することが可能だ。また、チーム内での役割分担をしっかりとすることで、より安全で効果的な治療にもつながるという。今回は歯科医師や歯科衛生士はもちろん、歯科技工士や歯科助手、受付、コーディネーターなどさまざまな職種のスタッフが、チームで歯科医療に取り組む「歯科さめじま」の鮫島佳子院長に話を聞いた。(取材日2016年3月16日)

難易度別に適切な役割分担を行うことで専門性も向上。スタッフの成長にも、患者の満足度にも貢献

Qチーム医療とは、具体的にどのようなものですか?
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▲「患者さんに安心して通院していただきたい」と話す鮫島院長

当院は私をリーダーに置く「Aチーム」と副院長を中心とする「Bチーム」に分かれており、それぞれの下に中堅の歯科医師、さらにその下に若手の歯科医師がつくという構成になっています。患者さんの治療内容は、Aチームは私が、Bチームは副院長が、それぞれ把握しているので、担当医がいないときでも患者さんは安心して通院できると思います。このチーム医療を実現するため、スタッフ全員が患者さんのことを共有できるように、カルテとは別に「プロトコール」というルールブックを作成しています。ここに各職種の視点で患者情報を記入し、模型やレントゲン、治療内容などと合わせて各先生に提出し、できる限り情報を共有するようにしています。

Qチーム医療を行うことのメリットは何でしょうか?
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▲若手歯科医師にも経験に応じた仕事を分配することで成長を促す

担当医制の場合は、担当の歯科医師が休んだときや辞めてしまったときに患者さんが困ってしまいますよね。そこで当院では、患者さんに安心して長く通信してもらうため、医院全体が患者さん全員のことを理解するチーム医療を行っています。患者さんからすれば、「歯科医師に診てもらっている」のではなく、「歯科医院全体で診てもらっている」という安心感を得ることができると思います。また、チーム医療は「役割分担をきちんとすること」にもつながるのです。当院では難易度の高い治療は私や副院長が、それ以外の治療は他の歯科医師が診るというように、仕事を分担することでより安全性と精度の高い治療に努めています。

Qチーム医療の導入は、教育機関としての利点もあるそうですね。
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▲役割分担をきちんとすることで、専門性の高い治療を行える

当院では年間、8人ほどの歯科医師の研修と4人以上の歯科衛生士実習を請け負っており、「教育施設」という側面もあります。彼らが将来的に専門性を追求するのか、ジェネラリストをめざすかは本人次第ですが、いずれにせよベースとなる知識と技術は必須なので、しっかり教育ができればと思っています。そのため、「○年目ならここまで」という基準を作り、チームでそれぞれの役割を担ってもらいながら着実に成長できるような体制を整えています。また、治療時は私や主任歯科技工士など各部門のトップが話し合って治療計画を立てます。その計画通りに進めれば、若手の歯科医師でも難易度の高い治療ができるようになるのです。

Qチーム医療を導入することで、どんな治療が実現しますか?
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▲各部門のトップが集まり、綿密な治療計画を練る

ときどき、まるで道路工事のような「つぎはぎ」の治療をしてきた患者さんに遭遇します。穴が開いてしまったからそこを埋めるというような、とりあえず痛いところや悪いところを治すという治療です。そのような患者さんに対して口腔全体を見直して、噛み合わせの再構築をすることがあります。そういった難しい治療の場合は、治療のゴールを設定した上で、きちんと計画を練らなければいけません。そこまでは私がすべて担当しますが、その後のインプラントや義歯などの治療は中堅の歯科医師に、クリーニングなどは若い歯科医師にバトンタッチします。治療の難易度に合わせて的確な役割分担をしていますので、治療の質の向上にもつながっています。

Qチーム医療について、患者さんの反応はいかがですか?
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▲スキルアップをめざして、外部講師を招いた勉強会も行っている

私はすべての患者さんの治療を見回りに行って、要所要所でチェックするほか、患者さんに声かけをするようにしています。私が顔を見せると患者さんは喜んでくださいますし、「大切なポイントで院長が診てくれれば」と、理解を示してくれる方が非常に多いです。他の歯科医師が治療をするときでも、「院長の指示のもとで治療しているなら、院長が治療したのと同じ結果が出るはず」と、当院のことを信頼してくださっているようです。すべての治療を自分 1人で行おうとすると、対応できる患者さんの数に限界があるので、チーム医療を通じてより多くの患者さんを救いたいと考えています。

ドクターからのメッセージ

鮫島 佳子院長

私は「診断は1つでも、方法は複数ある」のが歯科医療だと思います。例えば歯を失ったときには、義歯やインプラント治療などの選択肢がありますが、自分1人で診療していると、「自分にとって」モアベターな方法に偏る可能性があります。しかし、チーム医療によって多くの歯科医師やスタッフと情報共有しながら治療を行えば、新たな方法を発見できると思います。また、歯科医師やスタッフの成長を通じて治療精度の向上も期待できるので、その結果、患者さんの満足度向上にもつながるのではないでしょうか。これまで一般歯科を広く診療してきた経験を生かしつつ、新たなことにも挑戦したいと思いますので、困ったことがあればぜひご相談ください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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