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地域完結型医療へと変化した今
クリニックの地域における役割とは

おくむら こころからだクリニック

(福岡市中央区/大濠公園駅)

最終更新日:2026/06/12

おくむら こころからだクリニック 地域完結型医療へと変化した今 クリニックの地域における役割とは おくむら こころからだクリニック 地域完結型医療へと変化した今 クリニックの地域における役割とは
  • 保険診療

超高齢社会となり、病院完結型医療から地域完結型医療へとシフトしている一方で、「病院」と「クリニック」の違いだけでなく、クリニックの地域における役割は意外と知られていない。「必要に応じて多職種連携によるサポートが受けられることもご存じない方が多いと思います」と話すのは「おくむら こころからだクリニック」の奥村幸祐院長。精神科・心療内科、脳神経内科分野の専門家で、心と体の両方向からアプローチする診療が強みのドクターだ。心身ともに健康なのが本来のあるべき姿。しかしながら診療科が細分化され、受診すべき診療科に迷うことが多いと感じている人も多いのではないだろうか。そこで今回、「病院」と「クリニック」をうまく使い分けるためのアドバイスや、かかりつけ医を持つことの重要性について詳しく聞いた。

(取材日2026年5月21日)

意外と知られていない「病院」と「クリニック」の違いや、地域におけるかかりつけ医の役割

Q「病院」と「クリニック」の違いについて教えてください。
A
おくむら こころからだクリニック 心と体の両方向からアプローチする診療が強み

▲心と体の両方向からアプローチする診療が強み

定義的に言うと、「病院」は複数の診療科と20以上の病床を備えている医療機関を指します。そのため、重症化する可能性のある急性期疾患の診療は、主に病院が行います。24時間体制の救急医療にも取り組んでいる施設と言うとイメージしやすいかもしれませんね。ただ、病院の中でも先進的な医療に取り組む大規模病院、地域医療を支える中核病院、地域密着型病院など、規模や特徴に違いがあります。一方、「クリニック」は病床数が1~19の有床診療所と病床を持たない無床診療所などを指し、診療は軽い病気をはじめ、ケガや慢性疾患の診療が中心。風邪をひいた時などに受診する「地域のかかりつけ」と言うとわかりやすいでしょう。

Qクリニックの役割についても詳しく教えていただけますか?
A
おくむら こころからだクリニック 地域のかかりつけ医に話を聞いてもらうだけでも安心

▲地域のかかりつけ医に話を聞いてもらうだけでも安心

先ほど「病院」と「クリニック」の違いをお伝えしましたが、緊急性があるか否かなど、明らかな症状がない限り患者さんにはわかりません。それを判断するのもクリニックの役目。大きな病院での検査や治療が必要な場合は紹介状を書いて適切な施設へとおつなぎします。クリニックの良さは何でも気軽に相談できる点。それこそが一番の役割だと思います。クリニックもそれぞれ標榜している診療科がありますので、当院であれば精神科・心療内科、脳神経内科なので、その領域が専門だろうなと、皆さんある程度予想されて来られますが、どこを受診すべきかわからない場合もあるでしょう。そんな時もわれわれがご案内いたしますので気軽にご相談ください。

Q地域の「かかりつけ医」にはさまざまな役割があるのですね。
A
おくむら こころからだクリニック 「心」と「体」の両側面からアプローチ

▲「心」と「体」の両側面からアプローチ

ええ、紹介したら終わりではなく、ある程度改善したらまたクリニックで状態維持や回復までのフォローなどを行いますし、症状によっては病院と連携しながら治療を進めていくケースもあります。私自身、大学病院などで勤務していましたので、急を要するか否かを瞬時に見極める力を培ってきました。特に脳梗塞をはじめとする脳血管障害は一刻を争う病気。他の症状で来院されて気づくケースもありますので、日頃から何でも相談できるかかりつけ医を持つことはとても大事です。また、当院では精神科・心療内科領域からのアプローチも可能。原因が体なのか、それとも心なのかわからないといった場合も、躊躇せず安心していらしてください。

Q「心」と「体」のどちらも診療対象なのですね。
A
おくむら こころからだクリニック 院長は日本内科学会総合内科専門医の資格も持つ

▲院長は日本内科学会総合内科専門医の資格も持つ

それぞれの専門性で見ていくと心と体は別ということになるのかもしれませんが、心身ともに健康であるのが本来のあるべき姿。心が弱れば体にも症状がでますし、その逆もあります。その2つを専門にキャリアを重ね、診療に反映できるのは当院ならではの大きな強み。しっかり生かしていきたいと考えています。心に問題を抱えている方は昔からある一定の割合でいらっしゃったと思うのですが、今は社会的な認識が進み、より浮き彫りになっているのかもしれません。少子高齢化の影響もあるでしょう。同級生がたくさんいた昔とは違い、若年層が少なくなった今、求められるものが多いことも不調を来す要因の一つになっているのではと感じています。

Q社会に出ると、学生の頃とは違い求められることは増えますよね。
A
おくむら こころからだクリニック 「困っている人を助けたい」という想いのもと開業

▲「困っている人を助けたい」という想いのもと開業

社会に出るまで発達障害であることに気づかず、うつ病など二次障害につながるケースも多いですが、環境の変化に加え、求められることが増えれば発達障害でなくとも不調を来すことは少なくありません。それくらい心の病気は身近にあるもの。そして、さまざまな要因が絡み合って発症していることが多いため、その一つ一つを解きほぐしながら改善をめざしていくことが大切です。まずは思いを吐き出すこと。聞いてもらうだけで安心される方も多いです。もしも受診に足踏みされている方がいらしたら、友人に悩みを聞いてもらうような気持ちでいらしていただければと。それがクリニック、つまり地域のかかりつけ医の役割だと考えます。

ドクターからのメッセージ

奥村 幸祐院長

世の中は、「病院完結型医療」から「地域完結型医療」へとシフトしています。超高齢社会となり、多くの人が病院に集中すると、急を要する患者をすぐに診ることができません。その解決策として誰もが適切な医療を受けられるよう体制づくりが行われているのです。大きな病院で診てもらうには紹介状が必要なのもそのため。紹介状があれば、これまでの経緯など情報共有ができますので、受診もスムーズです。また、複数の疾患を抱えていらっしゃる方も、住み慣れた地域で暮らせるよう、多職種連携によるさまざまなサポートを受けられます。困っている方のお役に少しでも立てればと思い開院に至りました。どんなことでもお気軽にご相談ください。