健康診断での異常を放置しない
高血圧・糖尿病・脂質異常症の対策
国分寺なみき内科クリニック
(国分寺市/国立駅)
最終更新日:2026/11/05
- 保険診療
健康診断で血圧や血糖値、コレステロール値などの異常を指摘された場合、自覚症状がなくても注意が必要だ。健診結果に「要再検査」「要精密検査」などと記載されていたら、生活習慣病や肝臓・腎臓などの病気が隠れている可能性もある。まずは医師に健診結果を確認してもらい、必要に応じて再検査や治療につなげることが大切だ。医師の力を借りずに自己流で改善を試みる人もいるが、自分に合った食生活や運動方法を判断するのは意外に難しいもの。無理な運動やダイエットは、かえって健康を損ねてしまうこともある。今回は、自らも健康管理に取り組んでいるという「国分寺なみき内科クリニック」の鈴木愛院長に、健康診断結果の異常と病気の関連性、生活習慣病の治療について教えてもらった。
(取材日2026年10月22日)
目次
健診結果の異常は生活習慣病のサインかも。悪化を防いで健康へと導くのは医師の適切なアドバイス
- Q健康診断の結果は、どのように読み取ればよいのでしょうか?
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A
▲「健診結果の異常は早めの受診を」と呼びかける鈴木院長
健康診断は、高血圧・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病を早期に発見し、発症や進行を防ぐための大切な機会です。健診結果には、血圧や血糖値、HbA1c、中性脂肪、LDL・HDLコレステロール、肝機能、腎機能など、体の状態を知る情報が記載されています。「要再検査」「要精密検査」などの判定が出ていた場合、自覚症状がなくても病気が隠れている可能性があります。判定区分は健診機関によって異なりますので、検査数値や過去の結果も含めて確認することが大切です。
- Q異常を放置するとどのような危険性がありますか?
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A
▲健診結果の背景まで見極め、動脈硬化の予防を図る
高血圧・糖尿病・脂質異常症は、いずれも動脈硬化の進行に関係する病気です。高血圧は血管に負担をかけ、糖尿病では高血糖が続くことで血管が傷つきやすくなります。また、脂質異常症ではLDLコレステロールなどの異常が動脈硬化に関係します。複数の病気が重なると、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクがさらに高まります。発症には食生活や運動習慣だけでなく、遺伝や加齢、体質なども関係するため、一人ひとりに応じた管理が大切です。
- Q健康診断で異常を指摘されたら、何科を受診すべきでしょうか?
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A
▲健診後の相談窓口として、一人ひとりに寄り添った診療を提供
まずは身近な内科に相談されるとよいでしょう。高血圧・糖尿病・脂質異常症などは継続的な管理が大切です。当院にも、会社の健康診断や人間ドックで異常を指摘され、結果を持参して相談される方がいらっしゃいます。健康診断を受けた医療機関でなくても相談できますので、結果をお持ちいただきたいですね。患者さんの状態に応じてオンライン診療も活用しながら、必要な診察や検査は対面で行っています。また、ウェブ予約を導入し、待ち時間の短縮や通院しやすい環境づくりにも努めています。立川市・国立市・小平市など近隣エリアからも通いやすく、22台分の駐車場も完備していますので、健診結果が気になった際はお気軽にご相談ください。
- Q生活習慣病はどのように治療していくのですか?
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A
▲薬だけに頼らず、生活習慣の改善から健康管理をサポート
高血圧が疑われる場合、ご自宅で血圧を測っていただくことから始めます。血圧はちょっとしたことで変動しやすいため、健康診断の1回だけの数値では正しい診断ができないからです。そして、高血圧・糖尿病・脂質異常症の治療では、食事や運動などの生活習慣の改善が重要です。日頃の生活習慣を一緒に振り返り、短期的な目標を一つ一つクリアしながら、定期的な検査で、血圧や血糖値、HbA1c、コレステロール値などの変化を確認していきます。生活習慣の改善によって数値が良くなる方もいらっしゃいますが、病気の程度や合併症のリスクによっては、早い段階から薬による治療が必要な場合もあります。
- Q生活習慣病の管理で重視していることをお聞かせください。
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A
▲「最初の一歩」を大切に、無理なく続けられる健康管理を提案
患者さんの「最初の一歩」を大切にしたいですね。それまでほとんど運動をしていなかった人が毎日5分間散歩するようになった、それだけでも大きな変化です。なかなか結果が数字に表れないこともありますが、運動でついた筋肉は、老後の健康にも大きく貢献すると思います。そして、数字の裏に隠れた他の病気を見逃さないことも大事です。例えば、薬による治療を続けても血圧が十分に下がらない場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)など、別の病気が関わっていることもあります。CPAP療法など適切な治療で血圧管理の改善が期待できます。検査の数値だけでなく、生活背景や他の病気のリスクも含めて、患者さん全体を診る診療を心がけています。

