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三須 彬生 院長の独自取材記事

金沢文庫駅前三須ハート内科クリニック

(横浜市金沢区/金沢文庫駅)

最終更新日:2024/11/19

三須彬生院長 金沢文庫駅前三須ハート内科クリニック main

金沢文庫駅西口からバスロータリーを挟んですぐのビル2階に「金沢文庫駅前三須ハート内科クリニック」はある。エレベーターを降り、ハートのマークがあしらわれたガラスドアを抜けると、木の質感を生かしたぬくもりあふれる空間。ペンダントライトやフロアライトが洗練された雰囲気を演出している。笑顔で迎えてくれたのは、循環器内科を専門とする三須彬生院長。複数の病院で循環器を軸とした内科診療を経験後、2024年10月に同院を立ち上げた。「せっかく来ていただいた患者さんに、嫌な思いをさせたくない。また、働く人の快適さも重要です。だからこそ、患者さんと医療者双方の目線から、優しく心地良いクリニックをめざしました」と話す三須院長に、開業のきっかけや目標とする医療などについて聞いた。

(取材日2024年10月30日)

患者とスタッフの双方に「優しく心地良いクリニック」

まずはこれまでのご経歴と、開業に至るまでの経緯を伺えますか。

三須彬生院長 金沢文庫駅前三須ハート内科クリニック1

医学部を卒業後は医局に所属し、東京や神奈川の病院で循環器を軸とする内科診療に携わってきました。病院では狭心症や心筋梗塞に対するカテーテル治療や、心房細動をはじめとする不整脈へのカテーテルアブレーション治療、ペースメーカー治療や心不全の集中治療、心房細動による脳梗塞予防の左心耳閉鎖術といった循環器分野での専門診療を実践する傍ら、急性期治療を終えた方のフォローアップや、心疾患リスクにつながる生活習慣病の管理、睡眠時無呼吸症候群の治療なども手がけました。患者さんと時間をかけて信頼関係を築き、それに基づいて一人ひとりに適切な治療を提案するのが私の理想。対して、転勤も少なくない勤務医の働き方では、せっかく信頼関係ができたのにご縁が切れてしまうことも多く、残念に思っていました。患者さんの立場でも、信頼できる医師に相談し続けたいのではないかと考え、自身で拠点を設けて継続した診療ができるようめざしました。

クリニックの設計でこだわられた点があれば教えてください。

クリニックの立ち上げを考えた際に、一番大事にしたのは「患者さんが何を求めて来院されるか」という点。数あるクリニックの中から当院を選び、足を運んでいただいたからには、嫌な思いはさせたくないと思いました。そこで、患者さんをお待たせしない動線、つまりスタッフもスムーズに働ける空間設計を考え、デザイナーとアイデアを出し合いながら、いくつもの案を検討し、ブラッシュアップを重ねました。「優しく心地良いクリニック」をコンセプトに、内装にもこだわり、木のぬくもりを生かして、きらびやかになりすぎないバランスを追求。ペンダントライトやフロアライトなどの照明にも工夫してくつろぎ感を演出し、初めていらっしゃる方でも緊張せず、リラックスして過ごせる空間にこだわりました。

設備面についても教えてください。

三須彬生院長 金沢文庫駅前三須ハート内科クリニック2

病気とそのリスクを早期に発見するため、なるべく多くの検査ができるよう、検査機器を数多く導入しました。病院に長く勤務してきたからこそ、医療機器の大切さは実感しています。当日採血検査を可能とし、心臓超音波検査は専任の検査技師が常駐する検査室を設けました。被ばくの恐れがなく、患者負担が少ない低侵襲検査である超音波検査は、心疾患の診断において大きな役割を果たします。当院では、必要に応じて精密な検査が可能で、即日総合病院水準のレポートを作成することも可能で、妥協のない検査結果に基づいて、素早く治療にかかることができます。また、24時間いつでも取れて変更もできる予約システムや自動精算機も導入しました。医療DXにおいて大切なのは、その意義を履き違えないこと。機械に任せられることは任せて、空いた時間を人にしかできないことに使うことで、ホスピタリティーあふれるぬくもりの医療を提供できると考えています。

丁寧に向き合い、一人ひとりの要望に応える医療を提供

循環器内科と一般内科を診療されているのですね。

三須彬生院長 金沢文庫駅前三須ハート内科クリニック3

一般内科診療に加え、循環器疾患の「前」と「後」の両方に対応しています。循環器疾患の前と後とはつまり、生活習慣病の果てにある心筋梗塞などの予防としての高血圧症、糖尿病、脂質異常症などの管理と、心疾患への急性期治療後のフォローアップです。大きな病院での外来と変わらない診療内容を提供していますので、これまで勤務してきた病院からご紹介いただくケースもあります。

特に注力されている診療はありますか。

病院勤務時代には、睡眠時無呼吸症候群に向き合う部門を任されてきました。軽視されがちな睡眠時無呼吸症候群ですが、心房細動という不整脈や高血圧症に大きく影響するといわれています。5年、10年と放置することで、心臓や血管に負担がかかり、いずれ心筋梗塞や脳梗塞といった深刻な病気を引き起こすことも考えられるのです。残念ながら突然死に至るケースも多く目にしてきました。そうした病態をよく知るからこそ、生活に寄り添って向き合うことが必要と感じています。当院では簡易型終夜睡眠ポリグラフィー検査と診断目的で行う精密終夜睡眠ポリグラフィー検査(フルPSG検査)に対応しています。どちらも自宅で行うことができ、診断することが可能です。診断後はCPAPを基本とする治療を提供しています。一部、扁桃腺肥大などが背景にあるケースでは、他の医療機関に紹介して耳鼻咽喉科での手術につなげることも可能です。

診療の際に心がけていらっしゃることは何ですか。

三須彬生院長 金沢文庫駅前三須ハート内科クリニック4

目の前の患者さんにとって、一番つらいことは何なのか、何を求めて来院されたのかを考えて診療することは、常に意識しています。例えば、胸の痛みがあってそれを取り除いてほしいのか、あるいは別の病院で処方されていたのと同じ血圧の薬を出してほしいだけなのか、患者さんごとに求めていらっしゃることは異なります。中には、ご自身が何を求めているのかわからない方もいらっしゃるでしょう。そうしたご要望を丁寧にくみ取って、それに応えていくのが私の仕事だと考えています。そのためには、とにかく患者さんに向き合い、しっかりと話を聞くことが大切。カルテ入力を代行するスタッフを置いているのもそのためです。このスタイルであれば、医師は患者さんと面と向かってお話しすることができます。人間、複数のことを同時に行うとどうしても精度が落ちてしまいますから、記録する役割はスタッフに任せ、私自身は診療に集中することを大切にしています。

地域とともに、常に成長を続けるクリニックでありたい

医師を志し、循環器を志望したきっかけは?

三須彬生院長 金沢文庫駅前三須ハート内科クリニック5

父が医師で、自分にとって最も身近な仕事でした。私が医師をめざすきっかけになったのは小学生の頃でしょうか。父が働いている病院に社会科見学に行く機会があり、普段見ることのできない父の働く姿や、患者さんと接する様子を見て、とても誇りに思ったのを覚えております。患者さんと親しげに話す父の姿がとても印象的で、そのことから、医師に対して憧れを抱くようになりました。循環器は難しく捉えられがちですが、実は明快で学術的に面白い分野だと感じています。さらに、生命に関わる診療科であり、全身を診る必要がある点も特徴です。医師になるからには、目の前で倒れた人がいれば助けられる医師になりたいと思い、循環器を専門に選びました。

今後の展望を教えてください。

まずは、来ていただいた患者さん一人ひとりに、良い医療を提供したいと思っています。その上で、ご意見を受ければ積極的に耳を傾け、改善すべき点は改善しながら、より良いクリニックに育てていきたいですね。まだ始まったばかりですが、異なるバックグラウンドや能力を持つ多彩なスタッフが集結してくれて、にぎやかに良いスタートを切れました。私は小学生の頃からバスケットボールをしていて、チームスポーツが大好き。いずれはクリニックでもチームをつくってプレーできたらいいなとも考えています。私たちのクリニックがチームとして今後どのように成長していくかを、ぜひ楽しみに見守ってください。

読者に向けて一言メッセージをお願いします。

三須彬生院長 金沢文庫駅前三須ハート内科クリニック6

動悸、息切れや胸の痛みといった循環器系の症状はもちろん、体のことで困っていることがあれば、まずは一度ご受診いただければと思います。発熱者の診療にも取り組んでいるので、専用ルームを設けて非発熱者とは動線を分けて対応しています。発熱のある方も、そうでない方も、双方が安心してご来院いただける体制です。最短翌々診療日に結果をお渡しできる健康診断に加え、心電図異常や心雑音を指摘された方の二次精密検査も実施しています。身近なかかりつけ医として、ぜひご活用ください。

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