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肛門外科の専門家による痔の治療
女性らしいこまやかな配慮も

横浜センター北ほしクリニック 内視鏡内科・肛門外科

(横浜市都筑区/センター北駅)

最終更新日:2024/07/10

横浜センター北ほしクリニック 内視鏡内科・肛門外科 肛門外科の専門家による痔の治療 女性らしいこまやかな配慮も 横浜センター北ほしクリニック 内視鏡内科・肛門外科 肛門外科の専門家による痔の治療 女性らしいこまやかな配慮も
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性別や年齢を問わず、肛門周辺に違和感を覚えたり、排便時に何かしらの気になる症状を抱えたりしている人は少なくない。だが、デリケートゾーンの相談をする際、どのような医療機関を選べばよいのだろうか。「横浜センター北ほしクリニック 内視鏡内科・肛門外科」の星加奈子院長は、横浜市立大学医学部大学院を修了。大学病院や高度医療機関などで長きにわたり、肛門外科、内視鏡内科を専門に研鑽を積んだ。疾患部位がデリケートであることから、受診を躊躇するケースが散見されるが、「症状を放置するとリスクが生じることも。長引く場合は専門の医師に相談しましょう」と訴える。そんな星院長に、肛門疾患で代表的な痔の症状や、治療のこだわりについて詳細に聞いた。

(取材日2024年6月26日)

豊富な経験と実績に基づいた「痔の治療」を提供。患者のデリケートな悩みや不安に寄り添う診療スタイル

Q痔の種類や初期症状について教えてください。
A
横浜センター北ほしクリニック 内視鏡内科・肛門外科 内装や照明も患者がリラックスして過ごせるように工夫する

▲内装や照明も患者がリラックスして過ごせるように工夫する

痔には、痔核(イボ痔)、裂肛(切れ痔)、痔ろう(穴痔)の3種類があります。さらに痔核は、イボが肛門外側にできる「外痔核」と、内側にできる「内痔核」の2つに分類されます。痔核の症状は、イボ状の出っ張り、出血と痛みなど。外痔核の主な症状は、出っ張り感。内痔核が小さい段階では、出っ張りを感じにくいため出血によって異変に気づき、内痔核が大きくなって外に飛び出ると痛みも伴います。裂肛の場合は、切れたところからの出血と痛みが主訴となります。痔ろうは、肛門に膿のトンネルができる疾患です。初期段階では肛門周囲膿瘍という「お尻のおでき」ができるので、痛みと腫れが代表的な症状となります。

Q痔を放置するとどうなりますか?
A
横浜センター北ほしクリニック 内視鏡内科・肛門外科 やわらかな雰囲気で丁寧なコミュニケーションを大事にする星院長

▲やわらかな雰囲気で丁寧なコミュニケーションを大事にする星院長

外痔核が大きくなると、出っ張りに対する違和感も増してきます。お尻を拭く際にも拭きにくさを感じるようになります。一方、内痔核が悪化すると、イボが外に飛び出し痛みや貧血になるほどの大量出血を伴う場合も。重症化すれば輸血が必要なケースもあるので、内痔核を放置することは禁物です。裂肛を繰り返すと、潰瘍になり瘢痕化に。肛門が狭くなるため裂けやすくなり悪循環に陥り、排便に支障を来すこともあります。痔ろうの場合、膿のたまりがお尻の奥深くに進展すると、複雑な状態になり手術が難しくなります。肛門の筋肉を一部切った場合は、肛門の締まりが多少緩くなることもあるので注意が必要です。

Q市販薬で治療はできないのでしょうか。
A
横浜センター北ほしクリニック 内視鏡内科・肛門外科 広々とし、プライバシーに配慮された更衣室

▲広々とし、プライバシーに配慮された更衣室

軽度の痔核、裂肛であれば、市販薬で間に合う場合もあります。ご自身の症状を痔核、裂肛と自己判断して、市販薬を購入している方も少なくないでしょう。しかし、そもそもその捉え方が適切でないケースが散見されます。市販薬を利用して改善が見られないという状況であれば、早めに専門の先生を訪ねることをお勧めします。市販薬によって症状が悪化している場合は、数日のうちに医療機関に相談してください。多少改善が見込めるようであれば、1週間ほど様子を見るのも良いでしょう。専門の医師に相談するメリットは、適切な処置により短期間での改善が期待できることです。判断に迷った場合は、医師のアドバイスを仰ぎましょう。

Qこちらで行っている痔の検査と治療について伺います。
A
横浜センター北ほしクリニック 内視鏡内科・肛門外科 手術中も恥ずかしい思いをしなくて済むようにも配慮する

▲手術中も恥ずかしい思いをしなくて済むようにも配慮する

当院で重視しているのは問診です。いつから、どのような痛みが生じているのかといった問診を行うことで、患者さんの状況を7割程度判断できます。問診後は、お尻の表面から腫れや皮膚状態などをチェックする視診。続いて行う触診では、出っ張り、裂肛の有無などを確認します。触診で見逃してはいけないのは、直腸がんです。痔だと思って来院したところ、実は直腸がんだったというケースは少なくありませんので慎重に対応しています。症状に合わせて肛門鏡や直腸鏡、専門器具を用いて患部の大きさ、場所、状況を詳細に確認していきます。座薬や軟こうで改善が見られない場合は、注射治療や手術を検討します。あとは排便習慣の指導も行っています。

Q治療法はどのように選択されていますか?
A
横浜センター北ほしクリニック 内視鏡内科・肛門外科 治療後の普段の生活の過ごし方やケアの方法も丁寧に説明する

▲治療後の普段の生活の過ごし方やケアの方法も丁寧に説明する

痔は、良性疾患です。当然、学会などで示される標準治療に準拠することは大切です。とはいうものの私は、良性疾患の罹患者に対して画一的な標準治療を適用すること以上に、患者さんのお困り事や改善要望を尊重した治療を優先したいと思っています。同じようなおしりの状態の患者さんがお二人いたとしましょう。生活背景、年齢、既往歴、自覚症状の程度が異なる患者さんに、同じ治療を提案することは適切ではないでしょう。「今は手術を受けたくない」という患者さんに対しては、「薬で症状の抑制を図りながら、手術タイミングは再考する」というのも一つの方法です。患者さん一人ひとりのご事情に応じた、最適な治療法を見つけていきたいですね。

ドクターからのメッセージ

星 加奈子院長

デリケートゾーンの疾患なのでプライバシーを遵守すること。そして、痛みに配慮し患者さんの負担が少ない治療を提供しながら、確実な結果につなげること。この2つが当院のモットーです。2024年6月に開院したばかりですが、今まで相談場所を見つけられなかったという若い女性から数多くのご相談が寄せられています。患者さんの中には「こんな些細な相談をしてもいいのか」、「出っ張りやかゆみは感じるけど、痛みはないし」など、確固たる理由がないからと来院を躊躇する方もおられますが、小さな疑問や違和感でも結構です。来院いただければ、その場で解決できることもあるかもしれません。気軽に足を運んでいただけるとうれしいです。

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