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「いつもと違う」は受診のサイン
心身の不調改善は気軽な相談から

エニキュアメンタルクリニック六本木

(港区/六本木駅)

最終更新日:2025/01/08

エニキュアメンタルクリニック六本木 「いつもと違う」は受診のサイン 心身の不調改善は気軽な相談から エニキュアメンタルクリニック六本木 「いつもと違う」は受診のサイン 心身の不調改善は気軽な相談から
  • 保険診療

心身にさまざまな不調が現れる精神疾患。言葉で言い表せないような不調に悩み、誰にも相談できずに抱え込んでしまう人も少なくない。精神科の受診にハードルを感じる人もいるだろう。精神疾患の一歩手前には、不眠や頭痛、吐き気、倦怠感、意欲の低下などの初期症状が現れる。「こうした“いつもと違う”サインを感じたら、たとえ症状や原因、不調が始まった時期などを説明できなくても、医師に相談してほしい。早期相談が不調改善につながる」と話すのは、「エニキュアメンタルクリニック六本木」の杉本あずさ院長。同院では、精神疾患に移行する前に現れる不調の相談にも丁寧に対応している。「気軽に相談してほしい」と願う杉本院長に、働き盛りに多い精神疾患や心身の不調、受診のタイミングなどについて話を聞いた。

(取材日2024年12月20日)

メンタルクリニックは「何となく不調」を相談できる場所。早期受診でうつ病への移行、症状の慢性化を防ごう

Q働き世代に多い精神疾患には、どのようなものがありますか? 
A
エニキュアメンタルクリニック六本木 白を基調とした温かみのある院内

▲白を基調とした温かみのある院内

精神疾患は、双極性障害(躁うつ病)や睡眠障害、パニック障害、強迫性障害、不安障害など多数あり、原因や症状は多岐にわたります。働き世代の青年期と壮年期に多いのが、適応障害です。環境に適応できず、心身に不調が出ます。職場での人間関係や家族関係、ご自身が抱える病気などがストレスとなり、健康状態や気分、行動に変化が現れます。心身の不調はやがて日常生活に影響を及ぼし、会社に行けなくなったり、ベッドから起き上がれなくなったりします。適応障害はうつ病の一歩手前の状態です。悪化すると、うつ病や他の精神疾患に移行することもあります。

Q精神疾患の初期症状を教えてください。
A
エニキュアメンタルクリニック六本木 患者一人ひとりに合わせた診察を行う

▲患者一人ひとりに合わせた診察を行う

吐き気や頭痛、めまい、動悸、不眠などの身体的な症状が現れる方もいれば、不安や憂うつ、抑うつ、感情を抑えられないなどの精神的な症状、注意力散漫や意欲の低下など、行動に変化が現れる方もいます。精神疾患の初期症状は患者さんによってさまざまです。働き世代に多いのは、「会社に行こうとすると吐き気を催す」「どうしても会社に行く気になれない」などの不調です。このような不調をきっかけに、仕事を休んでも不調が改善せず、クリニックに相談される方が多いようです。当院では、特に20代、30代の方の受診が目立っており、多くの方々が職場での人間関係が原因で心身に不調が出ています。

Q「最近ミスが多い」「不注意が続く」などの相談もできますか? 
A
エニキュアメンタルクリニック六本木 予約制の導入やオンライン診療など待ち時間の軽減にも注力

▲予約制の導入やオンライン診療など待ち時間の軽減にも注力

はい。身体的な症状がなくても、「いつもと違う」「こんなことは初めて」などの不調や変化を感じたら、クリニックに相談されることをお勧めします。言葉ではうまく表せないような不調であっても、気軽にご相談ください。診察では、不調が出始めた時期や思い当たる原因、食事や睡眠、気分の変化などをお聞きし、治療方法を考えます。当院では、外部サービスと連携することでオンライン診療にも対応していますので、対面での相談に抵抗を感じる方は、オンライン診療をご利用ください。相談したからと言って、薬の服用や通院が必要になるとは限りません。医師との相性もありますので、患者さんのご希望に沿って治療方法を決定します。

Qどのようなタイミングで受診すれば良いのでしょうか?
A
エニキュアメンタルクリニック六本木 やわらかな雰囲気で相談しやすい杉本院長

▲やわらかな雰囲気で相談しやすい杉本院長

受診のタイミングは、ほんの少しでも「いつもと違う」と感じた時です。心身の不調は、自覚するまでに時間がかかります。「日常生活に支障がある」「会社に行きたくない」「体が重い」などの不調が現れる前に、何か変化を感じたらご相談ください。風邪で内科を受診するように、「ちょっと調子が悪いから診てほしい」といった感覚でメンタルクリニックにお越しいただければと思います。精神疾患は、治療が早ければ早いほど、早期の改善が見込めます。一方、不調を抱えたまま過ごしていると、うつ病に移行したり、身体的な症状が慢性化したりするおそれがありますので、様子見をしないことが大切です。

Q本人や周囲の人が取り組むべきことはありますか? 
A
エニキュアメンタルクリニック六本木 患者の満足度が高まるよう、質の高い医療の提供を心がける

▲患者の満足度が高まるよう、質の高い医療の提供を心がける

精神疾患やストレスからくる不調は、ご本人よりも周囲の方が早く気づくこともあります。周囲の方が異変に気づいたら、付き添ってクリニックを訪れるのも方法の一つです。患者さんご本人が了承されれば、付き添いの方も診察室に入っていただき、様子の変化などをお聞きします。診察後は定期的な通院をお願いしています。初診から2週間後、症状が落ち着いていたら1ヵ月に1回程度の通院をお勧めします。ただし、通院を強制することはありません。「会社を辞めたら、不調が改善した」「意欲が湧いてきた」といったことがあれば、患者さんのタイミングで通院を中断されても構いません。当院では、患者さんの意思を尊重しています。

ドクターからのメッセージ

杉本 あずさ院長

基本的に精神疾患や心身の不調は、少し休めば治るというものではありません。患者さんご自身の力だけでなんとかすることは難しく、医師によるサポートが必要になることは多いです。当院では、不調の原因となっている環境にアプローチして改善をめざす「環境調整」を中心に行います。その他、薬の処方やカウンセリングなど、治療には選択肢があります。当院ではオンライン診療も行っていますので、気軽な相談から通院まで、オンラインと対面を患者さんのご都合とお気持ちに合わせてお選びください。症状によっては、適切な受診方法や他科の受診をご提案することもあります。ため込まず、我慢せず、「いつもと違う」と感じたらご相談ください。

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