どんな症状も相談できる
総合的な内科診療を行うかかりつけ医
内科・消化器内科 はしむらクリニック
(高槻市/摂津富田駅)
最終更新日:2024/07/19
- 保険診療
「ここに行けば大丈夫」というコンセプトを掲げ、病気の早期発見と治療に努め地域の健康を支えている「内科・消化器内科 はしむらクリニック」。院長の橋村直英先生は、医療の専門性の細分化が進み、患者が自身の症状とかかるべき診療科を結びつけられない現状を危惧し、開業時に「当院に来れば何とかなると頼っていただけるクリニック」をめざしたという。消化器内科を専門とする医師として精度の高い内視鏡検査を提供するとともに、風邪などの感染症や生活習慣病の治療、各種ワクチン接種など幅広い診療を行っている。実際、クリニックにはどういったときにかかるといいのか、消化器内科の医師にかかるメリットなども併せて、橋村院長に話を聞いた。
(取材日2024年6月19日)
目次
風邪の診療から内視鏡検査まで、近所のかかりつけ医で。検査設備を整え、適した医療機関への振り分けも行う
- Q消化器の専門でありながら幅広いニーズに応えているそうですね。
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A
近年、医療がどんどん専門的になってきていて、患者さんからするとこの症状の場合はどこに行けばいいのか、わかりにくくなっていると思います。そのような中で、かかりつけ医としてファーストタッチする役目も担っていきたいと考えました。どのような病気なのかを判断し、必要と思われる検査を考え、それに応じた医療機関への振り分けまで行う総合的なクリニックをめざしています。当院の開業前には、さまざまな症状の患者さんが受診される一般内科や救急診療での経験がありますので、ここで診察できるものは可能な限り対応し、難しい場合は適した医療機関を紹介します。その判断をサポートするための検査機器も導入しています。
- Qどういったタイミングで受診したら良いのでしょうか?
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A
症状が続いているかどうかを目安にしていただくと良いと思います。急に痛くなっても痛みが治まって再発しなければ問題ないことのほうが多いのですが、ちょっと気持ち悪いのが何ヵ月も続いたり、一旦改善してもまた再発したりを繰り返すというのは良くないサインですので、ぜひ受診してください。ただ、どんな症状でも、どんなタイミングでも来ていただいて大丈夫です。何科にかかっていいのかわからないというときでも、来ていただければ適した診療科を紹介しますし、当院で診られるものはすぐに対応いたします。
- Q具体的にどのような症状を診ていますか?
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A
風邪や、高血圧症、糖尿病などの生活習慣病はもちろん診ています。軽い湿疹や帯状疱疹、頭痛や片頭痛、花粉症なども薬による治療を行えますし、各種ワクチン接種も当院に取り寄せられるものであれば広く対応します。さまざまな病気を対応するにあたり、症状の重さを見極めることも大事にしています。咳が気になるときはエックス線検査などで肺炎や気管支炎があるかどうかを見極め、胸が痛いという訴えなら心電図も取り、痛みが心臓から来ているのか、肺なのか、骨が痛いのかを確認。白血球の数値を測る血球計測器は、すぐに病院に連絡すべき症状かの判断にも用います。重大な見逃しを防ぐために検査設備を整えました。
- Q消化器の専門である先生をかかりつけに持つメリットは?
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A
消化器内科は、内科の中で最も多くの臓器を診ている診療科と言えます。循環器内科は心臓、呼吸器内科は肺がメインですが、消化器内科は肝臓、胆嚢、肝臓、膵臓、胃、腸と非常に広く、多くの臓器を専門的に診ています。そういった面からも消化器内科を専門とする医師は、総合的な診療を行うのに適しています。また、内視鏡検査ができることもメリットに挙げられます。内視鏡検査はどの診療科の先生でもやっている時代ですが、消化器内視鏡を専門として見てきた症例数が違いますので、病気が見つかった際にどのような精密検査・治療が必要かをよくわかっています。病変が見つかったときに、スムーズに次の対応へと進められることもメリットです。
- Q今後、地域でどのような役割を担いたいですか?
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A
地域の方々を救いたいという想いがあります。私は以前病院に勤務していたのですが、かかりつけがあったにもかかわらず、何も検査をしておらず気がついたときにはがんが進行していたという患者さんを診てきたので、そういう方を一人でも減らしたいんです。「こういう方を救うにはどうすればいいのかな」と思ったときに、自分で開業するという考えに至りました。地域のかかりつけ医になることで、一人でも多くの人の健康を守っていきたいです。それとともに、「とりあえずここに来れば何とかなる」、そう頼っていただけるようなクリニックをつくっていきたいと思います。