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橋村 直英 院長の独自取材記事

内科・消化器内科 はしむらクリニック

(高槻市/摂津富田駅)

最終更新日:2024/07/17

橋村直英院長 内科・消化器内科 はしむらクリニック main

JR京都線・摂津富田駅より徒歩10分ほどの場所にある「内科・消化器内科 はしむらクリニック」。橋村直英院長が大阪府内の医院で研鑚を積む中で感じた、地域の医院の役割の重要性をかたちにするため、2024年5月に開業したクリニックだ。消化器内科は内科の中では診れる臓器の数が一番多いため、どんな症状でも気軽に頼ってほしいと話す一方で、内視鏡検査には高い専門性を発揮。少しでも負担軽減を図りたいと、これまでの経験の中で試行錯誤してたどり着いた「手間を惜しまない」検査を展開している。最近は忙しくてめっきり行けていないものの、ゴルフなど体を動かすことが好きだというアクティブな橋村院長に、開業までの経緯や診療のこだわり、今後の展望などを聞いた。

(取材日2024年6月10日)

医療から遠のいている人も通院しやすいクリニックに

まずは、医師をめざしたきっかけからお聞かせください。

橋村直英院長 内科・消化器内科 はしむらクリニック1

父が麻酔を専門とする医師だったので、医院での姿を見ていたわけではないものの、医師という仕事のやりがいを耳にすることは多かったのかなと思います。これから自分が働いていくと考えたときに、これだけ感謝される仕事はあまりないなと感じていましたね。消化器内科の道に進んだのは、内視鏡の楽しさにふれたからです。医師になったばかりの頃、実際に内視鏡を持ってみて、体を傷つけずに胃や腸の中を見られることに「すごい技術だな」と驚きましたし、がんなどもおなかを切らずに治療できる時代になっていると知り、魅力に取りつかれました。

そこからご研鑚を積まれ、開業するまでの経緯を教えてください。

10年以上の間、大阪府内の病院で内視鏡検査をはじめとする多くの症例に携わってきました。ただ、勤務医をしていると、病気がかなり進行した状態で来られる方も多く、胃や大腸の内視鏡検査を受けていれば、早期に気づけたはず、防げたはず、という場面を何度も目にしました。特に最近は紹介状がないと大きい病院に行きづらいということもあり、地域の医院の役割が重要になってきていると考え、開業を決意しました。仕事で忙しいビジネスパーソンや、健康診断を受ける習慣のない方、主婦の方など、普段医療から遠のいているような方にも通いやすいように、商業地や住宅地にも近いこの場所を選びました。

院内でこだわったところはどこですか?

橋村直英院長 内科・消化器内科 はしむらクリニック2

まずは、内視鏡室を広く取ったところがこだわりです。検査に不安を感じる方もいらっしゃると思うので、なるべく圧迫感がないようにしたかったのと、スムーズにストレッチャーを出し入れできるようにと考え、スペースを確保しました。内装は「現代的にしつつ落ち着ける空間」をテーマに、ニュートラルカラーの白とグレーを基調にしています。予想以上にゆったりと感じていただける空間がつくれたかなと思っています。

なんでも相談できる場であり、高い専門性も兼ね備える

医院のコンセプトを教えてください。

橋村直英院長 内科・消化器内科 はしむらクリニック3

私が専門とする消化器内科は、体で最も多くの臓器が詰まった腹部を専門としています。ただ、以前在籍していた病院では一般内科の診療に携わっていたこともあり、どんな症状でもまずは来ていただければ、検査や診断をすることが可能です。「ここへ行けば大丈夫」と思ってもらえるようなクリニックになりたいというのが、一番のコンセプトです。自分でどこが痛い、この症状はあの病気だ、とわかる患者さんは少ないので、何科に行けばよいかわからない場合に頼ることのできる、地域の方のファーストタッチの場になっていきたいと考えています。また、普段から通っている顔なじみのスタッフがいるクリニックで、高い専門性を持った内視鏡検査を受けられるということも、患者さんの安心感につながるのではないでしょうか。

気兼ねなく通えることと、高い専門性が共存しているのですね。内視鏡検査のこだわりを教えてください。

ひと言で言うと「手間をかけている」ところです。やはり胃の内視鏡検査でも大腸の内視鏡検査でも、患者さんにとってはつらいと感じる検査だと思いますが、その苦痛をどうすれば少しでも軽減できるかという点に、こだわっています。例えば、空気を入れる量を少し調整したり、喉元をカメラが通った後に少し待ったり……なかなか言葉では伝わりにくいのですが、おなかの張りを和らげたり「オエッ」と感じないようにしたりするために工夫しています。丁寧な動作が刺激の軽減になり、結果的には検査時間の短縮や見落としの防止にもつながると考えています。検査の質を担保しつつ、短時間で楽に受けていただける最善の方法を探して毎日研鑽を続けています。

これまでのご経験が生かされているということでしょうか。

橋村直英院長 内科・消化器内科 はしむらクリニック4

そうですね、勤務医時代に数多くの内視鏡検査を経験してきたので、試行錯誤しながら負担軽減のための方法を追求してきました。内視鏡検査を受けることは一大イベントだという方もいらっしゃると思うので、技術的なレベルを担保することと負担軽減は両立させたいという目標を持って検査にあたっています。麻酔を使用すると当日中の生活に多少の影響が出るので、胃の検査では麻酔なしでも負担の少ない経鼻内視鏡をお勧めしています。もちろん、どうしても怖いという方には麻酔を使うこともできますし、そこを含めしっかりと納得いただけるようご説明しています。

診療時間や診療内容で地域のニーズに応える

どのような方に受診をお勧めしたいですか?

橋村直英院長 内科・消化器内科 はしむらクリニック5

先ほどお話ししたように、多くの臓器が集まる腹部を中心に診ることができるので、「よくわからない」不調でもまずは来ていただければと思います。また、過去にピロリ菌に感染したことがある方は、少なくとも2年に1回、できれば1年に1回、内視鏡検査をお勧めします。ピロリ菌をはじめ、胃がんや大腸がんもかなり進行しなければほとんど症状が見られないので、ピロリ菌の感染経験がない方でも、40歳を過ぎたら一度検査を受けていただきたいですね。お仕事をされている方でも受診しやすいように、土曜にも検査の枠を設けています。加えて、高槻市の健康診断は胃がん検診に対応しているので、ぜひ当院で制度を活用していただければと思います。

ところで、ご趣味や健康づくりのためにされていることはありますか?

開業したばかりということもあり、忙しくてなかなか自分に時間を割けていないのが現状です。学生時代は、真っ黒に日焼けするほどスポーツにいそしんでいたのですが……。生活習慣病をはじめ、多くの病気は運動不足が大きく関わります。患者さんには「とにかく運動しましょう」と口酸っぱく言っているのですが、私自身が運動できていないので反省ですね。落ち着いたら、自分のリフレッシュのためにも、運動する機会をつくりたいです。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

橋村直英院長 内科・消化器内科 はしむらクリニック6

内視鏡検査はがんをはじめとする疾患の早期発見に有用であり、患者さんの命を救うことに直結できる検査だと思っているので、内視鏡検査の数をもっと増やしていきたいです。医学の考え方として、健康であることと元気であることは違います。元気であっても定期的に検査や健康診断を行うことで、症状の出ない病気を早期発見して患者さんの健康を保っていきたいという思いがあります。ただ、症状が出た際には不安が募ることが多いと思います。そんな時に地域の方がいつでも頼れる場所になるように最大限の努力を行い、不安を取り除いていけたらと考えております。また、幅広いお悩みに対して自由診療も含めた提案ができるよう、ニーズを見ながら取り入れていく予定です。内視鏡検査の高い専門性とオールマイティーに対応できる柔軟性を併せ持って、地域の皆さんの健康づくりをお手伝いできればと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃の内視鏡検査/1万2000円~、大腸の内視鏡検査/2万円~
※病気が見つかった場合は保険診療に切り替えさせていただきますので保険証は持参ください。
人間ドック/9900円~※詳細はクリニックへお問い合わせください。

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