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上野 俊昭 院長の独自取材記事

うえのとしあき脳神経クリニック板橋

(板橋区/板橋区役所前駅)

最終更新日:2023/08/24

上野俊昭院長 うえのとしあき脳神経クリニック板橋 main

都営三田線・板橋区役所前の出口を出てすぐ、いくつかのクリニックが複合したビルの1階に「うえのとしあき脳神経クリニック板橋」はある。中に入ると清潔感のある受付と待合室があり、穏やかな照明と植物が印象的である。院長の上野俊昭先生は、脳神経外科医として特に血管内カテーテル治療を得意とし、長年、大学病院・基幹病院で多くの患者の治療に関わってきたが、「脳神経のプライマリケア」を行いたいという思いで開業したとのこと。上野先生にクリニックの特徴や、訪れる患者、脳卒中の症状や予防などについて、話を聞いた。

(取材日2023年5月2日)

落ち着いた内装と先進のMRI機器

上野先生はさまざまな病院で脳神経外科医として経験を積まれているのですね。

上野俊昭院長 うえのとしあき脳神経クリニック板橋1

はい。東京大学医学部卒業後、東京警察病院、帝京大学医学部附属病院、国際医療福祉大学三田病院、東京都健康長寿医療センターの脳神経外科に勤務していました。特に東京警察病院では脳卒中の血管内カテーテル手術が当時、国内ではまだあまり行われていなかったため、多くの患者さんの治療に関わる機会を得ることができ、その後の私の得意分野となりました。血管内カテーテル手術については後進も育ってきましたので、そういった急性期医療から離れ、脳神経の疾患に関わる地域でのプライマリケアに従事したいという考えで2023年に当院を開業しました。ここ板橋区に開業したのは、帝京大学や健康長寿医療センターに勤務していたこともあり、この地域に親しみがあったのと、それらの施設で治療をしてきた患者さん方を引き続き地域で診ていきたいという思いがあったからです。

非常に内装がきれいですが、何かこだわりはありますか?

ありがとうございます。院内のレイアウトについては、落ち着いた雰囲気をめざしました。脳の病気となると、診察をお待ちの間に不安な方もおられるでしょうから、植物なども配置して、リラックスしていただけるようにしています。照明をやわらかめにしていますが、これには理由があります。頭痛の訴えで来院される患者さんが多いのですが、片頭痛の患者さんは光に過敏な方が少なくありません。また、時間に合わせて、明るくなったり暗くなったり変化をもたせた照明になるよう設定しています。カウンターはなるべく角のないように、丸みを持たせました。そして車いすの方でも診察できるように通路を広めにしました。実はBGMにもこだわり、午前は静かなピアノ、午後は少しアップテンポな曲で変化をつけています。

そのほか、MRIなどの設備も充実しているようです。

上野俊昭院長 うえのとしあき脳神経クリニック板橋2

脳卒中をはじめとした脳神経疾患の迅速で正確な診断を行うには、MRIによる画像診断が必須だと考えています。当院のMRIは短時間で高画質な画像を撮れる機能性にこだわったものを導入しています。MRI待合室もリラックスしてお待ちいただけるように穏やかな照明にしています。また、MRI検査時には目の前に置いた鏡を通して動画映像を見ながら検査を受けていただけるようになっています。閉塞感のない開放的な視界に患者さんはきっと驚かれると思います。閉所恐怖症の方、お子さま、高齢者の方にも安心して検査を受けていただくことができるように工夫しています。今まで閉所恐怖症でどうしてもMRI検査ができない、という方もこのMRIなら大丈夫と言っていただけるのではないでしょうか。

脳卒中の初期診療と予防の重要性

どういった症状の患者さんが脳卒中を心配して受診されるのでしょうか?

上野俊昭院長 うえのとしあき脳神経クリニック板橋3

頭痛、めまい、手足のしびれなどが出現して、脳卒中などの頭の病気を心配して来院される患者さんが多いです。特に、突然の頭痛、半身のしびれ・脱力、呂律が回らない、顔面の麻痺がある、などの症状は脳卒中の可能性が高いのですぐに受診していただきたいです。開院して驚いたのは、症状が出現しても受診するのを躊躇して様子を見ていたという方が案外多いことです。これにはわれわれ医療機関の敷居が高いことも理由としてあるかと思います。脳卒中は素早い診断と治療開始が大切ですから、もっと地域の皆さんに認知されて気軽に受診できるクリニックをめざしていきたいと考えています。

脳卒中の予防についても取り組まれていますね。

脳卒中はいったんかかってしまうと後遺症の残る危険性が高く、これまでの社会的生活を続けることができなくなり介護が必要になることが多い疾患です。高血圧、糖尿病、高脂血症、動脈硬化といった生活習慣病は脳卒中発症のリスクとなりますから、生活習慣病を予防することが脳卒中の予防にもつながります。生活習慣病はなかなか自覚症状がありませんから、気になったり健康診断などで異常値が見つかったりした場合にはぜひご相談いただければと思います。また、気がつかないうちに脳や血管に変化が起きていないか知ることも大切です。当院では高性能MRIを導入していますので即日検査可能です。お気軽に受診してください。

いろいろある脳神経外科の専門分野の中で脳卒中を選ばれていたのはどうしてでしょうか?

上野俊昭院長 うえのとしあき脳神経クリニック板橋4

脳卒中治療を専門にしていましたが、もちろん脳卒中だけの診療をしていたわけではなく、頭痛・めまい・しびれ、ときには物忘れといった症状で受診される患者さんの一般脳神経外科にも広く対応してきました。脳神経外科、さらには脳卒中を専門に選んだ理由としては、医学部4年生の時に家族が脳の病気で倒れたことは大きかったと思います。左半身の麻痺が残りそれまでとはまったく違った生活になってしまいました。後から聞くと病気の前兆というべき症状があったらしいのですが、家族として気づくことができなかったのです。

頭痛で困っている患者の力になりたい

頭痛で悩んでいる患者さんは多いと思いますが、いかがでしょうか。

上野俊昭院長 うえのとしあき脳神経クリニック板橋5

頭痛はクリニックを受診される患者さんの症状の中で、一番多い主訴です。急に頭痛が出現して脳卒中を心配して受診される方だけでなく、慢性的な頭痛に悩んで受診される方も多くいらっしゃいます。当クリニックではMRIを導入していますので、命に関わる頭痛かそうでないかはすぐに診断できます。脳神経のプライマリケアとして大事なのは、その後だと考えています。命に関わることはなくても、日常生活や仕事に支障を来たす頭痛に対して、患者さん個々の病態に合った治療を探し出していくことを心がけています。慢性的な頭痛は、すぐには治らないことが多いので、諦めないで粘り強く頭痛を克服していけるようにお手伝いしたいと考えています。

宇宙に関する研究を行う機関にも在籍されていたそうですね。

脳神経外科を専門とする医師になった後、宇宙医学という分野があると聞き、アメリカ航空宇宙局(NASA)で、宇宙の無重力の状態で頭蓋内圧がどうなるかということなどを研究していました。帰国後、日本の宇宙研究機関に移ってからは、国際宇宙ステーションプロジェクトに関わり後に宇宙飛行士になる方と机を並べていたこともあります。宇宙関連の研究・仕事が一段落して、脳神経外科の医師に戻り、その後血管内カテーテル手術の経験を積んでいくことになりました。宇宙関連の仕事で得た社会的な経験によって、ずいぶん視野が広がったと思いました。その後の医師としての考え方にも大きく役立ったと思います。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお聞かせください。

上野俊昭院長 うえのとしあき脳神経クリニック板橋6

まだ開業したばかりのクリニックですので、まずは地域の方に知っていただき、頼りにしていただける存在になれたらうれしいです。脳神経外科は単に頭を見ているだけではありません。脳卒中などの重大な疾患についても、始まりは生活習慣病など、生活改善で予防が図れるのです。私が病院でなく地域の脳神経外科として開業した意義は、患者さんの健康を守っていくためです。今後重大な脳疾患にならないため、リスクや予防の方法をお伝えし皆さんの健康を守りたいと思っています。皆さんのちょっとした頭の悩み、つらい頭痛、めまい、しびれの悩みを、丁寧な診察で早期診断していきますので、ぜひ脳のかかりつけ医としていらしてください。

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