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体の違和感は病気のサインかも
脳卒中の初期症状と予防の重要性

うえのとしあき脳神経クリニック板橋

(板橋区/板橋区役所前駅)

最終更新日:2023/08/24

うえのとしあき脳神経クリニック板橋 体の違和感は病気のサインかも 脳卒中の初期症状と予防の重要性 うえのとしあき脳神経クリニック板橋 体の違和感は病気のサインかも 脳卒中の初期症状と予防の重要性
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手足のしびれやめまいが起きた時、整形外科や耳鼻科など、どの診療科に相談に行くか迷う人も少なくないだろう。しかし、もしかしたらそれは脳卒中の前兆かもしれない。東京都板橋区にある「うえのとしあき脳神経クリニック板橋」の上野俊昭院長は、大学病院などで長年脳神経外科に所属し、脳卒中治療にあたってきたエキスパート。「ちょっとした違和感が、実は脳卒中ということも」という上野院長に、脳卒中の前兆が疑われる症状と、クリニックでも重視している脳卒中の予防について話を聞いた。

(取材日2023年5月2日)

めまい・しびれなどは脳卒中の前兆の可能性も。脳と体の不調の関係と脳卒中の予防の重要性

Qめまい・しびれなど体の症状が脳の病気ということもありますか?
A
うえのとしあき脳神経クリニック板橋 気になる症状があれば、脳神経外科の受診の検討を

▲気になる症状があれば、脳神経外科の受診の検討を

はい。そのほかにも頭痛や、物が二重に見える、喋っていてろれつが回らなくなるなど症状はさまざまです。体の半分にしびれや脱力が起きることもあります。くも膜下出血は、突然激しい頭痛を起こすことで知られていますが、実は大きな出血を起こす前に軽い出血だけを起こすこともあります。ですから、たとえ軽い頭痛でも急に出現した頭痛は要注意です。「手足のちょっとした違和感」程度であっても、よくお話を伺い、さらにMRIを撮ってみると脳卒中だったとわかるケースもあります。いままでと違う症状が出現したときには、たとえ軽い症状であっても、様子をみることなく受診していただきたいです。

Qなぜ脳の病気なのに体全体に不調が出るのでしょうか?
A
うえのとしあき脳神経クリニック板橋 さまざまな症例と向き合い研鑽を積み続けてきた院長

▲さまざまな症例と向き合い研鑽を積み続けてきた院長

脳は体全体をコントロールする臓器ですので、脳に不調があれば当然体にも影響が出てきます。ですが、例えばしびれなどは整形外科で診てもらうような病気なのではないかと考える方もおられるようで、整形外科から紹介されて当院に来院されるパターンもありますね。めまいなども耳鼻咽喉科で相談される方もいるかと思いますが、もし他の症状もあるなど、何かおかしいと思った時は脳神経外科にご相談いただければと思います。

Q体が出す小さなサインを無視しないことが大切なのですね。
A
うえのとしあき脳神経クリニック板橋 精密な治療を実現するため、先進の機器の充実にも余念がない

▲精密な治療を実現するため、先進の機器の充実にも余念がない

そうですね。脳卒中になってしまうと、やはり半身不随などの後遺症が残る確率が非常に高いです。そうなる前に、違和感を感じた段階で来院していただいて、MRIを撮るなどして脳卒中かどうかの確定診断を行うことが非常に重要です。脳卒中であっても軽症のうちに治療ができれば後遺症のリスクを下げることにつながります。早期発見・早期治療が大切です。

Q脳卒中の予防のために何か特別なことをする必要がありますか?
A
うえのとしあき脳神経クリニック板橋 生活習慣病が脳卒中のリスクを高めることも

▲生活習慣病が脳卒中のリスクを高めることも

やはり高血圧、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病が脳卒中のリスクを高めますので、基本的なことではありますが生活習慣の見直しが重要です。脳卒中の分類でいいますと、血圧をしっかりと管理される方が増えてきているので脳出血の割合が昔に比べてかなり減ってきています。それと反比例して、食の欧米化などから血液の状態が悪くなり、脳梗塞になる方が増えています。適度な運動、ストレスをためない、禁煙が大切です。生活習慣病はなかなか自覚の出にくい疾患であり、自覚症状が出るときにはかなり進行していることになります。日頃からの定期的な健康チェックが大切です。

Q先生は脳卒中の予防にも力を入れているとお聞きしましたが。
A
うえのとしあき脳神経クリニック板橋 早期発見・早期治療が重要だと話す上野院長

▲早期発見・早期治療が重要だと話す上野院長

はい。私の開業している地区では脳神経外科のクリニックはまだまだ少なく、脳のこととなると気軽にご相談できるところがなかなかないのではないでしょうか。先ほどもお話ししましたが、脳卒中は重症の場合後遺症が非常に重く、要介護となってしまう方もいらっしゃいます。ですから当院としても、生活習慣病を改善していくことで脳卒中を予防することを第一とし、さらに何か気になることがあれば、神経学的な診察や必要に応じて素早くMRI検査を行うという脳神経外科的な診療アプローチで、脳卒中につながる症状に対応していきたいと考えています。

ドクターからのメッセージ

上野 俊昭院長

私は大学病院などで脳卒中の治療としても有用な脳血管内カテーテル手術に多く取り組んできました。後遺症をなるべく軽くするためにも、早期発見・早期治療が重要です。脳神経領域のかかりつけ医として、何か気になる症状があればご相談いただき、入院、手術、精密検査などが必要であればそれぞれの症状に合わせ、連携している病院に適宜ご紹介をさせていただきます。まずは当院へお気軽にお越しいただければと思います。

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