早坂 健司 院長の独自取材記事
秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック
(千代田区/秋葉原駅)
最終更新日:2025/12/19
痛くて途中でギブアップした話を耳にしがちな大腸内視鏡検査、羞恥心から受診をためらう肛門疾患、嘔吐反射の起こる胃の内視鏡検査は多くの人にとってハードルの高い検査だが、2023年に秋葉原駅徒歩1分の場所に開業した「秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック」は、そんな患者の心に真摯に向き合い、誰でも受診しやすい体制を整えるクリニックだ。同院の早坂健司院長は、病気の早期発見のために一人でも多くの患者に検査を受けてもらいたいと、院内にさまざまな工夫を凝らし、患者の訴えにもしっかりと耳を傾ける。症状があっても検査では何も異常が見当たらない患者については「そこからがスタートです」と、不安な思いを抱える患者に寄り添う姿勢も印象的だ。そんな早坂院長に同院の特徴など詳しく話を聞いた。
(取材日2025年11月13日)
女性医師も在籍し、プライバシーに配慮したクリニック
患者さんのプライバシーに留意されているそうですが、具体的な取り組みについて教えてください。

当院は新型コロナウイルス感染症流行下に開院したこともあり、院内感染の予防を第一に患者さんのプライバシーもお守りできる環境を整えました。オープンな空間でソファーに座って待つという従来のスタイルとは異なり、当院の待合スペースは半個室のブースで、人目を気にすることなくお待ちいただけます。窓から眼下に広がる秋葉原の街や鉄道をご覧いただきつつゆったりとお過ごしください。また無線LANも完備しております。大腸内視鏡検査の前に院内で下剤を内服する場合、服用するお部屋には専用トイレのついた個室をご用意しています。服用には数時間かかるので、その間リラックスして臨めるよう備えつけのタブレット端末で動画や電子書籍などのコンテンツをお楽しみいただくことも可能です。
患者さんからの反応はいかがでしょうか。
「院内がきれいで明るい」というお褒めの言葉をいただくとともに、大腸内視鏡検査の前処置の説明の際には「トイレ待ちをしなくて良いので助かる」「個室なので人目を気にせずに過ごそう」などのお声をいただいております。また当院ではお呼び出しの際も個人名ではなく番号でお知らせしています。肛門外科を掲げるクリニックへお越しになること自体すでにハードルの高いことだと認識していますし、他の人に顔を見られたくない、知られたくないという患者さんの思いも十分に理解できますので、患者さんの気持ちに寄り添い、できる限り配慮するようにスタッフ一同心がけています。
女性医師の検査を希望することも可能ですか。

当院には、大腸内視鏡検査担当だけでなく肛門外科にも女性医師が在籍しています。大腸内視鏡検査や肛門疾患については、女性の場合は特に、「絶対に見せたくない」という方もいらっしゃいますし、「女性の医師でないと嫌です」という方はかなり多いです。肛門疾患は女性にも多く見られるトラブルですが、羞恥心から受診を先延ばしにしていらっしゃる方は少なくありません。当院では内視鏡担当医師、肛門外科ともに女性医師の診察日を設けていますので、ご予約の際にご確認いただければ女性医師担当の日にご案内させていただきます。ぜひお気軽にお申しつけください。女性に多い便秘は大腸がんの発症リスクになることもあるので、便秘でお悩みの方にもぜひ一度大腸内視鏡検査を受けていただきたいと思います。
苦痛に配慮した、受けやすい内視鏡検査
こちらのクリニックで行う内視鏡検査の特徴について教えてください。

痛みや苦痛をできる限り感じさせないよう、胃も大腸も鎮静剤を用いた内視鏡検査を基本としています。検査機器には狭帯域光観察システム・拡大機能を搭載した新鋭機器を導入しており、従来の機器では発見が困難だった早期の食道がんなども見つけることが期待できます。当院には日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医といった専門性の高い医師が複数在籍し、レベルの高い診療の提供に努めていますが、小さなポリープも見落とさないように検査ではAIによるアラート機能も活用しています。大腸の検査機器は苦痛を緩和するためのジェット機能つきで、体内に吸収されやすい二酸化炭素を用いることで検査後に起こりがちな不快感軽減につなげています。これまでに内視鏡検査で苦痛を感じて中断したという方も、ぜひ当院で検査を受けていただければと思います。
予約はどのようにして取るのですか。
当院では診療・検査ともに24時間ウェブ予約が可能で、専用のコールセンターも設けておりますので、比較的ご予約しやすいシステムになっているかと思います。また、働き世代の方でも受診していただきやすいよう土日の診療・検査にも対応していますのでご利用ください。土曜の大腸検査は少しご予約を取りにくい状況ですが、おおむね2週間以内に検査を受けていただけるように努めております。胃カメラについては、事前来院が不要で予約日に直接ご来院ください。大腸カメラについても院内で下剤を服用されるのであれば事前の来院は不要です。また胃と大腸の検査を一度に実施することも可能で、食事制限などのご負担を一度に減らすこともできます。
診療の上でどのようなことを心がけていらっしゃいますか。

大切なことは「独りよがりな診療をしないこと」だと思っています。大学病院などではカンファレンスを通して他の医師と相談し合うことが通常で、それが病院の強みでもありますが、クリニックでもそうしたことは決して欠かしてはならないと思うのです。当院には肛門専門の医師を含め常に複数の医師が在籍していますので、診断が難しい場合などはお互いに必ず相談するようにしています。逆に開業医だからこそ心がけていることは、「患者さんの主訴に真摯に向き合い、それを解決するための努力をする」ということです。たとえ検査で異常がなくても、それは器質的な疾患がないということがわかっただけで、そこからどういった治療をするか検討していくことが重要だと考えています。
病気の早期発見・治療のために有用な内視鏡検査
大腸がんの罹患者が増加傾向にありますが、大腸内視鏡検査を受けるメリットについて詳しく教えてください。

大腸がんは症状が出る頃にはかなり進行しており、治療技術の進歩はあるものの転移のあるステージ4になると5年生存率は数十パーセントといわれ予後の悪い疾患です。しかし、内視鏡で取りきれる早期の段階で切除することができれば根治も期待できる疾患でもあるので早期発見は欠かせません。特に、がんが粘膜内に留まっているステージ0のものは、健診で内視鏡検査をした際にたまたま見つかることが多く、その場で治療が完結するケースもあるのです。反対に便に血がついていても「たぶん痔だろう」と放置した結果、進行がんに発展するケースもありますので自己判断は禁物です。内視鏡検査によってポリープの有無・組織の種類がわかれば、がんになりやすいかなりにくいかといった判別をつけることも可能です。
ほかにどのような疾患が多く見られますか。
新型コロナウイルス感染症の流行を機に、ストレスに起因して発症する消化器疾患がかなり増えたように感じています。逆流性食道炎や機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などがそれに当たります。機能性疾患は一度症状が良くなると治癒することも多々あるため、検査を行って器質性疾患の可能性を除外した上でしっかりと症状のコントロールを図っていくことが重要です。なお、近年増加の一途をたどっている潰瘍性大腸炎に代表される炎症性腸疾患についても当院では診療経験豊富な医師のもと専門の外来を設置して対応しています。
受診を悩んでいる方に向けてメッセージをお願いします。

あまり気にとめない便秘・下痢・少量の血便・便が細い・おなかの張りや痛み・疲労感・体重減少・貧血といった症状はすべて大腸がんで出てくる症状です。健診で便潜血陽性になった場合はもちろんですが、これらの症状に1つでも当てはまる場合は、たった1日の検査で診断がつき、場合によっては治療もできる内視鏡検査をぜひ一度お受けください。「恥ずかしい」「苦しい」といった印象で受診ハードルの高い検査ではありますが、当院では皆さんのそうした不安に寄り添い、誰にでも受けやすい内視鏡検査をご提供できるよう努めております。40代以上でまだ検査を受けたことがないという方は“将来への投資”とお考えいただき、ぜひ一度検査を受けていただければと思っております。
自由診療費用の目安
自由診療とは胃内視鏡検査/1万5000円~、大腸内視鏡検査/2万円~ ※症状がある場合は保険診療。詳しくはお問い合わせください。

