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乳児の頭の変形の改善を図る
ヘルメット治療

宮前平脳神経外科クリニック

(川崎市宮前区/宮前平駅)

最終更新日:2026/08/13

宮前平脳神経外科クリニック 乳児の頭の変形の改善を図る ヘルメット治療 宮前平脳神経外科クリニック 乳児の頭の変形の改善を図る ヘルメット治療
  • 自由診療

赤ちゃんの中には頭の一部が平たんだったり、上から見て平行四辺形のようだったりと、形がゆがんでいる子も見られる。多くは「向き癖」など外部から加わる力によるもので、保護者が心配して相談しても、医師からは「様子を見ましょう」と言われることも少なくない。しかし、「適応がある場合はゆがみの改善をめざす治療も考えられます」と話すのは、赤ちゃんの頭の形も診ている「宮前平脳神経外科クリニック」の上野龍院長だ。「まれに頭蓋の成長が障害される頭蓋骨縫合早期癒合症などの病気が原因のケースもあり、ゆがみが気になるときは脳神経外科などで病気の有無を調べることをお勧めします」。また、ゆがみ改善をめざす治療も推奨月齢が限られるため、早めの受診も大切。受診の適切なタイミングや治療の流れなどを上野院長に詳しく聞いた。

(取材日2025年6月3日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q赤ちゃんの頭のゆがみは脳神経外科で相談したほうがよいですか?
A

頭のゆがみの治療を始める前には、視診・触診による診断だけでなく、エックス線画像やMRIを用いて頭の病気が原因でないと確認することが大切です。そのためには検査機器を持ち、頭の形の診断に詳しい脳神経外科や形成外科などの診療科が適しているでしょう。また病気だった場合、その種類や状態によっては大学病院などの脳神経外科で治療が必要ですが、脳神経外科の医師なら適切な紹介先も選びやすいと思います。病気でないことがわかり、保護者の希望でゆがみの改善を図る治療を行う際にも、エックス線やMRIなどの画像と専門的な診断をもとに適切な治療器具が選択しやすいことも脳神経外科のメリットといえます。

Q赤ちゃんの頭の変形はなぜ起こるのでしょうか?
A

赤ちゃんの頭の変形は、向き癖などの外力が原因であることがほとんどで、頭の一部に不均一に圧力がかかり続けることで、そこが平らになりゆがみが生じるのです。ご自宅でゆがみを改善する方法としては、抱っこの向きを左右にバランス良く行う、おもちゃで気を引いていつもと逆方向の向きで寝るようにさせる、腹ばいの時間を増やすなど、一部にばかり圧がかからないようにすることが大切です。変形が脳の発達を妨げるリスクは非常に低いと考えられていますが、頭骨の発達が障害された頭蓋骨縫合早期癒合症など病的な原因で起きている可能性もあるため、赤ちゃんの頭の変形が気になるときは、向き癖だと決めつけず受診していただければと思います。

Q頭のゆがみの改善を図るヘルメット治療とはどんな治療ですか?
A

外力で変形した赤ちゃんの頭に治療用ヘルメットを装着し、形を整えることをめざす治療法です。一人ひとりの変形に合わせたヘルメットを用い、全体のバランスが良くなるように頭蓋骨の成長を促す方法で、装置で顎の骨や歯を動かすことをめざす歯科の矯正治療とは仕組みが異なります。まずは装着に慣れることから始め、最終的に1日23時間、入浴時以外は常に装着して、3~6ヵ月ほど装着を続けてゆがみの改善をめざします。月齢3~6ヵ月での開始が推奨され、月齢7ヵ月以降に治療を始めると治療が長引くなどのリスクが高まることも多いため、月齢3~6ヵ月で頭のゆがみや耳の位置が左右で異なる場合などは一度受診していただきたいですね。

検診・治療START!ステップで紹介します

1赤ちゃんの頭の変形に詳しいクリニックを受診
宮前平脳神経外科クリニック 赤ちゃんの頭の変形に詳しいクリニックを受診

赤ちゃんが月齢3~6ヵ月の頃に「頭の形が気になる」と感じたら、小児科や脳神経外科など、赤ちゃんの頭の形の診療に対応しているクリニックを受診。「向き癖がある」「頭がへこんでいる気がする」「耳の位置が左右で異なる気がする」など、気になったことを医師に伝える。

2病的な原因でないか、確認のために検査を受ける
宮前平脳神経外科クリニック 病的な原因でないか、確認のために検査を受ける

頭の形のゆがみ具合や、変形の原因が頭蓋骨縫合早期癒合症など病的なものではないかを確認してもらうために、エックス線検査やMRI検査を受ける。同院では、経験豊富な放射線技師による、赤ちゃんへの負担軽減に配慮した質の高いMRI検査を提供している。基本的に赤ちゃんが寝ている間に検査を行うため、鎮静剤を打たずに済むのが特徴だという。

3外力が原因の場合はヘルメット治療も選択肢に
宮前平脳神経外科クリニック 外力が原因の場合はヘルメット治療も選択肢に

外力による頭の形のゆがみがあり、ヘルメット治療の適応があると診断されたら、3Dスキャンカメラであらためて頭の形のデータを取ってもらう。そのデータをもとにオーダーメイドのヘルメットを作製。10日~2週間ほどで完成するので届き次第、装着方法や治療中の注意点など、詳しい説明を医師から受ける。

4月に1度のペースで受診し、経過を診てもらう
宮前平脳神経外科クリニック 月に1度のペースで受診し、経過を診てもらう

まずは短時間だけ装着し、ヘルメットに慣れさせるところからスタート。少しずつ装着時間を延ばし、最終的に1日23時間、入浴時以外は装着できる状態をめざす。治療開始後は1ヵ月に1度のペースで受診し、あせもなどの皮膚トラブルが起きていないか、3Dスキャンカメラで測定し頭の形がどのように成長しているかを確認してもらう。

5目標の状態をめざし、3~6ヵ月治療を続ける
宮前平脳神経外科クリニック 目標の状態をめざし、3~6ヵ月治療を続ける

赤ちゃんの月齢や症状の重症度によって異なるが、目標とする状態をめざして、3~6ヵ月ほどヘルメットの装着を続ける。治療を開始する月齢が早かったり、ゆがみの度合いが小さかったりすると、治療期間が短くなりやすいといわれている。一方、治療開始が月齢7ヵ月以降だったり、ゆがみの度合いが大きかったりすると、治療期間の長期化やヘルメットの作り直しが必要となる可能性があるため、医師と相談しながら治療を続けていく。

ドクターからのメッセージ

上野 龍院長

赤ちゃんの頭のゆがみが気になる方は「向き癖だから仕方ない」と思い込まず、病気が隠れていないかを調べるため、一度は小児を診る脳神経外科の受診を。当院は被ばくなしで赤ちゃんの頭の内部を検査できるMRI、寝かせたままで頭の形を3Dデータ化できる装置も備えており、安心して検査を受けていただけるでしょう。さらに私は子ども病院の脳神経外科での勤務経験があり、当院には小児脳神経外科の専門家も在籍。専門的な観点で診断できるのも強みで、ヘルメット治療も多くの症例を経験しています。頭の形のバランスを整えることは、整容性を高めるだけでなく成長後の適切な噛み合わせにもつながりやすいとされますから、ぜひご検討ください。

上野 龍院長 宮前平脳神経外科クリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

ヘルメット治療/39万円