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野村 志保 院長の独自取材記事

ひつじBaby&Kids Clinic

(大阪市住吉区/帝塚山三丁目駅)

最終更新日:2022/09/08

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あべの筋の南方面道路に面した外観は、白い壁にブル―のアクセント、そしてかわいらしいロゴがひときわ目を引く「ひつじBaby&Kids Clinic」。すてきな笑顔が印象的な院長の野村志保先生は、大学病院のNICUなど高度な医療現場で経験を積んだ新生児のスペシャリストだ。野村院長は現在、7歳と1歳の2児の母として育児にも奮闘中。その子育て経験と医師としての専門性を生かしたいという想いを込めて2022年6月に開業した。「ここが病気じゃなくても集える場所になり、子育てで孤独を感じているお母さんをなくしたい」と話す野村院長は、同じ母としての目線で保護者に寄り添い続ける。今後のビジョンを明確にそして優しく語る野村院長。新生児医療と小児科の枠を広げて、広く子育て支援をしていきたい真摯な思いが伝わってきた。

(取材日2022年7月8日)

保護者のリアルな悩みに寄り添い、力になりたい

開業するにあたって、こちらのエリアを選ばれた理由は?

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私も今、7歳と1歳の子どもを育てています。うまく両立ができているわけではないのですが、子育てをしながらと考えると、やはり自宅の近くがありがたいからというのが理由ですね。この場所を見つけたのは、上の子どもと自転車でここを通りかかった時に、本当にたまたま見つけたんですよ。土地のオーナーさんに「ここで小児科をやりたい」と連絡したところ二つ返事で了承をいただきました。また、当時は下の子がまだ生後半年だったので、ちょうど主人が育休中ですごく協力をしてくれました。クリニックのヒツジのロゴのデザインや院内設計などもすべて含めて、たくさんの方に支えられてこうして開業することができました。

どのような理由で開業を視野に入れられたのですか?

開業前は、淀川キリスト教病院で小児科を、大阪公立大学医学部附属病院ではNICUで新生児を担当していました 。上の子を出産後、程なく職場復帰したのですが、赤ちゃんを育てながらNICUで働くには負担が大きく、地域の小児科医院に勤め先を変えました。そこでの仕事も充実していましたが、専門の新生児医療に関わることが少なく、自分の専門性を生かしたい気持ちもありました。しかし子育てもとても大切です。そのまま5年くらいたち、40歳をきっかけに今後のキャリアを考え「60歳70歳になった時、人生にやり残しを感じて後悔したくない」と思いました。そして、以前と同じく大規模病院に勤務し新生児の専門医師に戻るか、もしくは赤ちゃんを専門に診る外来のある小児科を自分で開業するか悩んでいました。その中でこの土地との出会いがあったという経緯です。ここでNICUで培ったスキルと、私自身の出産育児の経験も生かしていきたいですね。

親御さんに寄り添いたいというお気持ちも強いのですね。

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そうですね、お子さんの体調や育児の悩みなど、たった一人でスマートフォンで解決方法を一生懸命探しているお母さんもいらっしゃるんじゃないかと思います。そんな親御さんが気軽に相談に来られる場所に当院はなりたいと考えています。例えば、お子さんに熱があって「この子、昨日一睡もできていないんです」と来院されるお母さん。そのお母さんも寝てないんですよね、だってお子さんが起きているんですもの。私も同じように子育て真っ最中なので、リアルな悩みがわかりますし、だからこそ寄り添っていきたいです。また、お子さんの病気をもらってしまっても、なかなかご自身は通院できませんよね。当院では保護者の方もご希望であれば投薬治療などの診療も行っております。また、助産師による母乳相談や産後ケア、消化器内科を専門とする医師の外来も週に1回ありますので、気軽に利用していただけたらと思います。

地域の子育て応援隊。かゆいところに手が届く存在に

診療の際に心がけてらっしゃることは?

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親御さんが自信をなくさない言葉がけをするように心がけています。ここは、子育てについて自信を持って帰ってもらえるような場所じゃないといけないと思っています。例えば、「体重が増えていない」とお悩みだったら「でも、減ってないよ」と、声かけをしています。病気や予防接種の子どもには、痛いのは事実なのでそれは伝えますが「3秒頑張ろう」など具体的に励ましています。ワクチン接種の子にはスタッフがシールを手作りしてくれていて、それが頑張る力にもなっていますね。注射に限らずに外来診療は、とにかく楽しい雰囲気をつくるように意識しています。でも、どうしてもお子さんが怖がっていたら無理に触ろうとはせずに、まずはお母さんとお話します。「ママと仲良くしている人なら安心」とお子さんも思うみたいで、診察させてくれることも多いんですよ。とにかく無理はさせずに、次にできるようになれば良いと長い目で見ています。

スタッフさんもすてきな方ばかりですね。

そうですね、当院のスタッフは看護師と受付事務にそれぞれ3人おりまして、全員子どもが大好きで優しい人が集まってくれています。また、看護師のうち1人が助産師の資格を持っていて、大学の産科や周産期部門での勤務経験があるので、お母さんたちの産後のケアや母乳マッサージも行えます。それに加えて、当院の開院にあたりベビーマッサージの勉強もしてくれました。また、幼児食と離乳食について専門的に勉強した看護師もいるんですよ。

育児サークルも運営しているそうですね。

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クリニックの2階で7月からスタートしました。助産師によるベビーマッサージなど、これからさまざまな活動を予定しています。キッチンもありますのでスタッフによる離乳食の講座や、新米ママのための育児講座など、ここで開催したいですね。病気じゃなくても集まれる機会が増えると、きっと孤独なお母さんも減るんじゃないでしょうか。クリニック名の由来でもあるのですが、群れで集まるヒツジのように、当院が地域の子育てをされている皆さんが集まれる場所になればいいなと思っています。

新生児医療のエキスパートとしての経験を地域のために

小児科の医師になられた経緯や、その道のりをお聞かせください。

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子どもの頃に小児喘息でかかっていた小児科の先生が大好きで憧れていました。幼稚園の卒業文集にも「お医者さんになる」と書いていて、その夢がかなったというわけです。そして、周産期医療やNICUに力を入れていた淀川キリスト教病院に勤務しました。NICUは早産や未熟児の赤ちゃんを診ることが多く、退院してからも子どもたちの成長を見ることができるのが魅力です。しかし、看取らなければならなかった赤ちゃんも中にはいます。NICUで働きだして2年目、本当に気持ちがつらくなったことがありました。その時、上司の先生から「僕たちの仕事は病気を治すことだけど、病気を治すだけなら一人前ではない。その子とその家族に何がしてあげられるか考えられるようになったら一人前だ」と教えていただきました。その言葉やあの時の経験は一生忘れることができないですね。

小児科ならではの喜びはありますか?

やはり、子どもたちの成長を見ることができるのが魅力ですね。大学病院に勤めていた時の患者さんで、このクリニックに通ってくれている子もいるんですよ。数百グラムで生まれた子が、今じゃ小学生になって手紙を書いてきてくれたり、私が2人目を出産する時にお守りを手作りしてくれたり。これは小児科や周産期に携わる医師ならではの喜びだと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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赤ちゃん専門のクリニックではあるのですが、子どもの気になることはなんでも対応したいと思っています。本当に些細な相談でも気軽にいらしてください。特にベビーに関してはスペシャリティーを持って対応しています。赤ちゃんの頭の形についてはヘルメットを使った形状矯正なども行っております。他には、赤ちゃんの耳の形ですね。耳がペタンと折れた状態で子宮にいる赤ちゃんもいるんです。「折れ耳」といって、生まれてからもそのまま折癖がついた状態の子もいるので、成長して固まる前に矯正することができます。ほかにも、でべそ、湿疹、スキンケア、便秘、体重の増加についての心配事や、母乳、栄養についてなどなんでも相談してください。私も子育て真っ最中でまだまだ勉強中ですので、患者さんと一緒に母として成長していきたいです。それに当院には子育てのベテランもたくさんいます。育児で困ったら家で一人で悩まずに、まずは当院へ来てくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

頭蓋骨矯正/38万5000円~

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