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耳鼻咽喉科を歯科クリニック内に併設
内視鏡下副鼻腔手術も実施

新宿駅前サイナス歯科・矯正歯科

(新宿区/新宿西口駅)

最終更新日:2023/12/20

新宿駅前サイナス歯科・矯正歯科 耳鼻咽喉科を歯科クリニック内に併設 内視鏡下副鼻腔手術も実施 新宿駅前サイナス歯科・矯正歯科 耳鼻咽喉科を歯科クリニック内に併設 内視鏡下副鼻腔手術も実施
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口腔と、鼻の奥にある副鼻腔は隣接しているため、実は歯科と耳鼻咽喉科領域には深い関わりがあるようだ。例えば、上の奥歯付近に痛みを感じて歯科を受診したのに、歯には異常がなく、耳鼻咽喉科の受診を勧められることがある。また、インプラント治療前には慢性副鼻腔炎の治療が必要になることもある。そこで、耳鼻咽喉科医師が在籍し、歯科と耳鼻咽喉科が連携した診療を行う「新宿駅前サイナス歯科・矯正歯科 」を取材した。同院の大塚邦憲先生は、日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医で、低侵襲な内視鏡下副鼻腔手術などの診療に豊富な経験を持つ。歯科と耳鼻咽喉科はどのような関わりがあるのか、同院ではどのような治療を受けられるのか、大塚先生に話を聞いた。

(取材日2022年6月21日)

耳鼻咽喉科と連携した矯正やインプラント治療。鼻詰まりや副鼻腔炎の改善を図り歯科治療をスムーズに

Qこちらは、耳鼻咽喉科を併設しているそうですね。
A
新宿駅前サイナス歯科・矯正歯科 日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医の大塚先生

▲日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医の大塚先生

そうです。鼻の奥にある副鼻腔の中の、上顎洞は頬の裏側にあるため、歯や歯根ととても関連性が高いのです。しかし、耳鼻咽喉科医師と歯科医師は診療の場であまり接点がなく交流がないのが現状です。僕は医学生・歯学生のオーケストラ活動を通じて、当院のインプラント担当の阿部敏高先生をはじめ歯科の先生たちと知り合ったことから、診療面でも連携できるようになりました。副鼻腔炎があるとインプラントを埋入しにくく治療後もトラブルが起きやすいため、事前に副鼻腔炎を治療してほしいと依頼されることも増えました。そこで、耳鼻咽喉科と歯科が院内で連携すれば、よりスムーズに治療ができ、患者さんのメリットも大きいと考えたわけです。

Q歯並びにも、鼻詰まりが関係すると聞きました。
A
新宿駅前サイナス歯科・矯正歯科 低侵襲な内視鏡下副鼻腔手術が可能

▲低侵襲な内視鏡下副鼻腔手術が可能

そうなのです。あまり知られていないのですが、慢性副鼻腔炎などで鼻詰まりのある人は、歯並びが悪くなりやすい傾向があるのです。鼻呼吸を行っていると、常に口を閉じているので、唇の力で外から、舌の力で内側から押されて歯は正しい位置に収まりやすいですが、鼻が詰まっていると口呼吸になって口が開きっぱなしになり、唇の力が働かず、歯並びが悪くなることがあるのです。特に顎の骨がやわらかい子どもの場合は、その影響が歯並びに顕著に現れる可能性が高いので、口呼吸になっている場合は鼻呼吸に移行させることが重要です。このほか、矯正を行う際も、副鼻腔炎など鼻詰まりを治療しておくことが、スムーズな矯正に有用だと考えています。

Q耳鼻咽喉科に関わる症状には、どのようなものがありますか?
A
新宿駅前サイナス歯科・矯正歯科 虫歯や歯周病の放置で歯性上顎洞炎などのトラブルが起こることも

▲虫歯や歯周病の放置で歯性上顎洞炎などのトラブルが起こることも

鼻の穴を左右に隔てている壁が鼻中隔(びちゅうかく)で、この鼻中隔が強く湾曲しているせいで、鼻詰まりやいびき、嗅覚障害といった症状が慢性的に現れるのが、鼻中隔湾曲症です。日本人には、鼻中隔が湾曲している人が多いため、鼻中隔湾曲症も起こしやすいのです。花粉症やダニによるアレルギー性鼻炎で鼻の中の粘膜が腫れるとその分空気の通りが悪くなり、鼻詰まりの原因となります。さらに、こうした鼻詰まりが続くと起こりやすいのが、慢性副鼻腔炎です。また、虫歯や歯周病を治療しないまま放置して、細菌が上顎洞に入り炎症を起こす歯性上顎洞炎や、インプラント治療中に、上顎洞粘膜が傷ついて細菌感染を起こす場合もあります。

Qこちらでは、鼻の日帰り手術を行うそうですね。
A
新宿駅前サイナス歯科・矯正歯科 鼻中隔湾曲症やアレルギー性鼻炎に対する手術にも対応する同院

▲鼻中隔湾曲症やアレルギー性鼻炎に対する手術にも対応する同院

風邪などが治った後も慢性的な鼻詰まりが続き、膿のような鼻汁がたまるのが慢性副鼻腔炎です。薬物療法でも改善が見られず、鼻ポリープ(鼻茸)が生じている場合は、内視鏡下で副鼻腔手術を行います。鼻の穴に内視鏡を入れ、鼻腔と副鼻腔の隔壁を開放し、病的粘膜の除去を図る手術です。鼻の中の大掃除とリフォームのような低侵襲手術で、従来のように上顎の骨を削ったり歯肉を切開したりしないので、出血や術後の痛み、しびれ、顔の腫れなどは起きにくいです。また鼻中隔湾曲症に対しては、曲がっている鼻中隔を真っすぐにするための手術、アレルギー性鼻炎ではアレルゲンに過剰反応する後鼻神経を部分的に切除する目的の手術なども行います。

Q鼻の手術について、知っておくべき注意点などがありますか?
A
新宿駅前サイナス歯科・矯正歯科 歯科と耳鼻咽喉科とで密に連携し、診療していく

▲歯科と耳鼻咽喉科とで密に連携し、診療していく

鼻の手術の際、通常は麻酔ガーゼを鼻の中に入れ、麻酔注射を行います。ほとんどの方はこの対応で問題ないのですが、それでもストレスを感じるという方には、麻酔科医師と連携して全身麻酔や静脈内鎮静法を行います。また術後2〜3日間は、出血を防ぎ、治療した部分が変形しないように鼻の穴にガーゼを詰めますので、その間は鼻で息ができません。現在、鼻詰まりを解消するための手段には、手術や薬物療法などさまざまな方法があります。鼻詰まりは歯や口腔に影響を与えるだけでなく、子どもの集中力や学力、運動能力や認知機能にも影響するとされています。放置しておくと何もよいことはないので、ぜひ治療していただきたいと思います。

ドクターからのメッセージ

大塚 邦憲先生

当院では、歯科治療の中で、鼻詰まりや副鼻腔炎の問題が見つかった際に、僕が診察して手術を含めた治療を行います。歯科と耳鼻咽喉科が連携した診療は新しい取り組みですから、その中から、歯並びと鼻詰まり、インプラントと副鼻腔炎といったほかにも、何らかの新しい関係性や問題解決の糸口が見つかるのではないかと期待しています。そして、歯や口腔の健康を守るためにも、鼻詰まりや副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎などの慢性症状は、耳鼻咽喉科医師に相談して適切な治療を受けていただきたいですね。特に妊娠中には鼻の症状が悪化して、しかも薬が服用できずに悩まれる方が多いので、妊娠前に治療を受けておくことをお勧めします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント1本あたり(かぶせ物含む)/27万5000円~、部分矯正/11万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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