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荻野 明彦 院長、荻野 京花 先生の独自取材記事

みらい歯科こども歯科クリニック

(豊川市/豊川稲荷駅)

最終更新日:2023/03/02

荻野明彦院長、荻野京花先生 みらい歯科こども歯科クリニック main

豊川駅から徒歩で10分ほどの距離にある「みらい歯科こども歯科クリニック」。2022年5月に開業し、荻野明彦先生が院長を務める真新しい歯科医院だ。白と木目調を基調にデザインされた院内はガラス張りで開放感がある。カラフルなロゴの配色に合わせて色分けされた診療室は、プライバシーに配慮し全室が個室。小さな子どもを遊ばせながら治療できるファミリールームも用意され、ベビーカーや車いすでもそのまま入れるように、バリアフリー設計となっている。駐車場は、同じ敷地内で荻野院長の伯父が営んでいる耳鼻咽喉科医院と共用で28台分と余裕があり、自動車でのアクセスも便利だ。そんな同院について、夫婦で診療を行っている荻野院長と荻野京花先生に、診療の特色や想いなど、いろいろな話を聞いた。

(取材日2022年7月25日)

家族で通える未来志向の歯科クリニック

この場所で開業したきっかけと院名の由来を教えてください。

荻野明彦院長、荻野京花先生 みらい歯科こども歯科クリニック1

【明彦院長】この場所にはかつて祖父が開業した豊川病院があり、現在も伯父が耳鼻咽喉科を営んでいます。小さな頃からなじみがあり、思い入れもある場所なんです。また、開業するなら都会の真ん中より地域に根差した歯科医院にしたいという気持ちもあったのですが、この場所はぴったりでした。院名は、クリニックとしての理念として「みらい」という言葉を入れたかったのと、家族で通える歯科医院だというイメージを考えて決めました。自分の名字を入れなかったのは、自分たちだけでなくスタッフ全員が輝ける場所でありたいという気持ちからです。

クリニックの設計や設備などでこだわった点はありますか?

【明彦院長】院内はとにかく明るい空間にしたいと思っていました。女性の設計士さんに依頼し、おしゃれで温かみがあり、来院しやすく安心感を持てるようなデザインをお願いしました。診察室は絶対に個室がいいなと思っていたんです。というのも、患者さんの多くは近隣の方でしょうから、診療台で近所の人と隣同士になることもあり得ます。そうした状況で、自分の体調のことや、場合によっては生活習慣のことなどを聞かれたくはないだろうと考えました。その上で、スタッフとの意思の疎通のしやすさと、ある程度の開放感は感じられるようにとお願いしてつくってもらいました。待合室も、患者層を考え、一人がけの椅子と家族で座りやすいソファー、それに高齢の方でも座りやすいひじかけのある椅子を用意しています。

設備やスタッフ体制などについてはどうですか?

荻野明彦院長、荻野京花先生 みらい歯科こども歯科クリニック2

【明彦院長】設備でこだわったのは、性能が良く広範囲に撮影できる歯科用CTと、唾液検査のための位相差顕微鏡ですね。このほか、歯科医師だけでなく歯科衛生士さんにも拡大鏡を使ってもらっています。歯石の除去でも拡大鏡をつけたほうがよく見えますから。衛生面では世界基準の滅菌器を導入し、消耗品はなるべく使い捨てのものにしています。感染症の対策として自動精算機も使っていますが、何となく冷たいイメージがあるので、少しでも人とのふれあいが感じられるように、座って会計をしていただくようにしました。スタッフはとても良い人材がそろっています。そこは一番自信があるかも知れませんね。自慢のスタッフです。仕事は大変だと思いますが、頑張ってくれています。何より一緒に働いていて楽しいのが良いですね。

「高齢になってもごはんが食べられる自分」の実現を

どのような患者さんが多いですか?

荻野明彦院長、荻野京花先生 みらい歯科こども歯科クリニック3

【明彦院長】年齢の幅は広いですね、それこそ0歳から90歳まで。ご家族で連れ立っていらっしゃる方も多いです。 性別では女性の方が多めですね。 主訴としては、予防のためにいらっしゃる方が多く、全般的には歯周病の予防とお子さんの虫歯予防と歯並びの相談。それと、僕は日本口腔外科学会口腔外科専門医なので、親知らずの抜歯や顎関節の疾患、口腔外科の持病のある方なども診察しています。予約制ですが託児ルームもあるので、お子さん連れの方も通いやすいのではないかと思います。親御さんがご自身の健康をケアすることで結果的にお子さんを守ることになるということをお伝えしつつ、ご家族全員のお口の中の健康が守れるようにしていきたいですね。

クリニックの診療理念と、診療内容に特色があれば教えてください。

【明彦院長】ほとんどの人は、予防しなければ歯が悪くなるという想像をしていないと思います。たぶん80歳になっても普段どおりにごはんを食べている自分を思い描いているはず。でも、放っておいたらそうはならないことのほうが多いんです。皆さん歯が悪くなってから、予防しておけば良かったと後悔されると思います。そうではなく悪くなる前に気づいてもらい「高齢になってもごはんが食べられる自分」を実現してあげたいんです。そのためにも、自分の家族に行うのと同じような治療を心がけ、そして安心して帰っていただきたいと思っています
【京花先生】私も、一番大事にしているのは、患者さんに安心感を持っていただくことです。抵抗なくいつでも気軽に来られるような環境をつくっていきたいですね。

お二人の役割分担はどのようにされていますか?

荻野明彦院長、荻野京花先生 みらい歯科こども歯科クリニック4

【荻野院長】特に分けてはいませんが、お子さんは京花先生が診ることが多いですね。また、女性医師のご希望があれば、できるだけお応えするようにしています。口腔外科の患者さんは僕が診ています。口腔外科専門医が在籍しているクリニックは少ないので、近隣の患者さんにとっては便利だと思います。そういった面でも地域医療を担っていきたいですね。これまでも多くの患者さんを診てきた経験があるので、クリニックで治療できるのか、専門的な医療機関に任せたほうが良いのか、という判断も的確にできると思っています。
【京花先生】私が診る患者さんの中では、歯医者さんは初めてという小さなお子さんも多いので、最初に怖いイメージをつけずに、慣れてもらえるような対応を心がけています。

予防の意識を高め、その輪を広げていきたい

お二人が歯科医師を志したきっかけから開業するまでの経緯をお聞かせください。

荻野明彦院長、荻野京花先生 みらい歯科こども歯科クリニック5

【荻野院長】やはり親族の影響が大きいですね。両親の職業も医療系だったので、自分も自然にそうなりました。口腔外科専門医の資格を取得したのは、自分の守備範囲を広くしたいと考えたからです。口腔外科は診療の対象が広いので、専門分野にすることで豊富な診断力を身につけられます。自分が診たことがない病気はすぐ頭に浮かんできませんから、そうならないようにしたいと思いました。
【京花先生】私も両親が医療関係だったこともあり、高校の先生にいくつか進路の選択肢を出してもらい、その中から両親と相談して決めました。歯科医師の経験としては、働いていた歯科医院が入れ歯の患者さんが多かったのと、結婚後は訪問歯科診療もしていました。当院でも、現在のところまだ依頼はありませんが、訪問歯科診療の体制は整えています。

今後の展望や将来の目標をお聞かせください。

【明彦院長】今後は地域の歯科診療における課題を解決していきたいですね。予防への意識をさらに高めることで、その輪が広がっていくと良いと思います。将来的には「予防ならみらい歯科こども歯科クリニックへ」と思っていただけるようになりたいです。
【京花先生】お母さんたちと一緒に、お子さんの成長を見守っていきたいですね。お母さんがどれほど大変な思いをしているかは、院長よりもわかっているつもりです(笑)。連れ出すまでが一苦労で、来院してからも大変なのはよくわかりますから。

最後に読者に向けたメッセージをお願いします。

荻野明彦院長、荻野京花先生 みらい歯科こども歯科クリニック6

【明彦院長】「どこの歯医者に行こうかな」と迷ったときに、すぐ思いついてもらえるような存在になりたいですね。緊急の場合も可能な限りその日のうちに診療できるようにしています。当院で治療できない場合は、適切な医療機関をご紹介します。急に入れ歯が壊れたといったときも、できるだけ迅速に対応いたします。スタッフもみんな患者さんを第一に考えて働いてくれています。そういった人間力は、私自身のこだわりでもあり、当院最大の武器だと思っています。何かお困りのときは、ぜひ相談にいらしてください。

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