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外科での経験を生かし
負担の少ない内視鏡検査を

九段坂内科消化器内科クリニック

(千代田区/神保町駅)

最終更新日:2023/03/13

九段坂内科消化器内科クリニック 外科での経験を生かし 負担の少ない内視鏡検査を 九段坂内科消化器内科クリニック 外科での経験を生かし 負担の少ない内視鏡検査を
  • 保険診療

がんの有無をはじめ、胃や大腸などの消化器に異常がないかどうかを詳細に検査する上部・下部内視鏡検査。いずれも健康診断と合わせて検査を受ける人も多い一方、検査に対して苦痛があるのではないかと不安を感じて敬遠しているケースも少なくない。「九段坂内科消化器内科クリニック」の中尾圭介院長は消化器外科で培った麻酔技術を生かして鎮静下での負担の少ない検査を推奨しているほか、担当看護師の付き添いや丁寧な説明など患者の不安の払拭に注力している。「一人ひとり消化器の状態が違えば、生活習慣やそれぞれが持っているリスクも違うので、まずは検査を受け、それぞれに合った検査間隔や生活習慣の改善点などを知ってほしい」と言う中尾院長に、内視鏡検査の期待できるメリットなどについて詳しく話を聞いた。

(取材日2023年2月27日)

麻酔や鎮静剤を活用した負担の少ない内視鏡検査に努め、病気の発見や健康な体づくりのための定期受診を促す

Q内視鏡検査と聞くと検査時の痛みが気になります。
A
九段坂内科消化器内科クリニック 患者の負担に配慮し、検査時には鎮静剤を用いている

▲患者の負担に配慮し、検査時には鎮静剤を用いている

物理的な痛みというより苦しさという表現のほうがしっくりくるかもしれません。上部内視鏡検査であれば喉を通過する時の嘔吐反射、そして胃の中を見るために空気で膨らませる時も苦痛を感じる方がいます。また下部内視鏡検査であればカメラを挿入する際に腸が引っ張られる痛みがあり、不安を感じる人は少なくありません。ですから当クリニックで検査を行う場合は鎮静剤を用いてウトウト眠っているような感覚での検査を実施しますし、上部内視鏡検査で嘔吐反射の軽減のために、入念な喉の局所麻酔を行います。私自身、消化器外科での経験が長く麻酔や鎮静剤の経験が豊富ですから、負担の少ない検査を受けていただけるのではないかと思っています。

Q何歳くらいから内視鏡検査の受診を考えるべきでしょうか?
A
九段坂内科消化器内科クリニック 症状がある場合は、早期受診・早期治療を勧めている

▲症状がある場合は、早期受診・早期治療を勧めている

慢性的な胃痛や腹痛、下痢、血便などの症状がある場合は年齢を問わず検査を受けたほうが良いですが、基本的には30歳を超えたら症状がなくても一度検査を受けることをお勧めします。加齢に伴いがんのリスクも高まりますし、検査経験の有無は、その後の検査に対する意識の差につながりますからね。上部内視鏡検査では胃がんの原因となるピロリ菌の有無を調べることもできるので、早い段階で受けるというのは予防の観点からも重要だと考えています。下部内視鏡に関しても、ポリープを小さいうちに発見し治療できれば、大腸がんを防ぐことが期待できます。それに何も問題がなかったとしても、健康な状態を確認する機会として有用だと考えます。

Q内視鏡検査を受けるとどのようなことがわかるのですか?
A
九段坂内科消化器内科クリニック 患者の健康に誠実に向き合ってくれる

▲患者の健康に誠実に向き合ってくれる

上部内視鏡検査であればピロリ菌の有無はもちろん、炎症や腫瘍がないかをチェックすることができます。具体的には逆流性食道炎や胃炎、十二指腸炎、食道や胃のポリープ、そしてがんなどの発見に有用です。下部内視鏡検査だと大腸がんの原因となる大腸ポリープの発見にも有用なほか、感染性腸炎のアメーバ性大腸炎や腸管スピロへータ症、クローン病や潰瘍性大腸炎、まれですが腸結核やベーチェット病といった特殊な病気の発見につながることも。加えて腸の壁に凹凸ができてしまう憩室がある方は細菌が入り込んで炎症を起こしてしまうリスクもあるので、そういった大腸の形状や状態がわかるというのも一つのメリットだと思います。

Q検査の大まかな流れについて教えてください。
A
九段坂内科消化器内科クリニック 負担の少ない内視鏡検査で病気の早期発見をめざす

▲負担の少ない内視鏡検査で病気の早期発見をめざす

上部内視鏡検査は検査前8時間以上食事を取らずに来院していただき、喉の麻酔と鎮静剤を用いて検査を行います。検査時間は10分ほどで、説明を終えるまでおおむね1時間程度です。下部内視鏡検査の場合、前日は低残渣食という腸に便が残りにくい食事を取っていただき、当日は自宅で下剤を飲んでいただき腸をきれいにしてもらいます。それから来院していただき鎮静剤を用いて検査に移るのですが、腸の形やポリープの切除の有無などにより時間は前後するもののこちらの検査も1時間ほどで終わります。両検査後は鎮静剤からの回復を待ってから結果の説明を行います。検査中は不安もあると思いますので、1人の看護師がつきっきりで対応します。

Q異常が見つかったらどのような対応をしてもらえるのですか?
A
九段坂内科消化器内科クリニック 模型やモニターを用いて、わかりやすく丁寧な説明を心がける

▲模型やモニターを用いて、わかりやすく丁寧な説明を心がける

異常の有無にかかわらず、写真やコメントを記載した所見用紙を患者さんにお渡しし、帰宅後にも検査結果を忘れないように配慮しています。病変が見つかった際にはどこにどんな病変があるのかを、模型やモニターを使って丁寧に説明することを心がけています。大腸ポリープが見つかれば検査中に切除しますし、生活習慣で改善できるような症状があればきちんと改善方法を提案しながら経過を観察していきます。また薬物療法が必要な場合もしっかりと症状を説明した上で薬を処方し治療に移ります。がんの可能性が見つかった際にはさらに詳しい検査や治療を受けられるよう、連携している病院を紹介できますので安心して受診ください。

ドクターからのメッセージ

中尾 圭介院長

一度検査を受けて異常がなかったとしても、年齢を重ねたり、悪い生活習慣を積み重ねたりすることで、胃や大腸など消化器の状態は変化します。ですから定期的に検査を受けるということが重要です。異常が見つからなければ2年に1度、ピロリ菌やポリープなどが見つかった人は毎年の検査をお勧めします。ただし一人ひとり消化器の状態が違えば、生活習慣やそれぞれが持っているリスクも違いますから、最初の一歩としてまずは検査を受けること。検査結果に基づき、検査を受けたほうが良いタイミング、気をつけたほうが良い生活習慣なども詳しく調べることができますよ。負担が少ないように配慮しているので、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

上部内視鏡検査/1万6500円~、下部内視鏡検査/2万7500円~、麻酔/5500円

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