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藤田 典往 院長の独自取材記事

目黒駒沢リハビリ整形外科クリニック

(目黒区/駒沢大学駅)

最終更新日:2021/10/12

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東急バス、小田急バスの野沢交番前を下車して徒歩5分の「目黒駒沢リハビリ整形外科クリニック」。藤田典往院長は日本整形外科学会整形外科専門医であり日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医だ。大学病院や急性期病院で外傷や人工関節の治療にあたり、近年では回復期リハビリテーション病棟の立ち上げに携わってきた。同院の治療の中心はリハビリテーション。運動器疾患のリハビリテーションはもとより、脳卒中治療後のリハビリテーションにも力を入れていく。摂食嚥下機能の改善にも取り組み、内視鏡を使って嚥下機能の状態を確認していく。さまざまな事情でリハビリテーションを求める患者の「かかりつけ医」をめざす藤田院長に、同院の診療内容について話を聞いた。

(取材日2021年8月30日)

リハビリを求める患者の「かかりつけ医」をめざし開業

先生はなぜ医師を志したのですか?

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私が「医師」という職業に憧れたのは中学生の頃。実は漫画の影響なんです。人々の病・傷・心まで治し、その後の人生さえも変えてしまうような主人公の姿は、私にとってヒーローでした。医療の正解は一つとは限らないということも、その作品から教えてもらった気がします。高校生になり、宇宙物理学などいくつかの候補の中から、進路先を医学部に決めました。鳥取大学を卒業後は、患者さんのお悩みに対してただひたすらに向き合ってきました。あの頃憧れた主人公には到底及びませんが、私の医療が少しでも患者さんのお役に立てているのではと思うと「医師になってよかった」と、とてもやりがいを感じます。

これまでのご経歴をお聞かせください。

大学時代はラグビーに打ち込んでいたんですよ。タックルで肩を傷めた際の手術経験が、後に整形外科を選んだきっかけです。卒業後は同大学の整形外科に入局し、大学院で骨粗しょう症の研究を進めながら、医療現場では主に外傷や人工関節の治療を行いました。その後、リハビリテーション科で診療にあたることになったのですが、ひと口に「リハビリ」といってもその範囲は広いものです。的確な診断や治療が行えるよう、日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医の資格を取得しました。これを機に、リハビリ専門の医師として回復期リハビリテーション病棟の運営に約10年以上携わり、近年では新規の病院の立ち上げにも尽力してきました。そして今年2021年の10月に、縁あって目黒区東が丘の地に開業することとなりました。

なぜ開業を選ばれたのですか?

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整形外科とリハビリテーション科を専門に急性期・回復期の患者さんに接しながら、維持期の患者さんをケアしきれていない状況に「何とかしたい」という思いがありました。例えば退院後の体調管理、装具や義足を作った後のフォローです。自宅に帰られてからのリハビリテーションに困ったり、合わない装具や義足でつらい思いをされる患者さんも多く見てきました。またリハビリテーション科には、脳卒中後の後遺症で嚥下障害や失語症や高次脳機能障害に悩む患者さんもいらっしゃいました。そのような患者さんをケアする先も、私の知る限りではとても少ないのです。私が皆さんの受け皿になり、日常動作の不自由やストレスを解消できればと、開業を決めました。めざすのは、さまざまな事情でリハビリを求める患者さんの「かかりつけ医」です。

ユニフォームも毎日交換。徹底した感染対策を

こちらではどのような診療が受けられるようになるのでしょうか?

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院名の「整形外科」よりも前に「リハビリ」とあるように、リハビリテーションを中心とした治療を提供いたします。リハビリテーションとは、ケガや病気により以前の生活が送れなくなった患者さんに対し、少しでも快適に暮らせるようなお手伝いをしていくものです。退院した直後はそれなりに動く体も、メンテナンスをしないと徐々に機能が衰えてしまいます。また正しいリハビリテーションには、専門の医師による医学的な視点からの判断が重要です。外傷や加齢による運動器疾患はもとより、脳卒中の後遺症による機能低下・摂食嚥下障害や失語症・高次脳機能障害・パーキンソン病などの変性疾患など、あらゆる症状に対応していきます。

院内設備や医療機器について教えてください。

体内の水分や筋肉量を測っていく機器は、ご高齢の方にも負担がほとんどかからない、寝たままで測定可能なタイプを選んでいます。重力を調節しながらの圧迫やけん引、筋肉を刺激しながらの歩行、また脳卒中でまひの残る患者さんに対応した検査・訓練機器も導入しています。口腔機能評価機器は口腔環境・舌圧・咬合力など口腔内の状態を調べていくもので、歯科医院で見かけることがあるかもしれませんね。鼻から管を通して嚥下機能を測る嚥下内視鏡検査と合わせ、患者さんの口腔内や飲み込みの機能を把握していきます。

リハビリテーションの他にはどのような相談ができるのでしょうか?

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全年齢を対象に、足裏の状態に合わせたインソールでの調整にも対応していく予定です。靴の中敷きを整えることで歩きやすさを調整し、体のバランスを整えていきます。また漢方薬も取り入れながら、患者さんのお悩みに合わせた多角的なアプローチを行います。

感染対策についても教えてください。

玄関には非接触型の検温器と消毒液を、入り口横には手洗い場を用意します。外来受診や検査は、予約システムの導入によりスムーズに診療を受けられ、来院時の待ち時間もほとんどないようにしていきます。院内のこまめな換気や消毒はもちろん、診察室や処置室など各部屋にウイルスの除去にも役立つ空気清浄機を設置し、リハビリ室は紫外線照射装置でさらに空気清浄を強化し、空気の温度を一定に保っていきます。また私も含め、スタッフのユニフォームは数種類用意して、毎日同じユニフォームを使用しないように工夫しています。

「六角形」と「鹿」がモチーフの明るい院内

ロゴマークや院内デザインがとても印象的です。

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ロゴの「六角形」は人間の細胞の重要な要素であるベンゼン環をイメージしているんですよ。その中に多様性を表すカラフルな模様を置き、真ん中の木はそれらを支えています。当院も木のようにどっしりと構えながら、皆さんの健康を支えていけるといいですね。私の好きな六角形は、長寿のシンボルであり「調和」と「統合」を意味しており、日本古来からある「麻の葉模様」も院内デザインとしてもあちこちに取り入れています。もう一つのポイントは「鹿」です。鹿は希望と再生のシンボル、心地良い生活をめざすリハビリテーションに通じるものがあります。絵画や置物のほか、院内に入ってすぐ目につく場所に、京都の芸術家による鹿モチーフのタペストリーを飾りました。かわいらしく繊細なデザインです。ご来院の際はぜひご覧ください。

診察の際に心がけていることを教えてください。

今までも、なるべく専門用語を使わず、患者さんにわかりやすい言葉での説明を心がけてきました。具体的に理解しやすいための工夫として、図や模型を用いたり、時には患部に触れながら説明することもあります。治療面では「何が必要なのか」を見極めながら、ガイドラインやエビデンスを念頭に入れ、その患者さん一人ひとりの症状に合わせた治療プランを立てるようにしています。そのスタイルで、当院でも丁寧に診療を行っていきたいですね。

今後どのようなクリニックにしていきたいとお考えですか?

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信頼するスタッフとともに、いよいよ2021年10月より患者さんをお迎えします。さまざまな事情からリハビリテーションを求める患者さんに対し、心のこもった対応と適切な医療を提供していきたいと思っています。そのために私自身が健康でないと、患者さんに良いアドバイスができませんので、バランスの良い食事と適度な運動を心がけ、ここ数年は週に1度の加圧トレーニングで汗を流しています。スタッフにとって働きやすいクリニックづくりも、私の最も重要な課題の一つです。スタッフ全員が健康で幸せでなければ患者さんによい医療を提供できないと考えています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

人生100年時代といわれる現代、医療を通じて“well-aging”による充実した生活のお手伝いができればと考えています。めざすのは親しみやすく温かみのある「かかりつけ医」です。リハビリテーションはもちろん、機能測定やインソールのご相談、装具や義足装着後のフォローにも対応します。食事の際のむせや飲み込みにくさ、ひざや足の痛みなどを感じたらお気軽にいらしてください。

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