短い治療期間で行う
患者負担の少ないインプラント治療
銀座並木通り歯科
(中央区/銀座駅)
最終更新日:2021/10/12


- 自由診療
インプラント治療は、治療期間が長いというイメージを持つ人も多いのではないだろうか。実際、従来のインプラント治療は、インプラントを埋めてからかぶせ物をするまでに1年以上かかるケースも多かったという。しかし、技術の進歩は著しく、手術回数が少なく治療期間の短い、さらに痛みや腫れも少ないという患者負担を軽減したインプラント治療が可能になってきているそう。「当院では、抜歯と同時に仮歯まで入れるインプラント治療を行っています」と話すのは、「銀座並木通り歯科」の山根茂樹院長。基本的には、早ければ2~3ヵ月、長くても10ヵ月以内に終えることができるという、同院の患者負担の軽減を図ったインプラント治療をレポートした。
(取材日2020年10月27日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qインプラント治療のメリットを教えてください。
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A
インプラント治療は、歯の欠損部分に人工の歯を補填する治療の一つです。両脇の歯を削って3本分の負担を2本の歯で担うブリッジ、取り外しする金具を両脇の歯にかける入れ歯もありますが、どちらも悪くない歯にも負担をかける方法です。そうなると、長い目で見た時に他の歯を失うリスクにつながりやすくなってしまいます。また、機能的、審美的な面で違和感を感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、インプラントは他の歯を削るなどの負担を求めず、独立して歯槽骨の上に人工の歯を立ててかぶせ物をする治療なので、より噛みやすく、より審美的なメリットが望める方法といえるでしょう。
- Qインプラント治療にデメリットやリスクはあるのですか?
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A
自由診療なので費用がある程度かかってしまうこと、外科的な処置が含まれるため、治療期間が長めになることはデメリットと言えます。インプラントは他の歯に負担を求めない代わりに骨に負担を求めます。ご自身の歯も骨に負担をかけているわけですから、それ自体は問題ないと思いますが、インプラントに適した骨の量があることが重要になります。そのため、インプラントに適さない全身的な疾患をお持ちの方は、インプラント治療を受けることができません。インプラントの最大のリスクは歯周病だともいわれます。従って、歯周病のリスク因子である糖尿病や喫煙、長年歯を放置し続け歯槽骨が健常でないことは治療においてのリスクとなるのです。
- Qなぜ歯科医院によって料金に差があるのですか?
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A
インプラントは自由診療なので、病院や歯科医院がそれぞれの治療料金を設定することができます。インプラントには世界で200社以上のメーカーがあるとされ、その価格もさまざまです。インプラントの上のかぶせ物の質、治療のステップやレベル、施術する歯科医師の技術や設備によって大きく差が生まれてくる治療でもあります。歯科医師が自信を持って施術するために「ここは譲れない」というところが各院にあり、そこで料金に差が出てくるということだと考えています。当院では、徹底的にこだわった設備のもと、厳しい目で選定したメーカーのインプラントを用いて、専門の歯科医師が施術を行っています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング
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インプラントだけでなく、入れ歯やブリッジなど欠損補綴治療のメリット、デメリットをすべて説明し、患者の納得を得てから治療方法を決める。カウンセリング時には症例写真や模型を使うなどして詳しい説明を行っていく。その上で、患者がインプラント治療を希望する場合は検査へと移行する。
- 2検査
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インプラント治療が可能な状況かどうかを診断するための精密検査。3次元的な断層写真で骨の状況を確認する歯科用CT撮影、口腔内写真の撮影を実施。口腔内の模型作製なども行う。これらの精査により、インプラントが適用できるか、どのような手術ステップが適しているのか、インプラントのサイズや埋入位置などを判断。だいたいの治療期間や治療の難易度も判明するという。
- 3検査結果の説明
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患者のCT写真や検査で得られた情報をもとに、インプラントのサイズや埋入位置、どのようなかたちで埋入するのが適切なのかの説明がある。抜歯後、期間を置いてインプラントを埋入するのか、抜歯と同時に埋入するのか、抜歯と同時にインプラント、さらに仮歯まで装着するのかなど、患者一人ひとりに合わせた治療計画が伝えられる。インプラントのシミュレーションソフトを使い、具体的な手術手順についても説明。
- 4手術
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コンピューターによるシミュレーションに従い、手術補助器具を用いて安全に配慮しながら精密に手術を行っていく。手術時間は、1本であれば約15~20分程度。その日に仮歯まで入れる場合でも約1時間で終了する。同院では検査と説明を充実させ、歯科医師が術前の準備に時間をかけることで、手術時間の短縮を実現しているそう。
- 5アフターメンテナンス
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術後は2~3ヵ月に1回メンテナンスを行う。歯磨きがうまくできている人や歯周病のリスク因子が少ない人は、その後、半年に1回、1年に1~2回のペースに移行していく。メンテナンスの内容は、上手にブラッシングができているかの確認、かぶせ物が割れていないかなどのチェック、噛み合わせの調整、エックス線撮影、細かい粒子を強圧で歯に吹きかけるパウダーメンテナンスなどが含まれる。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/40万円~、メンテナンス/1万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。