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鈴木 亮広 院長の独自取材記事

横浜駅西口歯科第2医院

(横浜市西区/横浜駅)

最終更新日:2023/11/30

鈴木亮広院長 横浜駅西口歯科第2医院 main

「横浜駅西口歯科第2医院」は、横浜駅から徒歩5分。院内は白ベースの色調でまとめられ、北欧風カフェを思わせる雰囲気が印象的な待合室。患者が感じがちな緊張をほぐしてくれそうだ。鈴木亮広院長は大学卒業後、大学病院や基幹病院の歯科口腔外科で研鑽を積み、2020年から同院に勤務。2023年2月に院長職を継承した。入口を入ると、受付では優しい笑顔のスタッフが出迎えてくれる。親知らずの治療に力を入れている同院の特徴の一つは、専門性の高さと相談のしやすさを両立していること。今後は「親知らずの抜歯」というニッチな分野のスペシャリストとして、正しい知識の啓発にも注力したいと話す鈴木院長。何でも相談しやすい雰囲気の鈴木院長に、クリニックの特徴や今後の展望について話を聞いた。

(取材日2023年10月27日)

専門性の高い医療の提供に尽力する

初めに、すてきな内装についてお伺いします。

鈴木亮広院長 横浜駅西口歯科第2医院1

2020年3月に当院が開業した場所は、こちらとは別の近隣地。当時この場所は本院が利用していましたが、鶴屋町へ移転することになったので、本院に代わり当院がここに移りました。この内装には、理事長の思いが凝縮されています。私が気に入っているのは、とても開放的で閉塞感を抱かずに院内で過ごすことができるところ。院内には多くの窓がレイアウトされており、すべての診察台から外光を取り入れることができます。クリニックに来られる方の多くは、何かしらの緊張感を持っています。閉鎖空間に身を置くことで緊張感が高まり、恐怖に至る場合もあるでしょう。また、窓がない診察台で麻酔治療を施す場合、時には気分を悪くされる患者さんがいらっしゃいます。患者さんの気持ちを少しでも和らげ、リラックスした状態で治療に臨んでいただける環境づくりに配慮されていると思います。

クリニックのコンセプトを教えてください。

当院は「親知らずの診療」をうたっているように、ほとんどの患者さんが親知らずの抜歯の相談で来院されます。他のクリニックでは苦手とされる場合が多い分野ですが、当院はあえてそこを売りとする医療を提供。私の前任の院長が同分野のスペシャリストであり、理事長とこのコンセプトを固め準備を進めていたところに、私が参加しました。私は医科の大学病院の歯科口腔外科および一般歯科の研鑽を積んだ後に、当院とのご縁がつながりました。

クリニックが3つに分かれている背景をお聞きします。

鈴木亮広院長 横浜駅西口歯科第2医院2

当院は抜歯専門で、本院ともう一つの分院は、一般歯科なども行っています。3院を目的別に分割しているわけではなく、患者さんのご相談が増加したのに伴い、その受け皿を広げるために診察台と歯科医師の増強を図りました。結果的に、現在は3院体制で患者さんのニーズに全力でお応えしています。当院が2020年3月に開業するのとほぼ同時に、私が参加。そして2023年2月、私は院長職を継承しました。当法人の各スタッフは、自分の所属が1つのクリニックに固定されているわけではありません。私は第2医院の院長ですが、本院へ出向いて抜歯治療を行うこともあります。こうしたスタイルは、専門性の高い医療の提供に努める法人ならではの取り組みだと思っています。

難易度の高い抜歯にも対応できるクリニック

「親知らず抜歯」に向ける院長の思いをお尋ねします。

鈴木亮広院長 横浜駅西口歯科第2医院3

親知らずの抜歯は、大きな病院あるいは特定クリニックに出向く必要があると思われがちです。一般歯科を担当する病院にいた時、親知らずの抜歯を希望する患者さんが来院しました。この患者さんに、私が対応可能である旨をお伝えすると「ここでできるのですね」という驚きとともに、大きな喜びの声をいただきました。その病院では、短時間かつ痛みや腫れが軽く済むように努めながら数多くの抜歯治療を行いました。この経験をきっかけに、自分は「親知らず抜歯」を極めることで、より多くの方に貢献できるのではないかと考えるようになり、現在に至ります。「親知らず抜歯」は専門性が求められる処置であるため、対応可能な医療機関は限定的。そのため、多くの患者さんが処置を受けるまでに多くの調整時間を要し、困っているのが現状です。私は「人と道具さえあれば、対応できる処置」だと考えているので、お悩みの方はぜひ私にお声がけください。

高齢者への抜歯や難易度の高い治療にも対応いただけるのでしょうか。

年齢を重ねるにつれて親知らず抜歯は難しいといわれていますが、私は年齢だけが理由で抜歯できないとは思っていません。当院には90歳の患者さんもいらっしゃいます。また、一般的な歯科クリニックで有病者向けの治療を相談した場合、大きな病院を紹介されることが多いと思います。私は医科の大学の歯科口腔外科において、多くの有病者向けの臨床経験を積んできました。そのおかげで、私の「対応可否を判断する境界線」は、難易度の高い位置に据えられていると自負しております。例えば心臓に疾患を抱える患者さんの場合、循環器担当の医師に心臓エコー情報を共有いただき、その情報をもとに当院における歯科医療の検討を行います。豊富な臨床経験を有する歯科医師が対応しますので、何か不安なことがあれば、ご相談だけでも結構です。気軽にご連絡ください。

これまでの経験で、現在の診療スタイルにつながっていることはありますか。

鈴木亮広院長 横浜駅西口歯科第2医院4

私は大学卒業後、最初に研鑽を積む場として医科の大学病院を選択しました。そこを選んだ理由は、一般治療だけでなく外科的な分野も含めて幅広く学ぶ機会が得られると思ったため。そこでの経験は、かなり厳しいものでした。医科の大学病院だったので、歯科大学の6年間で学んだ知識のほかに、医科の知識を学ぶ必要がありました。また勤務時間終了後に、当直に入ることも。夜中に搬送される何人もの急性期患者の対応に追われ、同時に入院患者の処置なども行いました。この当直を通じて、自分の施したサポートによって患者さんに感謝される経験を得ました。そして「医療従事者としてのやりがい」を感じることに。これをきっかけに、患者さんによりレベルの高いサービスを提供するには何をすべきか、何ができるのかを自発的に考えるスタイルに変化しました。

心がけることは、患者目線の感覚と柔軟な状況判断

院長が患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

鈴木亮広院長 横浜駅西口歯科第2医院5

「この患者さんの本当の悩みは何だろう」と、心の奥底にあるものを探るという感覚を持って患者さんと接しています。この方が困っていることは、このことだろう。それならば、こうした言葉がけが適切であろうという感じです。常に患者目線で、目の前の患者さんの様子を観察して、適宜対応を調整しています。例えば、本当は抜歯したくないのだろうと察した患者さんと接した場合は、本当に抜いたほうが良い歯と、抜かなくても大丈夫な歯はきちんとお伝えします。患者さんの不安を少しでも軽減できるよう、日々精進しております。

今後の展望についてお聞かせください。

「親知らず抜歯」が狭い分野であるからこそ、私はその分野のスペシャリストとしてより大きな責任感を持って、多くの人に正しい知識を提供していく役割を担っていると思います。当院に来たからといって、必ず抜歯するわけではありません。患者さんの話をじっくりとお聞きして、不安な部分を吐き出していただきたい。そして抜歯不要という結論に至り、患者さんを笑顔にできるのであれば、それは喜ばしいことです。私の売りの1つは「わかりやすい説明」。私が処置をさせていただく場合は、必ず私自身がその内容について丁寧に説明を行います。そこには、強いこだわりを持っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

鈴木亮広院長 横浜駅西口歯科第2医院6

抜歯の要、不要にかかわらず、ほとんどの患者さんは不安な気持ちで来院されます。患者さんから「ここで抜歯と言われたら諦めるしかないという思いで来ました」と言われたことも。こうした気持ちの患者さんに処置を行う場合は、期待を上回る価値を提供することを考えながら実践しています。例えば、右側の抜歯に1時間を要した方がいたら、左側も同じ程度の時間を予想すると思いますが、より短時間で終了できるように努めます。ほかには想定したほどの痛みや腫れを感じることなく、予後を過ごしていただけるようにと考えています。抜歯に関する不安があれば、一度お話をしませんか。抜歯が不要とわかれば安心できますし、処置が必要であれば全力でお応えさせていただきます。

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