全国のドクター9,384人の想いを取材
クリニック・病院 160,950件の情報を掲載(2021年1月24日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 門真市
  4. 大和田駅
  5. ばば耳鼻科クリニック
  6. 中耳炎などによる聴力低下や耳垂れの改善をめざす耳の日帰り手術

中耳炎などによる聴力低下や耳垂れの改善をめざす
耳の日帰り手術

ばば耳鼻科クリニック

(門真市/大和田駅)

最終更新日:2020/12/07

Main Main
  • 保険診療

近年、慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎などの耳の手術が、以前に比べてより手軽に受けられるようになってきている。医療機器の進歩により、日帰りでの手術が可能になったためだ。そもそも慢性中耳炎のように一度鼓膜に穴が開いてしまうと自然治癒で塞がることはないといわれる。今まで手術を先延ばしにしてきた中高年患者の中でも希望する人は増えてきているそうだ。「症状が改善すれば、患者さんの生活も豊かになるでしょう」と話すのは「ばば耳鼻科クリニック」院長の馬場奨(ばば・すすむ)先生。繰り返し起こる耳垂れなどの症状の改善はもちろん、聴力の回復も望めるため、よりアクティブに生活を楽しむことに役立ててもらいたいそう。今回は日帰りで行える耳の手術の内容について詳しく教えてもらった。 (取材日2020年11月17日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどのような耳の手術を行っているのですか?
A

慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎のほか、耳硬化症、耳小骨奇形などにも対応しています。耳の治療は、直接薬を入れる点耳薬や内服薬によって症状を抑えていく保存療法が一般的ですが、それだけでは根本的な治療にはつながりません。耳の聞こえが悪い方や耳垂れなどの症状が繰り返し起こる方、炎症によって平衡感覚を失ってめまいがする方などには、手術をお勧めしています。中耳炎などによってできた鼓膜の穴をふさぐための手術である鼓膜形成術ならば30分~1時間程度、鼓膜の穴をふさいで、さらに病気のもとを取り除いたり、人工の耳小骨を入れたりする鼓室形成術などでも3~4時間程度で手術が可能です。

Q手術に伴う費用や痛みについて教えてください。
A

保険は適用されますが、高額療養費や医療費控除などの制度を利用したとしても、少ない金額ではありません。しかし、手術後は今まで治療を受けるためにかかっていた通院やお薬などのコストは必要なくなるはずですし、なにより日常生活が豊かになることは間違いないと考えています。また、痛みに関しては、手術中は局所麻酔や眠たくなるようなお薬を使いますからほとんどないでしょう。術後も痛みや出血、感染症などのトラブルも極まれで、万が一痛みが出ても、当院では24時間対応を行っていますので、安心して手術を受けていただると思います。

Q貴院では、手術に対してどのような取り組みを行っていますか?
A

患者さんに安心して手術を受けていただくため、治療部位の状態を確認していただけるよう、手術室には複数台のモニターを設置し「医療の見える化」を図っています。また手術中はチャイムをお渡しし、痛みを感じた際にはすぐに医師へ知らせることができるようにしました。CTや聴力などの検査機器はもちろん、手術に使う道具や衛生管理機器などもすべて精度の高さを重視した先進のものを採用し、特に内視鏡は細径でありながら解像度の高いものを導入しています。手術では、内視鏡と顕微鏡を併用して使い、内視鏡で治療部位全体をさまざまな角度から確認し、顕微鏡で繊細な作業を行うことで、より低侵襲で安全に配慮した治療を提供しています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診票に記入し、診断を受ける

持病や服薬中の薬などについて問診票に記入し、耳の中の状態を確認。手術を希望し来院していても、耳垂れや炎症などの症状が強い場合には先に治療を行う。その後、症状が落ち着いてから手術の判断がされる。手術をしたほうがいい場合には、院長よりその旨が伝えられ、その後に看護師と詳しい手術の話をする。あえて看護師やスタッフと話す機会を設けることで、院長には聞きにくいことも話し出しやすい雰囲気をつくっているそうだ。

2手術前検査の実施および手術の流れについて説明

手術日が決まれば、より詳しい検査を行うために再度来院。聴力検査やCT撮影のほか、心電図、血液検査、尿検査を受ける。より詳しく患者の状態を把握するため、時には医師が患者のかかりつけ内科医師に直接連絡することもあるそう。翌週に検査結果を確認するため、もう一度来院。その際に、手術の流れや先進機器を用いた治療内容などの説明を受ける。疑問や不安な点はこの時点までにしっかりと確認しておくことが重要。

3手術当日

手術の1週間前から発熱チェックが必要。また、食事は手術の3時間前から制限される。当日は30分前に来院し、手術着に着替えて、メディカルチェックを受ける。手術中は点滴を行い、モニターで心拍数や酸素量などを常にチェックし、万が一の場合に備えているそう。手術中はまどろんだ状態ではあるものの、モニターに映し出される自分の治療映像を確認することもできるそうだ。

4術後はリカバリールームにて回復するのを待つ

手術後はおよそ1〜3時間かけて回復室にて休息する。個人差はあるが、リカバリー後もまだ完全に麻酔が抜け切れていないと考え、帰宅には付き添いを頼むほうが良いそう。術後は耳に詰め物をして包帯で圧迫されている状態。翌日に再度来院して異常がなければ包帯を取り、その後しばらくは小さなテープを貼った状態で過ごすことになる。吸収される糸で縫っており、抜糸もなく傷痕も小さく目立たないそう。

5経過観察のため、後日通院

2週間後に来院し、耳の中のガーゼを取って状態を診てもらう。聞こえの状態が安定するまでは鼓膜形成術で1ヵ月半~2ヵ月、鼓室形成術は2~3ヵ月はかかる。2週間おきに通院して状態を確認する。

ドクターからのメッセージ

馬場 奨院長

耳の手術では、まず元の状態を知ることが重要です。耳垂れや炎症が起こっている状態で手術を行っては、完治がめざせないだけでなく、かえって状態を悪化させることもあるからです。手術を希望して来院されたにもかかわらず、まず治療が必要となることもあり、煩わしいと感じることもあるでしょうが、完治をめざして頑張っていただきたいですね。近年の技術進歩で手術は身近なものになっていますから、他院での診断に疑問を持たれた方や、片耳が聞こえているからと放っていた方も、一度ご相談ください。当院であれば普段の通院の延長で手術治療まで検討することができます。いつでもお待ちしております。

Dr 1
Access