土日祝日や出勤前にも対応し
大腸内視鏡検査のストレスを軽減
大田大森胃腸肛門内視鏡クリニック
(大田区/大森駅)
最終更新日:2024/12/02


- 保険診療
男女を問わず日本人の死因ランキングで常に上位の、大腸がん。今や、誰でもかかり得る国民病と言っても過言ではない。しかし、ほかの消化器のがんと比較して進行が遅いので、早期発見・早期治療ができれば完治も十分期待できるという。見逃しのないように大腸内視鏡検査は定期的に受けたいところだが、「予約が面倒」「つらそう」などと敬遠している人も多いのではないだろうか。「大田大森胃腸肛門内視鏡クリニック」では、なかなか決心がつかない人にも、さまざまな工夫を凝らして受診を呼びかけている。忙しい人もスムーズに大腸内視鏡検査を受けてもらうためにどのような工夫をしているのか、星野敏彦院長に同院の取り組みについて詳しく解説してもらった。
(取材日2024年9月18日)
目次
平日は7時半から診療開始。土日祝日も16時半までの時間帯をウェブ予約で選択可能
- Q忙しい人が受診しやすいように、どんな取り組みをしていますか?
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A
▲診療時間を早朝から設けるなど工夫を凝らしている
まず診療時間を幅広く設定しています。平日は早朝7時半からとし、大腸内視鏡検査も午前中から行っています。平日はどうしても都合がつかなくても、土日祝日もやっているのでご安心ください。仕事や用事のついでに立ち寄りやすいよう、大森駅から徒歩2分という利便性の良さにもこだわりました。また、ウェブ予約システム、事前ウェブ問診を採用。来院してから問診票を記入する手間を省き、下剤もご自宅でも服用できるようにして、院内滞在時間は極力減らしています。症状によっては受診当日に大腸内視鏡検査を受けられる場合もあるので、ご相談ください。
- Q事前ウェブ問診について詳しく教えてください。
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A
▲事前ウェブ問診でスムーズに診察を受けることができる
事前ウェブ問診とは、予約時にウェブ上の問診票に答えていただくシステムです。現在どのような症状で、何に一番困っているのか、それがどれくらい続いているのかなど、まず病状についてお尋ねします。その後に続くのが、既往歴、服用している薬の種類、飲酒や喫煙の習慣、家族歴などの質問です。基本的に回答は簡単な選択式になっていますが、自由記入欄に詳細に書き込んでいただくこともできます。事前ウェブ問診の内容は電子カルテにも反映されるので、診察室であらためてお話しいただくご面倒もありません。事前にご自宅で問診に答えることで頭の中も整理され、より落ち着いて受診できるのではないでしょうか。
- Q胃と大腸の内視鏡検査を同じ日に受けることもできるのですね。
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A
▲鎮静剤を使用するなど負担の少ない検査に対応している
多忙な方が一度で済ませられるよう、胃と大腸の同日検査も行っています。両方合わせて15分から20分ほどかかりますが、来院回数や食事制限の制限回数も減るので、同日検査を希望する方も少なくありません。まずは、下剤で大腸内をきれいにして、上部内視鏡検査から始めるというのが一般的なやり方です。一方、上部内視鏡検査が終了したタイミングでスコープから十二指腸に下剤を注入するという方法もあります。どうしても下剤を飲むのが苦痛という人でも無理なく大腸内視鏡検査ができるのは大きなメリットです。しかし、鎮静剤の投与が2回必要になる点に注意してください。
- Q1日に数多くの検査をするため、どのような工夫をしていますか?
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A
▲診療の質の向上をめざし、先進の検査機器を導入
例えば、予約システムでは、患者さんの都合と当院の空き検査時間を照らし合わせ、効率良く予定を組めるようにしました。また、先進の画像強調観察技術を搭載した内視鏡システムを導入し、胃や腸の粘膜の状態を精密かつスピーディーに把握できるというのも当院の強みです。さらに、スタッフや患者さんの動線にもきめ細かに配慮するなど、検査全体がシステマチックに進むように改良を重ねています。今後は医師やスタッフもさらに拡充したいところですが、これまで同様に十分な経験を持つメンバーだけで精鋭チームを維持し、さらなる効率化を進めていきたいです。
- Q特に検査を受けてほしいのはどのような人ですか?
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A
▲定期検診を推奨する院長。早期発見が重要
大腸がんの発症リスクは40歳から上昇します。まさに仕事や子育てで忙しい世代かもしれませんが、ぜひ検査を受けてほしいですね。私は消化器外科を専門とする医師として、大学病院などで胃がんや大腸がんの手術も数多く経験してきました。消化管にメスを入れるというのは患者さんにとってつらくないわけがありません。進行がんになれば治療には苦痛を伴い、完治が難しいケースも多々見てきました。だからこそ、クリニックレベルで内視鏡検査を受けていただき、早期に病変を発見したいと切に願っています。そのためにも、これからも受診しやすいクリニックづくりに尽力していくので、気軽に利用してください。