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初期症状が目立たない糖尿病
合併症を防ぐため早期発見が肝要

たしろ代謝内科クリニック

(福岡市城南区/七隈駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

血管障害をはじめ、神経障害や目の障害、腎臓の障害といった深刻な合併症を引き起こすこともある糖尿病。この病気が怖いのは、初期の自覚症状が乏しいところだ。そのまま放置しておくと、いつの間にか進行していたということにもなりかねない。ただし、適切な治療を通じてうまく付き合うことができれば、通常の日常生活を送っていくことも可能だという。患者数が多く国民病とも呼ばれるこの糖尿病について、地域の患者に寄り添う姿勢で取り組むのが「たしろ代謝内科クリニック」の田代尚崇院長と田代未知副院長だ。多くの人を重症化から救いたいという思いで代謝内科を専門に選んだという2人に、病気の特徴や同院で受けられる治療について話を聞いた。

(取材日2021年8月5日)

医療の進化で治療法は日進月歩。発症の兆候を放置せず、専門の医師に相談を

Q糖尿病とはどのような病気なのでしょうか?
A
1

▲一人ひとりに寄り添う医療を提供していきたいと語る尚崇先生

【尚崇先生】インスリンと呼ばれる、血液中の血糖値を下げるホルモンが不足したり、うまく働かなかったりして、慢性的な高血糖状態になるのが糖尿病です。発症の原因によりタイプが分かれており、中でもよく知られているのが1型糖尿病と2型糖尿病でしょう。1型は免疫反応が正しく機能せず、膵臓のインスリンを出す細胞が壊されてしまうことが発症の原因として挙げられます。一方、2型はそうした自己免疫ではなく、食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足といった生活習慣の乱れや、肥満、加齢などの「環境的要因」で発症リスクが高まるのに加え、もともと糖尿病になりやすい体質を受け継ぐ「遺伝的要因」も関連すると考えられています。

Qどういった症状が出ると糖尿病が疑われますか?
A
2

▲資料などを用い、わかりやすく説明をしてくれる

【未知先生】初期症状はほぼないため、知らないうちに進行するのが糖尿病の怖いところでしょう。悪化するにつれて、「喉が乾く」「尿が増える」「倦怠感がある」「体重が減る」といった症状が現れるので、このような不調を感じたら要注意です。特に2型糖尿病は、インスリン分泌の限界量、つまり分泌されるインスリンの量の限界値が低いと、発症しやすくなります。限界量には個人差がありますが、加齢によっても低下しますので、中高年が多く罹患する傾向にあるのもそのためです。先に挙げたような症状が続く場合は、念のため専門の医師に相談してみると良いと思います。

Q症状をそのまま放置してしまうとどのようなリスクがありますか?
A
3

▲糖尿病と今後うまく付き合っていくためにも、早めの受診を勧める

【尚崇先生】血糖値が高い状態が続くと血管に負荷がかかり、やがて血管障害からさまざまな合併症につながります。代表的なものとして、糖尿病性網膜症や糖尿病性腎症、神経障害がある他、高血圧症、脳梗塞、心筋梗塞、脂質異常症(高脂血症)など、関連する病気は多岐にわたります。合併症が重症化すると、網膜症による失明や、腎症が原因で人工透析を余儀なくされるなど、深刻なケースも。またいろいろな感染症にかかりやすくなることも問題です。例えば足の皮膚が感染すると、血管障害で壊疽(えそ)になりやすいのに、神経障害のために痛みを感じにくくなります。発見が遅れて足を切断せざるを得ない場合もあり、注意が必要です。

Q早期発見・予防がポイントになってくるのですね。
A
4

▲治療だけでなく、正しい食生活についても指導していく

【未知先生】そうですね。早期に発見して適切な治療を早めに始められれば、健康な人と同様の生活を送ることが可能です。そのためにも、ぜひお願いしたいのが定期的に健康診断を受けていただくことです。血液や尿の数値に異常がないか確認してみてください。最近の一般的な健診では、血液検査に「HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)」の項目があります。これは1~2ヵ月前から検査日までの血糖の平均を表す数値であり、この結果をもとに精密な診断ができるようになってきました。まずは予防を意識して、運動不足の解消や食生活の見直しが重要です。肉や炭水化物に偏った高カロリーな食べ物は避け、健康的な食事を心がけましょう。

Qこちらのクリニックではどのような診療が受けられますか?
A
5

▲2人の医師が連携をし、患者の希望に沿った診療を提供していく

【尚崇先生】1型はインスリンを注射で補うのが基本です。2型は食事や運動の指導とともに、必要に応じて投薬治療を行います。医療の進歩に伴い、インスリンを効きやすくするものや分泌を促す薬、糖の吸収を抑制する薬など選択肢が多様になりました。当院でも先進的な方法を積極的に取り入れています。例えば、腕や胸に装着して、24時間血糖値の動きを見る薄いシール型の計測器もその一つで、痛みを心配せずにつけていられ、精密な薬剤量の調整にも役立てています。 【未知先生】患者さんに丁寧な診療をスムーズに受けていただくことも重視しています。院長と私が2つの診療室に分かれて診ることで、待ち時間の軽減にも努めています。

ドクターからのメッセージ

田代 尚崇院長、田代 未知副院長

糖尿病は長年放置したままにしておくと合併症が進行する怖い病気です。一方で、適切な治療を受けられれば、健康な人と変わらない生活も十分可能だということを、ぜひ多くの方々に知っていただきたいですね。当院では患者さんが安心して治療に取り組めるよう、「一人ひとりに寄り添う、患者さん本位の親身な診療」をモットーに掲げ、わかりやすい説明を心がけています。糖尿病を専門とする私と副院長の2人の医師をはじめ、スタッフ一同でさまざまな工夫を行っていますので、まずは気軽にご相談ください。糖尿病の治療はきちんと続けていくことが大切です。一人で抱え込まず、一緒に歩んでいきましょう。

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